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12月7日、日曜日、東京は昨日に続き快晴!

朝食をホテルで済ませ、青山より渋谷に出て東横線に乗り、大倉山へ。
今月の新建築に紹介されていました妹島和世さん設計の集合住宅を見てきました。

構成のプロセスがわかりやすく、雑誌よりも実際の方が洞窟的で
曲面状にくり抜かれたヴォイドが上下に重なり、立体的抜け感と奥行きを感じさせます。
壁を白く塗装すれば、曲面としての柔らかさが出たかもしれませんが
仕上げがコンクリートの打ち放しのため、ソリッド感のほうが強く
その結果として洞窟的に感じてしまうのかもしれません。
地面に繊細な地被植物が所々に植えられており、ピンクの草花との組み合わせが
とても詩的な雰囲気を造り出していました。

その後、いよいよ乃木坂のギャラリー間の安藤忠雄展に。
ところが-----—ガーーン!
日、祭日は休みということでした----------。
全ての予定が狂い、やむを得ず近くの黒川さんが設計された新国立美術館に。


想像以上にダイナミックな空間でしたが、たまたま、日展があっていることもあり
とにかく人が多く、ざわついています。
メインのホールすべてに展示室の入り口が団地のように配置されているためか、
巨大な建物の割には、鑑賞者が分散されず落ち着かない印象を受けました。

その後、東京ミッドタウンの21・21 DESIGN SITEで開催されている
吉岡徳仁のSECOND NATUREを見て帰途につきました。

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山田 守は、岐阜に生まれ、東大の建築学科在籍中に当時前衛としての
建築運動であったウイーン分離派の影響を受け、石本喜久治、堀口捨己らとともに
分離派研究会を立ち上げました。
後に山口文象も加わりますが、石本喜久治は現在の石本建築設計事務所の創始者であり、
山口文象はRIA(アール・アイ・エー)の創始者となります。
山田は、卒業後、逓信省(後の郵政省と電々公社とKDD)に入り、
電信局・電話局や郵便局、逓信病院などを設計、なかでも
東京中央電信局(1925)や東京逓信病院(1937)は、戦前の日本の近代建築として
建築史上高い評価を受けています。
東京中央電信局では分離派の影響を強く受けた造形的なものであったのに対し
東京逓信病院では、一転して機能主義的建築へと変貌します。

戦後は、設計事務所を青山に開きACTIVE OLDMEN ASSOCIATE(AOAビル)
というオフィスを構えます。
病院建築の創始者として東京、大阪厚生年金病院(1954日本建築学会賞受賞)
などの数多くの病院を手掛けるとともにウルトラマンでのバルタン星人との戦いの
舞台として有名な無梁版構造(フラットスラブ)の東京都水道局長沢浄水場(1957)や
日本武道館(1964),京都タワー(1964)など数々の著名建築を手掛けました。

晩年は、表現主義的作風が外観に強く反映されたように思います。
曲線の山田とも言われ、もともと、外観の造形に強いこだわりがあった反面、
内部の空間性にはあまり興味がなかったように思いますが、武道館の天井デザインは、
表現主義的であり強い個性を感じます。

没後、子息の山田達郎氏が継がれ、それまでのアトリエ的な体制から組織事務所への
転換に尽力され現在に至ります。
わたしが入社したのは、山田守没後で、学生時代に曲線の大石と呼ばれ
造形デザインに興味を持って入ったものの
建築における機能を徹底的にたたき込まれました。
恣意的である曲線に必然性が得られない理屈から
曲線はわたしの中で次第に影を潜めていきましたが
現在の建築の潮流は、コンピューターを使用した三次曲面による新しい建築が
もっとも前衛であり、もう自分の中で「べからず」はつくらないほうがいいと考えています。

長くなりましたが、17年間在籍した山田守建築事務所の創始者 山田守について
紹介しました。
東京ステイつづく----------。

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12月6日土曜日の朝、降りしきる雪の中、東京に出発。
みぞれまじりの雪の中を 飛行機が上昇すると間もなく
厚く垂れ込めた暗い灰色の雲の中に突入し、
やがて次第に明るさが増していきます。
さらに上昇を続けると、真っ青な空の下、太陽の光を受け
真っ白に輝く雲のじゅうたんの上に出ます。
人類が発明した飛行機という乗り物を通し、雲の下と上の世界の相違を
こんなに劇的に体験させてくれることにいつもながら感動を覚えます。
「星の王子さま」で有名なサンテグジュぺリが「夜間飛行」という本で
飛行機を操縦して体験した空の美学について書き綴っていますが、
それはそれは感動ものです!

