2010.10.07
フォンテトレーディング来所
フォンテトレーディングの松岡社長が、今度、新しく発売される
ジェットバスをワゴン車に積まれ商品説明に来所されました。
バスルームについてのいろいろなはなし
日本人は、これまで入浴について追い炊きによる浸かり湯の共有が
住宅において一般的でしたが、若い人を中心にシャワー派が増えつつあります。
我が家でも二人の息子ともシャワーで、妻もシャワーが中心です。
妻なんか浴槽に入る際、髪の毛が一本でも沈んでいると入る気が失せると言っていました。
その言葉を真に受けたボクなど上がる前にまるで風呂屋のさんすけごとき格好で
浴槽に髪の毛が浮いたり、沈んでいないか
一本一本すくったりして上がる涙ぐましい努力をしたりしています------トホホ。
結局、底の浅い洋風バスでその都度、水を入れ替えた方が心理的には
似合うのではないかと思います。
そうなると浴槽の上から不細工な蓋を被せなくて済み、浴室環境における
湿気にも有効でありデザイン的にもスマートであるという考え方になります。
排水溝もデザイン上の処理も含め、非常にやっかいです。
どうしても、体脂や髪の毛で詰まりやすく、
入った人間が詰まっていることに気付いて、取り除かなければ
浴室、洗面間が完全フラットのバリアフリーの場合、
洗面所側のマットがオーバーフローでビショビショになってしまうことがあります。
したがって、浴室側を20ミリから30ミリ程、下げた方が無難です。
その場合、強化ガラスの扉を浴室側への内開きとし洗面床より少し下げて
設置することがあるのですが、ヒンジ(丁番)による回転の引きを見ておかないと
開けた時に床の立ち下がりに当たる場合があります。
松岡社長によれば、海外のヒンジは180度開きになっているものがほとんどで
逆に洗面床よりマットの厚みを考慮して強化ガラス戸の下端を少し上げておき
ガラスの表面を伝って下りる水滴に対し、床の立下り位置を離してあげることで
洗面側にも浴室側にも開けるようにした方がいいという意見を頂きました。
また、建築家の窪田さんなどは排水溝を目立たない隅に300角で設定し
その上に四周のスリットを確保した上で、タイルを被せているそうです。
当アトリエも今回の飯塚のパラレルについては、換気扇の位置を開口部側の
カーテンボックス内に設置し、全く見えないような配慮をしましたが
排水溝については見え方としては十分ではなく、
機能を踏まえた上でもっと詰めなければいけないと思いました。
事務所でのバスルームにおけるよもやま話の後、アトリエ前に置かれた
ジェットバスの実物を見させてもらいました。
ジャクソンやTOTO商品の半額近い金額でしかもオプションの組み合わせが
自由にできるようになっています。
また、通常、ジェットバスの場合、浴槽の立ち上がり部分に点検口が必要に
なるのですが、このバスでは、天井に目立たないようにフックを取り付けるための
メス穴のボルトを建築工事において2ヶ所設置し、ガラス用吸盤による
吊り上げにより、メンテナンスのための点検口がいらないようになっています。
どなたかお風呂好きの施主の方、是非、ボクにご一報を!
フォンテのジェットバスを使った住宅の設計依頼をお願いします!
2010.10.06
オープンデスク募集
今週、月曜日より近大3年生の田中さんにオープンデスクで来て頂いています。
田中さんは昨年前期に非常勤講師としてボクが教えた学生で
構想力及びそれを形にする上で非常に優秀な方でした。
昨年5月28日の近大プレゼというブログにおいて
北極星を中心に回転する星の軌跡の写真からイメージを膨らませ
形にした彼女の作品を紹介しました。
今週一杯のオープンデスクですがとても助かっています。
今後、学生、社会人(建築の実務経験者)の方でオープンデスク希望の方は、
メールにて問い合わせをしてみて下さい。
何故、社会人も入れるのかと言うと、
むかし、自分も独立したいと思うものの
なかなか、踏ん切りがつかず、悶々としている時に
会社を9時に終えた後、
同級生の井本と大場、そして柳瀬さんの事務所でアルバイトをしたことがあります。
井本はいきなり徹夜、大場は精度の高い図面、柳瀬さんは展開図を起こして
空間イメージを膨らませるなど、みなそれぞれのやり方で
アトリエ系事務所というものがどういうものか、
少しばかり体感させてもらったことは大きな経験でした。
ほんとは、事務所同志で期間限定のスタッフ交換などをやってみるのも
面白いのかもしれませんが、戻りたくないと言われてしまうと
面倒になるかもしれず難しいところです。
2010.10.02
ハーバード大学マイケル・サンデル教授による白熱教室
NHKの教育テレビにおいて日曜日に放送され話題になっていた
ハーバード大学でのマイケル・サンデル教授による講義「白熱教室」が
東京大学の学生を相手に安田講堂で行なわれ、「白熱教室」IN JAPANとして
先週の日曜日に教育テレビで放送され、非常に興味深く拝見しました。
前半の講義「イチローの年収は高いか?」と後半の講義「戦争責任を議論する」の
二つのテーマで行なわれ、ボクは前半授業の最後の方から見ました。
サンデル教授は正義に関する三つの概念を上げます。
1、正義は、幸福の最大化を意味する。
2、正義は、人間の自立と尊厳の尊重を意味する。
3、正義は、市民の美徳を育み、良き生に基き判断する。
これに基き、問題提起を行ないます。
日本人の平均年収が450万円、オバマ大統領の年収が3500万円、
そしてイチローの年収が15億円。
果たして、イチローの年収は、オバマ大統領より42倍も払う価値があるのだろうか?
