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今日、日曜日は明け方の3時までのアルコールを残しながら、ヒラノとともに
広島の谷尻誠氏が設計された住宅のオープンハウスに降りしきる雨の中、
福岡県の外れ、大分県に近い豊前市に2時間かけて行って来ました。

午後2時半到着。約45坪の木造平屋建ての住宅でしたが
お、面白いー!
2時間かけて来た甲斐がありました。

谷尻さんと構造を担当されたオーノjapanの大野さんも来ておられ
説明を聞かせてもらいましたが、最近の福岡でのいろんな建築家のオープンハウスの中で
もっともコンセプトが明快で、且つそれが実感できる住宅でした。

提案については初期の段階から同じコンセプトで提案されていたようですが
いろいろな問題を解決していくなかで2年半の歳月が流れたそうです。
予算がないということは言い訳でしかなく、無くても常に何かを拾い実現させていく力は
尋常ではありません。

ボクも予算の問題は当然の事ながら大きな問題で、実現性に向けての
現実的配慮が常に頭の隅によぎります。
ただ、これを気にすればするほど次第に建築というものが
普通になっていくのも事実なのです。
全く気にせずにやることは勇気が必要で
常に大胆に発想し、次に悪魔のように細心に現実化する。
谷尻さんの説明を聞きながらそう思いました。

建物は6つの箱が矩形の敷地に合わせて配置されそれをつなぐ中間領域としての
通路が全て上部がガラスの屋根になっています。
通路の端部は全て高さ3mのガラスの引き戸でオープンになるようになっており
風通しに配慮がされています。網戸も設置されているため
6個の閉じた箱からは、光においては外部化された通路が見えながらも
インナーとして風が吹き抜け虫が入ってこない人工的外部としての自然があり
6つの箱の通路側にも取られた開口部を通し、明と暗が繰り返される
奥行きを感じ取ることができます。

写真でのシャープな印象ではなく、ゆるい感じの空間でとても気持ちがいい。
構造家の大野さんが言っていましたが、谷尻さんの建築は、写真だと
シャープでゴージャスに見え、不思議だと。
また、空間でがちがちに生活を規制するのではなく、
生活が通路スペースに次第にはみ出すことを望んでいるとのことでした。
ほんとうに久しぶりに感動しました。

“谷尻誠氏のオープンハウス” への2件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    面白いおうちですね。ガラス張りの天井とは・・・
    冬になり、寒さを心配しましたが、とても暖かく快適にすごしております。
    日を追うごとに、幸せを感じる毎日です。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    お久しぶりです!
    家を建てるZO!のブログ再開まだでしょうか?
    今度は家を建てたZO!に名称変更されて
    住み心地についてのコメントを今回の書き込みのように
    是非、お願いします!
    蓄熱暖房が効いているようで何よりです。

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福岡の若手建築家たちの企画で建築家の山下保博氏の講演に
嫁さんとスタッフで行って来ました。
前回は、窪田勝文氏に来て頂き、今回はその窪田さんもゲストとして呼ばれている
豪華メンバーでした。

6時開場、7時から講演の予定でしたが山下さんの到着が遅れ
7時半より始まりました。
山下さんは奄美大島のご出身で今回、建築家の松山将勝さんが同郷で面識があり
かれの紹介で実現した企画でした。

とにかく、エネルギッシュで元気!

建築家における社会的役割としてエコロジーの問題(循環型システムの開発)、
新しい工法(アルミの家、土の家等)の開発、
コストダウンを計ったプロジェクト1000の普及など常に具体的数字を示しての説明は
あいまいな観念性でも哲学でも理想でもなく、現実的実現性に向けた
説得力のある社会性を感じました。

社会性を語るためには、このように明快なものを提示しなければいけないという見本であり
若い建築家のみなさんにとって有意義な講演だったと思います。

それにしても、毎回思うのですが、建築家を志す若い人がこのような集まりに少ないのが
とても残念です。この情報は一体どれぐらいの人に届いているのか
届いているけれど来ないのか、届いていないのか?
おーーーーい、若い人!!どこーーーー?

幼稚園という場所、
夜は空いており、園長のご厚意によりそこを使っての明け方までのリラックスした議論は
たぶん、なかなかないシチュエーションですよ!
ここの講堂が熱気に溢れた夜の建築系幼稚園ACHRKINDY(アーキンディー)として
議論の場になっていくことを心から望みます!!

今回、窪田さん、山下さんに自分の作品を論評してもらった
勇気ある2名の若手建築家に対し敬意を表します。
みんなーーーもっと、もっと燃えよう!!!!!

本当に建築家になりたいと思うのなら恥かしくても物怖じせずに出よう!

