BLOG

甘木PROJECTの先週定例時に東側立面に設置する木製ルーバーの
ピッチについて現場で2種類のピッチ寸法の違うモックアップを
発砲スチレンボードで製作して頂き、クライアントに確認してもらいました。

木製ルーバーは内部にアルミ鋳物が入った奥行き50mmと100mm2種類の
厚さ25mmのルーバー材を使用し
50mm2段に対し100mm1段の繰り返しで25mm間隔と30mm間隔の2種類。

奥行きの違うものを交互に使用することで下から見上げた状態での
重なりの見え方がべたで揃えた場合に対し圧迫感が軽減されるとともに
陰影が強調されるメリットもあります。
外から内部の見え方が5mmピッチ変わるだけで微妙に変化し
25mmピッチでゴーサインとなりました。

また、ルーバーを3つに分割している柱には、外部デッキ用の堅木の南洋材
20mm×110mmを使用して2枚一組を1面で化粧カバーとして
構造柱の周囲を取り巻く予定でその組み合わせ納まりについても
部分ピースを大工さんに製作してもらい納まりを現物で確認しながら
進めています。

      

    

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


大学同期の井本氏が主宰する無重力計画の30周年パーティーに出席。
中州のIPcityホテルの1階宴会場を借り切り、
出席者は100人ほどで会費無料のご招待という大サービスのパーティーでした。
たしか、3か月前は伊勢神宮に一緒に行ったご利益がないとぼやいていましたが
今は、新たにスタッフを探しているようで-----ようやく------
お伊勢参りの効果が出てきたのだろうと思っていますが-----—-。

司会進行係は元スタッフでリズムデザインの井手くん
電子ピアノ演奏はボクと高校の同期で大学時代井本氏とも親しかった
九大建築出身で竹中工務店九州支店、支店長の吉田くん
パーティーの冒頭の挨拶も吉田くんが務めました。

しばらく自由に歓談の後、大学時代のスライドを見ながらボクのスピーチ。
次に彼が三浦紀之建築工房に入った時の1年後輩であり
ボクと高3の時の同級生だったY設計の家原くんのスピーチ。
次にその時代に知り合った柳瀬真澄建築工房の柳瀬さんのスピーチ。
などなど
最後は田中俊彰さんがスピーチの後、
福岡建築界に隠然たる影響力を持たれているヒラじいこと平安氏から
締めのお言葉。


(井本氏にこれまでお世話になった元スタッフ、
現スタッフ一同が並ぶ中での挨拶)

日本設計の森支店長、山下設計などの組織系設計事務所の方々や
フォルツアの青木氏、その他福岡で活躍されている建築家の面々、
クライアント、工務店など にぎやかな顔ぶれでした。

2次会は招待されていた大学の同期連中と近くの焼き鳥屋で飲みながら
大橋の元芸工大キャンパス広場で還暦同窓会をやろうということになりました。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

建築家の柿沼守利さんが26年前に設計された宗像名残荘が
建築プロデュースのプロトハウスさんの企画により
この度、別のクライアントに引き継がれることになり
その一部改修を終えた建物を拝見させて頂ける機会を得ました。


(堂々とした門構えと屈折して連なった車庫スペース、梁によって屋根が
かなり前に持ち出されています)


(むくりのついた屋根は、コの字型プランに対し寄棟となっており
 庭の緑の中にひっそりと佇んでいながらも堂々たる風格が漂っています)


(エントランスは引き戸ではなく開き戸でセンターにラッチを回すドアノブが
付くのは師匠の白井晟一に合わせています。)

ここを建てられた棟梁の川原氏にも直接お話を伺うことができました。
柿沼氏から渡された図面は5~6枚のみでそれ以外に師匠の白井晟一の
図面集を手渡されこのようにやって欲しいと言われたそうです。
ディテール等は施工図を作成しながらの確認作業で、
設計料の1/3はもらってもいいほどだったと苦笑されていました。
(大学を出て間もなく、30万円する白井晟一全集を月賦で購入し今も大事に
持っていますが白井氏の図面はすごい密度で詳細図が描かれています)

構造体にはクリ材を使用し、内部化粧材はホワイトアッシュが使われています。
外観から見るとすべて真壁造のように見えますが、外は大壁で柱・梁部分に
化粧材が使われており内部が全て真壁になっています。

