2013.01.24
YOUは何しに日本へ
福岡では水曜夜の11時50分から放映されているテレビ東京の
「YOUは何しに日本へ」という番組を何気なく観ましたが
これが凄く面白い!
成田空港に到着する外国人に対し
YOUは何しに日本へという突撃インタビューを試みるだけのシンプルな番組ですが
どういう職業でなんの目的で日本へ来ているのか
みなそれぞれ様々であり、国際空港という舞台において
筋書きのないドラマがあり非常に面白く拝見しました。
18か月の新婚旅行で世界を巡っているフランス人の若いカップルに出会い
その場で同行取材、カウチサーフインというネットを通して日本で
無料で宿泊を提供している東京都内のアパートへ直行。
住人はフランス人の男性でカウチサーフィンに登録すれば
他国から来た旅人を無料で宿泊させる代わりに自分が外国に行ったときには
無料で宿泊できるというシステムらしく、かれら夫婦と交代のドイツ人の男性がいました。
数日後、再度アパートへ行ってみるとフランス人のカップルは観国に行ったということで
今度はその住人であるフランス人にところで「YOUは何しに日本へ」と聞いてみると、
フランスを出て80か月の目標で世界中を旅をしながらその町に
住んでみているとのことでした。
働いていないらしく、フランスを出る前に貯めたお金で節約しながら生活をしているとのこと。
家の中の家電製品などはすべてネットを通して中古品をもらった物らしく
欧米人にもかかわらずしっかりしててさすがだと思いました。
------などなどお勧めです!
2013.01.23
IPHONE 5 コンシェルジェ機能
昨年の9月にIPHONE 5を購入して4か月が経ちますが
11月末に初めてコンシェルジェ機能がついていることを知りました。
下のボタンをしばらく押しておくと
何かご用ですか?というコンシェルジェ機能となります。
妻への簡単なメールなどに大変重宝していました。
たとえば「大石〇〇子にメール」
と言うと内容について聞いてきます。
「きょうは食事を済ませました」と言えば
それを文章にしてくれ
「送信しますか?」と聞いてきます。
「はい」と答えるだけで自動的に送信されます。
メール苦手のオジサンにとって「ひゃーこれ便利!」となります。
ところでスタッフのスミくんより「愛している」と言うと
何かいろいろ言い返してくるということを聞き、やってみました。
すると
おおう!!「光栄です」と言ってきました。
他にもいろいろあるようで、妻に聴き間違われないように人目を忍び
「君が好きだ!」とか
「もうすき!すき!すき!」とか
IPHONEに向かって言っています。
コンシェルジェを呼び出し「今日は寒いね!」と言ってみると
39度?それではわからないので「摂氏で温度を教えてください」と言うと
「意味がわかりません。インターネットでお調べ致しましょうか?」と聞き返してくるので
「もうバカ!」と言うと
「もうバカの意味がわかりません。インターネットでお調べ致しましょうか?」とのこと------。
2013.01.22
漆という力
先週、ボクがアトリエにいないときにウシオスペックの佐藤さんが来られ
新たなカタログとともに愛知県の豊田市美術館で行われている「漆という力」という
作家展のポスターと招待券を頂きました。
豊田市美術館は谷口吉生氏の設計による傑作と言われる建物の一つですが
まだ行ったことがありません。
できれば一度見てみたいと思っているのですが。
ところで「漆という力」というこのポスターを眺めていると
漆の持つ魅力を新たに現代的な形で甦らせているこの田中信行という作家の方は
凄いと思いました。恥ずかしいながら全然知りませんでした。
日本古来からある漆というものは、
本来、日本家屋の奥の間で水のような輝きを放つ器としての存在感があったものの、
その後現代においてどこにでも反射するものが溢れている空間との関係性の中で
本来あるべき存在感が無くなってきたのではと思っていました。
4月7日までということですがどうしましょうか----------。
2013.01.20
映画「ル・コルビジェの家」
先週、毎日新聞の夕刊、映画欄に取り上げられていました映画「ル・コルビジェの家」
昨日の伊東豊雄氏の講演において、
講演前のKBCシネマでこの映画の上映後トークショーにも出られたそうで
それを聴いて帰ってきた妻が是非、観たいという話になり
日曜日のきょう、午後6時35分からの上映に行くことになりました。
近代建築の父と評される建築家ル・コルビジェが設計した住宅では
南北アメリカ大陸において唯一のブエノスアイレスにあるクルチェット邸(1949年)
を使用しての映画で、「ル・コルビジェの家」とはあくまで邦題です。
クルチェット邸は外科医の自宅兼診療所でしたが、
映画ではミラノサローネに出品する世界的家具デザイナーである主人公の妻の父親が
購入し、主人公夫婦と中学生の娘が住んでいる設定になっていました。
建物は前面の広い通りに面し左右と奥は隣地と直接つながる共同壁で界されています。