自分は何かあるとちっぽけにも思うのならば勇気を持って集まりに出よう!

いままでの状況を変えたいと思うのならば行動しよう!

門をたたけ!さらば開かれん!!

すべて、昔の自分のことです。
  
オジサンは3時まで飲んだゾー----------–!
ipodで中島みゆきの世情を聞きながらビールを飲んでいます----------。

“アトリエ天工人 山下保博氏講演” への3件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    こういう場にはいつも行ってみたいとは思うのですが、
    気づくのはいつも事後…悔しいです。。
    たくさんの情報を拾い続けているのですが
    ローカルな事は届き辛いというのもあるかもしれません。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    今後、このブログでも主催者のご了解がいただければ
    情報をできるだけ早めに載せるようにしますので
    次回は是非、参加して下さいね。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    お返事ありがとうございます。
    前もって開催を知る事が出来た場合は、是非参加させて頂きたいと思います!

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きょうは、3時半より美しいまちづくり賞の現地審査が茶山のLEAF HOUSEでありました。
これまで、海辺の家とCITY CUBE,SHIMA STYLEの3件での経験があるものの
来られるのを施主と緊張して待っていました。
みなさん、事前にコンセプトを含めた概要を読まれておられるので
住宅の前での説明をどんなふうに話したら良いのか、
待っている間に言葉が駆け巡りました。

施主のご夫婦には、コンセプトをまとめたものをお渡ししており
また、十分に掃除をされ準備万端の状態で
最後に見え方を確認しながら小物を動かしたり、照明を一部点灯させたりして
微調整をさせていただきました。

そして、ついにその時が!
小さめのマイクロバス2台と県職員の車1台、計20名近くの方々が到着。
以前は、審査委員の方々のお名前と肩書きが事前に知らされていたような記憶が
あるのですが、6年振りに受けた今回は審査委員長の工藤先生以外は
ほとんど、どなたが審査委員の方かよくわからないような状態で対応しました。

9つのスペース各々は小さめに作ってありますので人で一杯の感じに写っています。

2階のロフトは、解体前のご実家にあった思い出の家具が置いてあり、
天井が低いため子ども時代の記憶が甦ってくるような懐かしさのあるスペースに
なっています。
はしごのような階段を上がると一挙に視界が開け、全方位を見渡すことができます。

さて結果はいかに?

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昨日、笹丘のY PROJECTの足場がやっと解体されました。
前面道路より降り下る斜面地に建っており、
建物は1階部分が半階道路より下がっています。
したがって前面の庇がある駐車スペース及びエントランスが中2階のレベルにあり
エントランスから半階上がると2階のリビング、ダイニングスペースになります。
2階は、かなり大きめの空中デッキがあり、プライバシーを守りながら
心地よい拡がりが感じられるようになっています。
その空中デッキはさらに1階の中庭とも垂直方向で繋がっており
下から見上げると二つのボイドを通し空が切り取られて見えます。
冬の空は空気が澄み、真っ青に見え、
白いふわふわした雲とのコントラストが美しく感じます。


木の柱はガルバリウム鋼板で巻き白く塗装します。

今月末に竣工する予定です。

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2009.11.18

ストレート

先々週、公園に向かって開け!プロジェクトのキッチンが無事設置したのに伴い、
キッチンを納入されたシステムキッチンメーカーのキッチンハウス営業の
小山さんが来られ、お礼を兼ね、鹿児島の焼酎「魔王」を頂きました。

「魔王」は、以前居酒屋で普通に飲めていたのですが、2~3年前から
人気が出て、居酒屋では飲めなくなりました。
先日の講演で、東京から来られた建築評論家の植田先生も
お酒は焼酎がお好きのようでしたが
さすがに東京の方はいも焼酎は苦手なようで、
「いいちこ」を飲んでいるとおっしゃっていました。
「いいちこ」は飲みやすいため全国的に人気があるようですね。

ところでその「魔王」とともに頂いたのがこれ

紛れもない直球勝負!
アトリエの掲示板に貼らせていただいています。
当アトリエでは、キッチンをほとんどフルオーダーでデザインして
作っている場合が多い(市崎O PROJECTでは前田製作所です)のですが
ここ2件、続けてシステムキッチンを採用しており、キッチンハウスにお願いしています。
キッチンハウスが最近出された木目調の高圧メラミンによるカウンターは質感が良く
アイランド型で使用すると家具のように見えます。
茶山の公園に向かって開け!プロジェクトでは、キッチンカウンター、家事カウンター
ダイニングテーブルが同一素材で統一され、グレード感が出ました。

みなさん、システムキッチンを検討されている場合は、
キッチンハウスのショールームに一度行かれてはいかがでしょうか。

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