2017.05.07
ポンペイの壁画展
連休の最終日に東京から帰省している長男と最後の日曜日だけ休みが重なった
妻の3人で近所の福岡市博物館で開催されている「ポンペイの壁画展」に
行って来ました。
ポンペイは西暦79年にヴェスヴィオ火山の噴火により火山灰等で埋没し、
長い間忘れさられていましたが18世紀半ばに発見され今も発掘調査が
行われています。
79年と言えば、イエス・キリストが亡くなったのが西暦紀元30年と言われており
亡くなってから50年ほどしか経っていない時代でもあり
また、ローマのコロッセオが出来たのが紀元80年であって
とても近い時代に封印されたこの壁画を見てみると
非常に感慨深いものがあります。
ローマ美術史において絵画はほとんど残っておらず、
ヴェスヴィオ火山の噴火によって消滅した周辺の都市遺跡からしか
確認するしかない状態らしく今回の壁画展は貴重な展覧会だと思います。
残っていない理由としてしっくいを下地にしたフレスコ画による壁画が
主流であったことや当時、絵画は彫刻よりも価値が下に見られていたことも
あるようです。
今回の展覧会における目玉の一つとしてエル・コラーコから発見された
「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」等の一連の絵画には
呆気に取られてしまいます。
15世紀以降に排出するルネサンスの巨匠たちよりも1400年も前に
すでにこのような絵画が描かれていたとは驚きです!
マザッチョ、フィリッポ・リッピ、カラパッチョなど初期ルネサンス期の画家
たちはもちろん、この肉感的な表現などはミケランジェロが見たら
一体、どのような影響を与えただろうかと思ってしまいます。
当時の邸宅の居室に描かれた壁画には遠近法を使用しただまし絵も
数多く描かれており、17世紀にパラディオ設計によるテアトロ・オリンピコが
遠近法を利用した舞台建築として有名ですが
バロック建築においては建築空間に組み込まれ盛んになります。
約2000年前の建物の姿や生活なども壁画を通し垣間見ることができ
人間そのものの在り方は変わっていないように感じました。
2017.04.21
芦屋 YPROJECT 外観検討
芦屋YPROJECTの南側正面外観のサッシ色、米杉パネル材の染色について
以前、基本設計時に内観検討用として作成した1/30模型を使い
CG合成で検討を行い、施主との協議を経て決定しました。
建物は2階建てですが正面から見ると2階ロフト部があるため3階建てのような
見え方になっています。
水平のリブはそれぞれの階層を表し、
水平リブ内にあるランダムなあみだくじのような垂直リブは
内部の部屋割りの壁位置がそのまま表現されています。
階層の高さは、コストを抑えるため
リクシルのサーモスの縦長開口部の既製サイズ寸法に合わせ決定しています。
1層目の右側から子世帯の階段室、親世帯の玄関(子世帯の玄関は右側サイド)
親世帯リビング、トイレ、サニタリー、ユーティリティ
2層目の右側から子世帯階段室、子供室A,子供室B,スタディスペース
トイレ・洗面、浴室、親世帯鉄道模型(ゲージ)
3層目は右より階段上部ロフト、子供室Aロフト、子供室Bロフト、
奥のリビングへ光を取り入れるためのロフト、同様に寝室のロフト
さらに親世帯ゲージ室上部のロフトとなっており
2世帯の諸室が構成上の枠組みのなかで立体的に積み上げられ外観を
形成しています。
2017.04.11
神経内科に行ってみた
4月に入りました。
今年の福岡の桜の開花は昨年と違い遅く
(昨年の母の1周忌3月26日には散っていました)
7,8日ぐらいが満開のようでしたがあいにく連日の雨で
桜が散っています。
ところで2月末に引いた風邪が治るのに2週間ほどかかった後、
左の肩甲骨の中段の際から上部肩甲骨沿いに肩の外側、
そして上腕部の外側から腕の外側にかけての範囲が
肩こりのような強いだるさに襲われ、パソコンに向かい仕事をしてても
常に腕を叩かないとだるい状態が続き
3月に入り体調がよくない状態が続いていました。
これまであまり経験したことのない肩こりのため、
近くの整形外科に行き診断を受けましたが、
風がきっかけで首の関節から起こっていると言われ
湿布をもらうとともに定期的に首の牽引を受けるように言われました。
