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フォンテトレーディングの松岡社長が、今度、新しく発売される
ジェットバスをワゴン車に積まれ商品説明に来所されました。

バスルームについてのいろいろなはなし

日本人は、これまで入浴について追い炊きによる浸かり湯の共有が
住宅において一般的でしたが、若い人を中心にシャワー派が増えつつあります。
我が家でも二人の息子ともシャワーで、妻もシャワーが中心です。
妻なんか浴槽に入る際、髪の毛が一本でも沈んでいると入る気が失せると言っていました。
その言葉を真に受けたボクなど上がる前にまるで風呂屋のさんすけごとき格好で
浴槽に髪の毛が浮いたり、沈んでいないか
一本一本すくったりして上がる涙ぐましい努力をしたりしています------トホホ。
結局、底の浅い洋風バスでその都度、水を入れ替えた方が心理的には
似合うのではないかと思います。
そうなると浴槽の上から不細工な蓋を被せなくて済み、浴室環境における
湿気にも有効でありデザイン的にもスマートであるという考え方になります。

排水溝もデザイン上の処理も含め、非常にやっかいです。
どうしても、体脂や髪の毛で詰まりやすく、
入った人間が詰まっていることに気付いて、取り除かなければ
浴室、洗面間が完全フラットのバリアフリーの場合、
洗面所側のマットがオーバーフローでビショビショになってしまうことがあります。
したがって、浴室側を20ミリから30ミリ程、下げた方が無難です。
その場合、強化ガラスの扉を浴室側への内開きとし洗面床より少し下げて
設置することがあるのですが、ヒンジ(丁番)による回転の引きを見ておかないと
開けた時に床の立ち下がりに当たる場合があります。
松岡社長によれば、海外のヒンジは180度開きになっているものがほとんどで
逆に洗面床よりマットの厚みを考慮して強化ガラス戸の下端を少し上げておき
ガラスの表面を伝って下りる水滴に対し、床の立下り位置を離してあげることで
洗面側にも浴室側にも開けるようにした方がいいという意見を頂きました。

また、建築家の窪田さんなどは排水溝を目立たない隅に300角で設定し
その上に四周のスリットを確保した上で、タイルを被せているそうです。
当アトリエも今回の飯塚のパラレルについては、換気扇の位置を開口部側の
カーテンボックス内に設置し、全く見えないような配慮をしましたが
排水溝については見え方としては十分ではなく、
機能を踏まえた上でもっと詰めなければいけないと思いました。

事務所でのバスルームにおけるよもやま話の後、アトリエ前に置かれた
ジェットバスの実物を見させてもらいました。

ジャクソンやTOTO商品の半額近い金額でしかもオプションの組み合わせが
自由にできるようになっています。
また、通常、ジェットバスの場合、浴槽の立ち上がり部分に点検口が必要に
なるのですが、このバスでは、天井に目立たないようにフックを取り付けるための
メス穴のボルトを建築工事において2ヶ所設置し、ガラス用吸盤による
吊り上げにより、メンテナンスのための点検口がいらないようになっています。
どなたかお風呂好きの施主の方、是非、ボクにご一報を!
フォンテのジェットバスを使った住宅の設計依頼をお願いします!

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