中庭を囲むように土間スペースが巡るコの字型プランになっており、
瓦を貼ったこの土間スペースがこの住宅の大きなポイントで
この部分に大きなスペースが割かれ、
地盤とのレベル差を抑えるような工夫がなされています。

土間スペースの奥行きが1間(たぶん)、クリ材による300φの列柱に
グレーペンガラスがはめ込まれた外部との境界からの軒の出が1500mm。
部屋からはかなり奥行きのある構成になっています。


(居間スペースは茶室と繋がっており、天井は寄棟の形状に合わせた段状の
上がり天井で間接照明が入っています)

コの字型に配置されたプランは、現在のライフスタイルなどの家族像からすれば
かなりパブリック的な部分が優先されているため使いづらいところも
あるかもしれませんが、住宅というより美術館のような建物で
ディテールや素材に対し相当な労力が費やされています。

庭への開放性という部分においては、
嵌め殺しガラスを使用してもやはり閉鎖感があり
本来の伝統的日本住宅の開放性とは違うため
リラックスできるような感覚とは違う住宅との印象を持ちました。

師匠である白井晟一氏の住宅を実際に見た経験がないため
白井さんとの相違などよりもこの住宅を通し白井氏について推し量るしか
ないのですが、白井氏の住宅というのは日本の伝統的なものと
氏の留学先であったドイツを通した西洋的なものがミックスされたもので
むかし、よく話題になった村野藤吾氏との比較論(村野の軽さに対し
白井の重さなど)についてもう一度、読んでみたくなりました。

    

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

現在、来年1月末の竣工を目指し現場が進行中の甘木PROJECT。
8月期に遅れた工程を取り戻すため4組の大工さんによって
急ピッチで進んでいます。
2世帯住宅を3棟のくし形プランの総2階建てとし、
両世帯が1,2階に組み合わさる複雑なプランをジグソーパズルのように
はめ込んでいますが、くし形プランのため全ての部屋に対し採光と通風が確保され
それぞれの部屋において家具配置と空間デザインを考慮しながら開口部を配置。
外部でのバランスも考慮されています。
1階親世帯のパブリックスペースはダクト接続タイプのエアコンとし
2階子世帯は協立エアテックによる全館空調システムを採用。
1階天井内に各々のダクトを振り回すしているため
現場内は、住宅ではなく施設と勘違いするほどの状況となっています。


(下がり天井内に200φのダクトが3本通り、正面の金属製のチャンバー
ボックス上部に下のスペースへの吹き出し口を設置します)

各階のダクトが1階の天井裏内で立体的に交差しながらチャンバーボックスに
接続されています。


(左手上部に見えるのは2階スペースへのチャンバーボックス)

延べ床面積が135坪(車庫は別棟)の住宅で
一時期、大変でしたが大きなヤマ場を何度も乗り越えながら進んでいます!

     

        

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

アメリカ大統領選挙は意外にも優勢が伝えられていたヒラリー氏を抑え、
マスメディアに大統領としての資質問題で叩かれていたトランプ氏による
大ドンデン返しで決まりました。
アメリカの大手新聞、テレビ局のほとんどを
敵に回してのトランプ氏による勝利は、
一般大衆に対するマスメディア媒体としての影響力が落ち
個人のSNSによる情報の方が信用されているという
新しい時代の始まりを予感させるものだと思います。
その結果、マスメディアによるヒラリー優勢の予測がほとんど外れました。
また、トランプ氏が大統領になることでしばらく続いたグローバリズムから
世の中はローカリズムへと変わりつつあることの転換点になるかもしれません。
SNSとローカリズムにより今後、世界はどのように変化していくのでしょうか。

昨日、高校の還暦同窓会へ出席しましたが、いまや親父が新聞社であっても
その子供たちは新聞を取っていないということでした。
もちろん、ボクの息子たちも同様で、アトリエのスタッフも同じです。
情報というものがSNSを通し無料で手に入るのですから
新聞代を払ってまでして読まないのは当然です。

SNSによって個人がより多くの情報に接することができ多面的判断が
可能になっています。
また、ローカリズムは国家間の問題から個人における身近な問題までも含めて
時代が大きく変わりつつある標語になっていくのかもしれません。

       

      

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です