あると思う人意見を、またそう思わない人意見をと求めます。
オバマは全世界に対する仕事と責任を担っており、イチローはスポーツという分野に
限られているのでオバマにもっと払うべきという意見もあれば、オバマは国民に選ばれた
責任と義務において税金を使って問題を処理しているのであり、
人が見たいと思って見るイチローとは違い、大勢の人々が見たいと思った結果
としてのイチローの報酬は妥当であるという意見もありました。
また、そうやって得た報酬に対し、国家は税率を高くして強制的に徴収し
分配すべきか、それとも個人の寄付に委ねるべきだろうか?
これに対し、東大生による様々なディベートが交わされ
次第に問題の本質に収斂されていきます。
後半は、「戦争責任を議論する」というテーマで道徳的責任、道徳的義務に関する
議論が行なわれ、戦争責任は個人的なものとして負うべきか、または集合的な
ものとして負うべきか、また、道徳的責任はあるのか、道徳的責任は
世代を超えるのか?
以上の議論を行なうために、家族に対する忠誠心の問題として
簡単な投げかけが行なわれます。
あなたは、東京大学の高名な教授であり、弟はヤクザで殺人事件を起こしてしまいます。
あなたは、弟をすぐに警察に突き出しますか?
とっかかりは極めて平易であり、それが次第に政治や経済、道徳の問題へとつながり
最後には、極めて哲学的な思考を求められるという展開で
哲学というものが人間存在について考えるだけでなくもっと
現実的な問題において有効な思考であることを気付かせてくれるのが
非常に面白いと思いました。
さて、この番組が明日の日曜日、教育テレビにおいて6時より前編が再放送されます。
興味がある方は、是非、御覧になって下さい。
また、前編を明日見逃された方は、来週の日曜日に後編が放送されます。
2010.09.28
百道 M PROJECT 基礎配筋
当アトリエから歩いて3分の現場、百道M PROJECTの
厚さ1mの浅層地盤改良が完了し、現在、分節した柱を立て基礎地中梁の配筋を
行なっています。
敷地が30坪と狭いため、基礎工事は隣地境界ぎりぎりでの施工になっています。
柱をつなぐ上部のフレームは、仮留め用の部材で地中梁のコンクリート打設後
上部の鉄骨の棟上げの後、取り外します。
また、前面道路が狭く、回り込みも厳しいため
トラックが鉄骨を積んで右折できる長さに柱が分節されています。
浅層地盤は液状化対策のため現状土にセメント系固化剤を
添加混合することで地盤の強度を上げるもので、テーパーをつけた基礎梁の
高さまでフラットにミキシングした後、固化する前に地中梁部分を削り出しています。
当初、見積り段階ではどの施工者からも大変でできないという意見がありましたが
東京での実績がある構造の神野さんの指示のもと、問題なく施工でき安心しました。
通常、柱を固定する柱脚は地上部に露出し、不恰好になるため
この現場では、高価なハイベースを使用せずに鉄骨を地中梁とともにコンクリート
を流し込んで打ち込みます。
その結果、鉄骨の柱脚部分は鉄筋が通りSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
のような納まりになっています。
施工はみぞえ建設さんでがんばっていただいています!
2010.09.27
ASJ 北九州スタジオ住宅展
25、26日とASJ主催の北九州スタジオ住宅展に参加しました。
今回は福岡からは、森裕くんとアーキタンツの福田さんが一緒で
後はほとんど北九州の建築家の方々の計9名の参加でした。
僕は今回で3回目の参加でしたが、一番年長者でした。
今回は、一部展示ボード内容を新しく且つインパクトがあるように写真を大きく
作ったつもりでしたが、森くんのより迫力ある展示を見て
まだまだ不十分であることを思い知らされました。
いろいろ考えた展示物の吊り下げ方法についても、うまく行ったものの
スタッフのフジヤマとアリヨシに前日に行ってもらいましたが
設置に手間取り一人では意外と難しいことがわかりました。
森くんの掲示方法をヒントに
もう1度もっと簡単な方法を考え直さなければいけないと思いました。
また、これまで展示内容は、水周りや、エントランス、階段、和風などと部位別に分け
いろんな住宅のシーンを寄せ集めたものと単体の組み合わせにしており、
部位別をとっかかりにテーブルに置いてある竣工写真を手にとって
説明を行なうなど、やり方としては悪くないようにも思いますが
3度目になると自分の手掛けた住宅のアピールについてインパクトが
弱いような気がしました。
もっと大きな写真で迫力が出るものを選んだ方が
さらに個性を強調できるような気がしました。
あんまり高そうに見えたり、とがってみえたりすると逆に
ドン引きされる可能性もあり、難しいところですが-----—。
再チャレンジでこれがオオイシだあ!みたいにしてみたいと思います。
土、日含め60組近い来場者の中で
15組ほど話をさせていただき、
土曜日は、マンション最上階の100㎡の住戸のリフォームの相談や
年配のご夫婦の50坪くらいの木造平屋建ての相談などがあり
日曜日は、住宅地を購入予定の方でハウスメーカーや注文住宅の提案に
満足できない方の相談など、3組の方で設計依頼の可能性を感じましたが
さて連絡があるでしょうか?
















