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芦屋 Y PROJECTの現場は現在、外部サッシが取り付けられ
内部屋根、壁面への断熱材吹き付けの準備を進めています。

外部の吹き付け色は大きな見本でダークグレーで決定し、
正面のグリッド状に割り付けされた米杉材の色についてもウォールナット色で決定。
先日、審査機関による中間検査も終了しました。

写真は2階子世帯の空間で右側が南、左が北でデッキスペースが取られています。
南側には熱環境に対する緩衝スペースとしてのロフトが設けられています。

キッチン、ダイニング、リビング、寝室がワンルームとして一列に並びます。
外部の壁が張られるとようやく開口部から内部へ自然光がどのように入るかの
確認ができます。空間に対しどれぐらいの光の量があるのかがわかるため
毎度のことですが現場の納まり以上に光の入り方を確認しています。
こういうことは事前に設計の段階でいくら想像しても難しいところです。
(このプロジェクトにおいては1/30模型を作り南側からの光のバウンド効果を
検証してはいましたが)
建築の設計行為において現場での確認及び調整は非常に重要で
料理に例えるならばレシピを綿密に作成し、忠実にそれに従って料理しても
最終的なおいしさに大きな差が出ることと同じです。

    

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