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今日は、朝から九産大の空間造形演習の授業。
クラスは、5グループに分けられており、課題が変わるごとに、
5人の先生がスライドしていきます。
今回は、第2課題、9m角の立体キューブの空間構成ですが、
学園祭を挟んで2週間の期間がありましたが、相変わらず、ぜんぜんやっていない
生徒が多く、腹が立ってきました。
一生懸命やっている生徒も中にはいますが、やっていない生徒が多いと
本当にかわいそうです。
これまで、九産の授業は楽しくやらせていただいていましたが、
今年のような生徒が続くと、教える方も得るものが何もなく、
だんだんやる気を失ってきます。
来年も、同じような生徒ばかりであるなら、もう非常勤講師を止めようと思います。

昼過ぎに学校から帰り、平野とともに笹栗の住宅の現場に行きました。
施主の奥様に立ち会っていただき、一部屋ごとに現場を見ながら、照明スイッチと
コンセントの確認を夕方までかかり行ないました。

事務所に戻り、次は「西に向かって開け!プロジェクト」の現場からの質疑に対して
担当の笠置と打ち合せを行ない、やっと桜坂プロジェクトのスケッチ再開。
法規上の問題点について笠置に確認。
配置計画における法規上クリアできるスタディを繰り返し行ない、
アウトラインを決めた上で各階の平面プランの検討を行いました。
とにかく制約が多く、改めて難しい物件であることを実感しました。

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10月末に契約を行なった桜坂プロジェクト。
先週の11月1日に1回目の打ち合せを行ないましたが、
5月に提出した案よりもっと延床面積を増やすことになり
住宅専有部分を車庫を除き60坪程度で再度提案することにしました。
計画敷地が風致地区になっており、建蔽率が40%で1棟当たりの敷地面積が
56坪程度しかないため、ワンフロア当たりの床面積が75㎡(22.6坪)
しか取れず、とても難易度の高い計画です。
いかにしてゆとりがあるように見せるか腕の見せ所です。
だいたいにおいてこういう場合、難しい条件ほど、逆手に取った方が
大胆な提案になります。
今日は、昼は苅田町の現場に笠置と行って来ましたが、それ以外は、
ひたすら、スケッチを行ないました。
明日までには、何とか考え方の方向性を出したいと思っています。

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中学の同級生のドクターが、ふるさとの対馬に戻り開院するのを機に、
その友人である外資系製薬会社に勤務する同じ中学の同級生が、退社して調剤薬局を
展開する事業を始めることになり、付随して設置する薬局の設計を依頼されています。
彼にとっては、脱サラ後の最初の物件になります。
10坪の建物で、当初はリスクが多くお断りしていたのですが、
私が手掛けている建物のデザインが気に入っての依頼ということで
引き受けることにしました。
8月のブログでご紹介しましたが、その後2ヶ月の間に担当のヒラノがまとめ、
今日、見積りが出てきました。
心配していた通り、建物が2軒建つような大幅なオーバーで頭を抱えています。
もともと、離島での建設コストは割り高な場合が多いのと、
建物が小さい場合も割り高にはなります。
特別なデザインをやっていると思われるかもしれませんが、
その部分は、金額にして100万円くらいであり、
そのデザインが原因ではありません。
ただ、福岡での調剤薬局の一般コストに先ほどの割り高率(離島2割、小規模1割)
を乗せ、敷地条件に絡むプラスαと100万円を入れていくと、見積りに
近くなってくるため、逆にコストを下げる部分を見つけづらく
苦労しています。
とにかく、あの手この手を使って下げるしかありません。