さて、東京は快晴!
急いで山田守建築事務所のOB会の会場である青山に向かいました。
東京は福岡と打って変わり暖かく、着込んで来たことに後悔。
会場に入って間もなく、たまらなく暑くなり、急いでトイレへ。
フジヤマがいう「モモヒキ」を脱いで、会場へ。
それでもたまらなく暑く再度、トイレへ。
今度はとっくりのセーターを脱ぎ、シャツとジャケットだけに。
やっと落ち着きました。
こういう場所では。薄く着た上に厚いコートを着ていくなりしないといけないと
改めて思いました。
厚いコート-----–。もう古いのしかなく着る頻度も少ないので、もったいなくて
最近、買っていません。やっぱり必要かなあと思ったりして-----–。

午後の1時より始まり、全員の自己紹介が大幅に長くなり5時過ぎに終了。
その後、2次会を渋谷の道玄坂のお店で行なって10時ごろお開きに。

小泉首相による郵政改革が、ボクのいた事務所に大きな打撃を与えていた
事実がわかり、複雑な思いになりました----------。

渋谷より青山の宿泊先である青山ステイまでフラフラ歩きながら
avex本社前のクリスマスツリーがきれいだったので
酔っ払いながらもカメラを取り出しパシャリ!

もうツリーの形になっていません。

つづく-----------。

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あー寒い!
きのうと打って変わり、風も強く気温が急速に下がる中
2時より、フジヤマとともにLEAF HOUSEの現場定例に行ってきました。
施主との打ち合わせにおいての詳細な確認がいろいろとあり
みぞれも降り出す寒風吹きすさぶ現場に3時間!
しっかりと仕事をしてきました。
施主ご夫妻もお疲れ様でした。
どのような確認なのかと言うと
外壁塗り壁の左官仕上を現場で塗っていただき、風合いの程度の確認
外部物干場と花壇位置
外構植栽の範囲及び樹種
外構追加車庫の仕様についての再検討
キッチンまわりのキッチンパネルの範囲
主寝室の扉の施錠方法
車庫扉の施錠方法
ロールスクリーン設置位置の再確認
建具枠、階段踏板、上がり框塗装見本の確認
壁仕上げ、塗装及びクロス張りの範囲
追加木製スクリーンの床及び天井のとめ方
施主支給エアコンの品番確認
などなど-----—-。
使い勝手において、工事のぎりぎりまで時間を無駄にされずに考え抜かれる
施主の姿勢には頭が下がります。
機能がベースの要望ではありますが、常にデザインも問題ないのかを問われます。
したがって、車の開発に携われておられただけに
機能と感性における冷静な客観性を求められており大変勉強になります。

LEAF HOUSEは、来週より外壁の塗り壁仕上げ工事に入り、
内部は、壁の石膏ボード張りと天井ボードの塗装下地としてのパテ処理を行なっています。
年末までに、前田建具の前田さん造作の家具が順次入る予定で
はやく、前田さんの家具を見てみたい気持ちでいっぱいです!
大変時間がかかりましたが竣工は1月末になりました。

“LEAF HOUSE現場追い込み” への1件の返信

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荒戸で計画していました司法書士オフィスの基本設計が本日終了しました。
構造については、施主特命の施工会社より木造在来工法3階建ての構造計算
ができる方を紹介していただき、柱サイズも120角でOKで、
室内の有効寸法がもっとも大きく確保できるようになりました。
耐震壁の配置についてもこちらの提示した位置で納まり、唯一、奥の南側の開口部位置
のみが変更となりました。
木造の在来とすることで素直に無理なくシンプルになったと思います。
今日の施主との最終打ち合わせでは、各階の照明計画と
トイレのデザイン及び水栓と手洗いボール、床のグレー系の塩ビタイルなどの
確認を行ないました。

グレー系の塩ビと赤錆び色の耐震壁と正面のガラスに下げる色物のレースのカーテンとの
組み合わせについては、現場の段階で再度検討した上で判断することにしました。
それ以外は、壁も天井も真っ白にします。
奥の階段スペースは、床も含め真っ白になり、外から入ってくる光を
受け止め反射するガラスボックスになります。
また、正面のガラスを通し、連続する赤錆び色の耐震壁は、ガラスに張られた
半透明の飛散防止フィルムによってにじんだような見え方になる予定です。

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