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今日、福岡県の苅田町で着工している5 Similar Houseの顔あわせ会がありました。
この住宅は、建築プロデュースの会社であるフォルツアの紹介物件です。
これまで住宅をつくることに対し、各業種の職人さんたち(大工、左官、板金、塗装、クロス
、建具、造作家具、電気、給排水等)が自分の仕事に対して、責任や自負心を
持ってやることが少なくなってきている状況を踏まえ、
もっと施主や設計者の思いを伝えることによって自分たちがどんなものを作ろうと
しているのかを理解していただき、コンセプトに対するより良い提案や
全体の中での自分が担当している位置づけ、ポジションとしての重要性を踏まえた
仕事を通し、建物の竣工後に、家族に対しこれを俺がやったんだ!
といえるような家づくりをしましょうというのが、この顔合わせ会の主旨です。
確かに、工務店を挟んで、職人と施主、設計者があまりにも離れすぎると、
施工するほうも気持ちが入りにくい状況になっており、結果として良い仕事に
つながりにくい部分があります。
単純な話ですが、勾配屋根のある家ではなく、何故、わざわざフラットな屋根をつくらねば
ならないのか?という大工さんからの質疑もあり、疑問を持ったままでつくってもらうのでは
なく、我々にも説明を十分行なって理解してもらう義務があると思いました。
みなさんの自己紹介の中で、ご縁という言葉が数多くありました。
わたしも最後に、そういうご縁があるのですから、やる以上は逃げれません!一心同体です。
プライドを持って一緒にいい建物を作りましょう!という言葉で締めさせていただきました。

“5 Similar House 顔合わせ会” への2件のフィードバック

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    昨日はお忙しい中、また遠いところまでおこしいただきありがとうございました。我が家の新築にたくさんの方がかかわってくださることに感謝しています。明日はいよいよ上棟なので楽しみです。お忙しい毎日だと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    またもやフラットな屋根ですか~!
    確かに私も大石さんのデザインを見た時、現実味がありませんでした。
    こんなのが造れるの?とさえ思いましたが今は普通に感じています。
    一般の方が見るとまだ新鮮?なのかもしれませんね
     大石さんメール送るけど送れませ~ん

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住宅を検討されている施主の方へ建築家をプロデュースされる会社から
60問の問いに対する回答を求められました。
その中で、あなたの性格を一言で言ってくださいというのがありました。
ひと言は、とても難しい。
人間ってそんなに単純ではないと思います。
自分ではうまく答えられないので家族に聞いてみたところ、
妻には、不思議ちゃんと言われ、そんなの書けるはずないじゃない!
じゃあー、宇宙人っていうのはどう?
地球人からの仕事が来なくなるー!
中3の次男に聞くと、お父さん短気!
それって、お前がちゃん勉強しないからだろうが!
怒られても当然だ!
おい、知子!複雑ってどう?
あーそれもきっと変に思われるわ。明朗闊達っていうのは。
50才にもなってそれっておかしくない?
あー難しいねー。
そうだ面白いということにしとこう!
一問一答のおかげで大石家の夜はにぎやかにふけていきました。

“建築家一問一答” への2件のフィードバック

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    あの一問一答の答えには、そんなやりとりがあったのですね。。。
    大石さんには‘宇宙人’って書いてほしかったです・・・。
    だって、たま~に大石さん‘宇宙語’しゃべるんですものっ(^-^)

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昨日、笹栗の家が上棟しました。
担当は、平野です。
平屋建てで、屋根を緩勾配の寄せ棟にし、室内の天井と一体になった
フラットなプレートを四周に回しているため、近くで見ると軒と縁の
二つの水平ラインが強調されるようになっています。
和風を望まれてのご依頼ですが、安易に妥協するのではなく、
施主と設計者との一致点を見つけ出すことが必要だと思います。
それが、結果としてご期待に応えることになると確信しています。
プランは、必要とされる部屋と付属諸室を書の一筆書きのように各々,壁で
緩やかにくくりながらもワンルーム的なつながりと心地よい拡がりを考慮しています。