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2007.11.04

トホホな休日

昨日は、文化の日。たまたま、妻との休みが重なり佐賀のバルーンフェスタに
行ってみようということになりました。
中3の次男は、高校受験が迫っているので留守番させ、夫婦二人だけの外出となりました。
バルーンフェスタで、巨大な気球が飛び交う風景をいつか見てみたいと以前から
思っていましたが、会場周辺がかなり混雑し、車で行くと大変ということを聞いており、
インターネットで確認しても公共機関での利用を勧めていたので、
JRで行くことにしました。
列車だと、やはりまず駅弁です。
さっそく、寿軒の駅弁屋を探し出し(最近、他の駅弁屋が増え、寿軒はどこにあるのか
わかりづらく、結局、改札に入ってからやっと見つけ出しました。)
お目当てのかしわめし弁当を買いました。
私は、昔から駅弁といえば寿軒のかしわめし弁当に決めています。

妻と駅弁を食べながら、上機嫌で乗ること50分。
臨時駅の佐賀バルーン駅に着きました。
とにかく、行ってみれば気球がいっぱい飛んでいるだろうとちびまる子のような
イメージを持って行ったのですが、どこにもぜーんぜん飛んでいないではありませんか!
妻からは、あなたインターネットでちゃんと調べてきたんじゃなかったの?
と言われ、 ちらりー、まる子ふう冷や汗------。
スケジュール表を見るとバルーン競技は朝の7時からと午後は3時からでした。
たまたま、着いた時間が2時だったので、妻をなだめながらも、
人ごみをかき分けながら、会場とおぼしい方へ歩くこと30分。

会場内の放送で今日の3時からの競技は、強風のため中止となりましたとのアナウンス。
ドヒャー
交通費に4400円、駅弁に1500円も使って福岡から来て、中止-----—。
間がもたないためか、スピーカーから流れてくる音楽とDJがうるさく、
すぐに帰ろうという事に。
急いで引き返し、佐賀バルーン駅に行ったのですが-----—-。
そこは長蛇の列。
15分おきにしか来ない2両列車に乗るのに待つこと1時間。

何しに行ったかわからん、トホホな休日でした!

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2007.11.01

基礎

最近、基礎に対する教え方について間違った指導を
しているのかなあと疑問を感じることがあります。

昔は、基礎というと同じことの繰り返しで全く面白くないイメージがあり、
私もそういう指導法については、やる気を失わせてしまうことにつながりかねない
と思い、疑問を持っていました。

的確な要領を遠回りせずに教えてあげることが、無駄な時間を使わずに
速い上達につながると信じていたのですが-----—。

長い時間かけて基礎をやって理解しているものは、その後の応用がとても速く、
基礎を省いて応用ばかりやっている人は、
状況が変わるとすぐに対応できなくなりやすいような気がします。

数学の公式と応用問題を数多くこなして、あらゆる問題に対応できる体制を
とっても限界があるのは、私自身受験勉強において経験をしてきたことです。
公式の奥にある道理さえ理解していれば、あらゆる問題への対応は、とても簡単
なのですが、これをわかっている人とわかっていない人の差は、とても大きく、
どうすれば、解消できるのか難しい問題です。

結局、あらゆる分野において、手っ取り早く大成できるものなどなく、
時間をかけて苦労をし、きっちりと基礎を理解している人ほど、その後のアイデアと
スピードが約束されており、速く応用を学んだ人ほど後で急速に伸びなくなる
のがこの世界のルールといってもいいかもしれません。

現代音楽をやるのにクラッシックは基礎として必要であり、モダンバレエをやるのに
クラッシックバレエは必要で、日本料理をするのにしっかりとした、だしの基礎を
学び、野球をやるのに地道なキャッチボールが重要であり、
ラグビーでも小さい間は、勝つためのテクニックを教えるのではなく、
しっかりと基礎をやってきたチームのほうが中学になって強くなるのを見てきましたし、
図面を書くのに伝えるための製図という基礎が必要です。

面白くないことをずっとやり続けてきた人が
後になって、結果的に良かったというケースをよくみかけます。
基礎は、体に染み込むまでやってこそ初めて応用が出てくるものではないかと思います。

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