敷地は間口が小さく奥に長い形状で中間に中庭を取り、二つの箱に分け
手前の箱の1階をピロティーと駐車スペース、2階が診察室
奥の箱は1階がユーティリティ(暖房ボイラー室、洗濯室)、2階が住居スペースエントランス
3階がリビング・ダイニング・キッチン、4階が3つの寝室とサニタリーで
手前と奥の箱の中庭に面して1階から2階までのスロープが設置されています。
矩形の敷地に対し前面が斜めに切られている場合、
斜線に対する形のまとめ方としてどのように折り合いつけるのか難しいところですが
この住宅においては前面ファサードを斜線に対し垂直とすることで
奥の建物との向きの変化を生み出し単調になっていないところがさすがだと思います。
映画では2階診察スペースがデザイナーの書斎として使用されていました。
その上部は前面の公園の緑を眺めるための屋上庭園となっており
シーンの一部としてパーティーなどにも使われる気持ち良いスペースとなっています。
物語はそういう建物の奥に隣接する共同壁の一部を隣に住む男が
リフォームで光を部屋に入れるために穴を空けたことから始まります。
主人公は事前の連絡もなく、自宅居室の窓の向かい合った壁に窓を作ることは
プライバシーの侵害であり法的に違法であるということを訴えますが、
果たしてアルゼンチンでは正当な権利なのか疑問です。
むしろ光を入れるために開口部を作ることの方が正当な権利であると思うからです。
ただ後からこのクルチェット邸のプランと説明を読んでみると
この状況は映画上の架空の設定ではなく、確かに現状が同じで
そこに目を付けた脚本が面白いと思いました。
有名な住宅作品に住むインテリで世界的デザイナーと下品で人間的でやーさんぽい隣人との
窓を巡る掛け合いによってストーリーが進みます。
ポスター左側の下品な男役のこのおっさんの演技がとにかく見事です!
ただこの映画、我々ものを創造する職業の人間にとって
主人公の行動は非常に不愉快であり、
こんなに責任から逃げる人間に決して良いものは作れないとついつい憤ってしまいました。
こんな人間と同じように見られてしまうこと
または建築家やデザイナーがどうしてこのように描かれるのか悔しいと思いました。
ストーリーとしてはよく出来た映画になっています。
上映は今週金曜日までです。
建築家の柳瀬さんが観に来られていました。
柳瀬さんは筒井康隆の小説のような映画と言ってました。
2013.01.19
新規PROJECTの提案
きょうは、昨年11月より住宅の依頼を受けていました新規PROJECTの提案で
久留米のM PROJECTの現場の後、ご自宅に伺いました。
高さの違う3つの箱が中庭を挟んで並列し、2つの中庭は東の庭へとつながる構成。
3つの箱は、帽子型断面として外部に出た小庇(つば)によって仕上げが上下に分かれ
下側に趣のあるシックなレンガタイルを張りたいと考えています。
リビングダイニングスペースは内側のスペースにも庇を出し仕上げを分けるようにします。
きょうは4時よりアトリエ近くの西南大で建築家の伊東豊雄氏の講演があり
行きたかったのですが時間的に難しいのでスタッフの松尾さんと妻が拝聴。
3部構成ではじめに伊東さんの菊竹事務所時代の話があったそうで
珍しいと思いました。
素人にとってもわかりやすく大変面白かったということでした。
講演時間には間に合わないので帰りにカッシーナに寄り
田川 T PROJECTの追加家具についての相談をしてきました。























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「ル・コルビュジェの家」はクルチェット邸の内部空間も疑似体験できてとっても面白かったです。
筒井康隆は、ブラックユーモアを散りばめた、人間の微妙な心理劇がすんごく面白いんです。些細な出来事を、最初は簡単に処理できると思って安易にやってしまったことが裏目に出てしまい、焦って行動すればするほど、深みに入って得体の知れない、恐怖・不安にかられ、一見平穏であったものがガタガタと崩れていき、最後は破滅へと自ら進んでしまう。といったあり得ないようで、あり得るストーリー。
その夜、変な夢を見ました。隣の変なおっさんが丸い黒ぶちの眼鏡をかけて現れ、実はコルビュジェだったのです。コルビュジェはそれまでの厚い壁に囲まれた暗く不自由な建築に対して、近代建築五原則を提唱し、光溢れる住宅建築を通してそれを実現しました。
ハンマーで壁をぶち破り、俗物デザイナーに膝を詰めより頼み込むル・コルビュジェ。
ラストの壁を塞ぐシーンは余韻たっぷり、エンドロールも楽しかったです。
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柳瀬さん書き込みありがとうございます。
柳瀬さんの映画や小説に対する感度の高さは
いろいろな場でお話を聴くたびに
造られる建物はその意識の集合体としての結果だと
いつも思います。