その後、運動やマッサージに行っても中々肩こりが治まらず、
腕も痺れ出したため次第に不安になってきました。
ボクは基本的には楽天家だと思いますが病気には神経質なタイプで
もし筋委縮症だったらとか神経系の病気だったらとか
いろいろと考えてしまいます。
早い段階で整形以外に神経内科で診てもらった方がいいと思い
昨日、近くのクリニックに行って来ました。
神経内科など行くのは初めてです。
西新に住んでいると近くにきちんとしたいろんな科目のクリニックがあり
本当に有り難く思います。
単なる肩こりのひどいやつだったらお恥ずかしい限りですが
重い病気の兆候でないとわかるだけでも気分的に違ってきます。
診察は神経系の病気でないかどうか慎重に触診を受けました。
そこでボクの肩こりの範囲は
脛骨の第4~5関節の神経が担当している場所とぴったりと合うらしく
そこの神経が風邪で炎症してひどい肩こりになっているのだろうと言われました。
炎症の程度がどれほどか血液検査を受けるとともに炎症を抑える
ステロイド系の内服薬を処方して頂き、
1週間様子を見るということになりました。
昨夜、処方箋通りに服用したところ、今日は腕の方のこりやしびれはまだですが
肩甲骨側のこりが少し治まりびっくりしています。
この1か月間、体調がすぐれないなかで中旬より納骨堂のコンペに提出するための
作業を行っており、もっと早めに診てもらっておけばと思いましたが
外部からの応援を仰ぎ、8つの係に分け、建物模型を作る係、敷地模型を作る係、
模型を入れる箱を作る係、パースを作る係、プレゼをまとめる係、概算をはじく係
文章を考える係等、総勢6名の頑張りでなんとか形になりそうです。
2017.03.31
芦屋 Y PROJECT 現場状況
芦屋 Y PROJECTの現場は現在、外部サッシが取り付けられ
内部屋根、壁面への断熱材吹き付けの準備を進めています。
外部の吹き付け色は大きな見本でダークグレーで決定し、
正面のグリッド状に割り付けされた米杉材の色についてもウォールナット色で決定。
先日、審査機関による中間検査も終了しました。
写真は2階子世帯の空間で右側が南、左が北でデッキスペースが取られています。
南側には熱環境に対する緩衝スペースとしてのロフトが設けられています。
キッチン、ダイニング、リビング、寝室がワンルームとして一列に並びます。
外部の壁が張られるとようやく開口部から内部へ自然光がどのように入るかの
確認ができます。空間に対しどれぐらいの光の量があるのかがわかるため
毎度のことですが現場の納まり以上に光の入り方を確認しています。
こういうことは事前に設計の段階でいくら想像しても難しいところです。
(このプロジェクトにおいては1/30模型を作り南側からの光のバウンド効果を
検証してはいましたが)
建築の設計行為において現場での確認及び調整は非常に重要で
料理に例えるならばレシピを綿密に作成し、忠実にそれに従って料理しても
最終的なおいしさに大きな差が出ることと同じです。
2017.03.26
母の三回忌
1年前に母の一周忌を行い、今年はまだ2年目なのですが
仏式の法要では亡くなった日を忌日とするため
亡くなった翌年が一周忌で翌々年が三回忌ということになっています。
したがって亡くなってお葬式をしてから三回忌まで
毎年法要をすることになります。
法事、法要など母が存命中はボクなどはほんとに無頓着で
準備はすべて母任せで母に言われるまま、ただ付き添っているだけだったためか
「あんた大丈夫?私が死んだらちゃんとしてよね!」と不安がられていました。
母が亡くなり、いざ、自分が喪主となるとこれまで母が行っていたことを
何とか思い出しながらやっています。
人って若いうちは宗教に無関心でありながら
年を取ってくると次第に宗教的な法事の役割が増えてきて
いつの間にか仏教心というものを芽生えさせられるから不思議なものです。
昨日25日に東京からおじ夫婦、叔母に来て頂き、息子二人も帰福、
亡くなった姉の次女が代表で来てもらい総勢8名で無事、
母の三回忌を済ませることができました。
昨日は江戸川乱歩賞に惜しくも落選した
高校の同級生であるY設計室の家原くんが書いたその推理小説の
出版記念パーティーで幹事役に名を連ねながら
法事と重なり出席できず大変、残念でした。



