この建物では、建具工事(外回りの掃き出しは、全て木製建具)と造作家具を
一括工事から切り離し、大川の前田建具製作所に別契約で依頼しています。
前田建具の前田さんは、30代ですがとても慎重で緻密、且つ腕のいい方です。
はじめて、ご一緒に仕事をさせていただいた長崎の住宅の造作家具の出来具合
をみてびっくりしたのがきっかけです。
当アトリエにとって、レベルの高い仕事をするための信頼できるブレーンだと思っています。

“笹栗の家 上棟” への2件のフィードバック

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    すごく広いですよねぇ!
    これからも、建築が進むたびに(企業秘密の時は結構ですが)ブログに掲載してくださいね。楽しみにしています。
    ‘西に向かって・・・‘も、この篠栗とは、地形や条件が違うようなので、こちらも楽しみです。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    いつも書き込みありがとうございます!
    今週は、水曜日に苅田町で計画をしている5 Similar Houseが上棟
    します。この物件も含め進捗状況をご報告していきたいと思っています。

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2007.08.23

静と動

設計事務所というところは、一般の方のイメージとして
毎日、デスクに向かって図面を書いている印象があるかもしれません。
また、設計事務所に行きたいと思っている学生諸君も設計行為に対し、
デスクワークでのデザイン的な作業を常に行なっているようなイメージ
があるかもしれません。
ところが、設計の仕事を通して面白いと感じるのは、現場監理です。
以外に思われるかもしれませんが、自分たちが図面上で創造したものが、
現実に形となって立ち上がっていく様は、感動的です。
ものづくりとしての喜び、ワクワク感は現場にあります。
僕たちは、静としてのデスクワークと動としての現場を行きかいながら
忙しく動きまわっています。
動き回れることが、デスクワークに常に新鮮なアイデアをもたらします。
静があるから動が生き、動があるから静が生きます。
静と動は、お互いが補い合うものとしての状態であり、我々の仕事において
重要なキーワードです。

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今日より、「西に向かって開け!プロジェクト」の杭工事開始!
10トントラックに乗せた杭打ち機がついたユンボを
まず広い道路で降ろし、間口が2.6mしかない旗竿敷地の坂を
ぎりぎりで回転して自走で上り、さらに奥で回転して800ミリ下がって
いる敷地に下ります。
本当にかろうじて杭工事が可能だったことを考えると冷や汗が出ます。
鋼管杭の選択しかありえないきわどい工事でした。
今日中に30本の杭を打ち終え、明日、各杭のレベル調整を行ない、
フタの溶接をして完了です。

この敷地は、以前2階建ての木賃アパートが建っていたとのことで、地盤が安定
していると思っていたのですが、サウンディング試験を行なってみると、丘として
の勾配が下っている西側の間知積み擁壁側の地盤が盛土になっていて、
耐力がないことが判明しました。このまま何もしないで建てると
西に向かって傾け!プロジェクトになりかねないので、
基礎補強工事としての鋼管杭工事を行なっています。
これを行なうことで、将来、万が一建物が傾いた場合、保証対象にもなり安心です。

“西に向かって開け!プロジェクト杭工事” への4件のフィードバック

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    EZ工法ですか?今後NSエコパイルも宜しくお願いいたします。
    さて上記のHPにて8月24日からの”渚で暮らす”にてshimastyleが掲載されます。立ち読みもできますのでご覧下さい。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    アレー!たなっちも読んでてくれたんですね!ありがとうございます。
    一度飲みに行きましょう!この鋼管杭は、建物が木造の2階建て
    程度ですので、EZ工法ではありませんが、たなっちの会社の杭のこと
    をうっかり忘れていました。今後、気をつけておきます。
    「渚で暮らす」是非、拝見させてもらいまーす!

  3. SECRET: 0
    PASS:
      今度の現場は大浜公民館(2F建て)です。11月には新天町の活性化ということで時計台の場所にアーケードを造るための杭工事を行います。一度見学ください。
      というか、なかなか飲みにいけませんね~!私はいつでもOKです。ご連絡ください。
      ちなみにEZは競合です。写真の機械は08ですね。私どもは12、25がメインですが08も用意できますので宜しくお願いいたします。 

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