2022.05.28
武雄S PROJECT 食事会
先週の金曜日に武雄S PROJECTの外観撮影の立ち合いを行いました。
外部植栽工事は施主のお知り合いの方でお引越しのあとの工事となりました。

駐車場部分の出っ張りと釣り合いを取る為にポーチ部をわざと出っ張らせています。
(作者撮影)

今回はお引越し前に内観撮影を行っています。(岡本氏撮影)
ホームページ掲載までしばらくお待ちください。
そして1週間後の本日、竣工後半年を経て工事関係者(大石建設)の皆さんを
ご招待されての食事会に出席しました。

とても快適で居心地良く過ごされておられるようで
ゲストルームの和室はたくさんのお客様が宿泊されフル稼働しているようです。


ご夫妻が所有されている数多くの物に囲まれての生活、そのシーンの背後に
空間デザインが寄り添う形で息づいていることがわかり、嬉しく感じました。


2022.05.25
大村賃貸プロジェクト
2012年に竣工しました大村賃貸プロジェクトを遅ればせながら
ホームページにアップしましたのでご興味のある方は見られて下さい。

賃貸向けのプロトタイプを提案しそれを連続的に繋げた棟と独立した棟を
45度に振り単調になりがちな住戸群に多様な変化をつけています。
それぞれの住戸には2台分の駐車スペースが縦列で設置されています。
住戸ユニットの間取り及び全体の配置計画についてはホームページを見られて下さい。
住戸ユニットは私が計画を行い、配置計画は元スタッフで
現在、お茶の水女子大準教授の藤山さんが担当し
実施設計はノットイコールの有吉君が外注で担当した物件です。

2022.05.22
海辺の風景
今年は連休中も珍しく雨が降らず、連休後はしばらく天気が崩れましたが
福岡ではまた晴れの日が続いています。
これまでは海からの風もしばらく少し肌寒い感じでしたが
最近はようやく気持ち良い風になってきました。
昨年の誕生日に妻からもらったFit bit(健康管理トラッカー—–追跡用装置)
以前使用していたのが2年半ほどで壊れ、2年間使用していませんでしたが
誕生日プレゼントをきっかけにまた着用。
1日の歩数や睡眠内容等の確認などチェックをするようになりました。
人間関係はいい加減かもしれませんが
本来まじめな方なので数値目標を定めるととても気になり
目標に向かって体調を整えるようになりました。
そこで天気が良いと最近、よくウォーキングを行っています。
住んでいる場所が海に近い為、ウォーキングコースは百道浜の海岸沿いまで
歩くようにしています。

海辺の風景はだいぶにぎやかになってきました。ビーチバレーをしている若者たち、
犬の散歩をしている人、砂浜に海水着を着て寝そべっている女性、ラジカセでラップ調の
音楽をかけている東南アジアの人、ベンチに腰掛けお弁当を食べているカップル
ランニングをしている人等など様々な人たちがみんな別のことをして
この時間を楽しんでいるのが面白い。

みなさん!コロナ過ではありますが、家に閉じこもらずお弁当を作って
目的なしで海岸の風景を楽しまれませんか。
2022.05.17
旅の余談

福岡から子供たち夫婦がいる東京への夫婦旅。
それは小津安二郎監督の「東京物語」を連想しました。
笠智衆演じる「周吉」と東山千栄子演ずる「とみ」が
尾道から子供たちがいる東京へ旅行する物語。
映画の中の子供たちの年齢から察するに二人は70代半ばぐらいでしょうか。
ところが笠智衆の実年齢は48才、東山千栄子は63才ということで
笠智はかなりの老け役をこなしていることがわかります。
小津の映画は家族の崩壊が形式的な会話を通した関係性(構図)の中で
叙情的に描かれておりとても好きな監督ですが
家族が最終的には崩壊していくとしてもその過程は決して悲観的なものではなく
子供たちが結婚し伴侶を迎えることで
家族の関係性がより豊かに膨らむものでもあると思うボクは
幸せ者かもしれません。
生涯独身を通した小津監督も原節子と一緒になり家族を持ってれば
作風が変わったかもしれません。
2022.05.15
鎌倉・白河の旅 3日目 その2
内部は塔状のコンクリート打ち放し部が3層になっており
1階がポーチ、エントランス、サニタリー、トイレ、ボイラー室、階段
2階は和室、宿泊室、階段、3階に2段ベッドのある宿泊スペース及び倉庫
そして2階に木造で持ち出されたスペースがLDK、外部テラスの構成で
延床面積87.9㎡(26.6坪)のコンパクトな広さです。

外部テラスからみたLDK

1階から上がるとこの景色が拡がります。キッチン回りは排気フードも含め全て
建築工事による造作で製作されています。
窓外の手摺は景色の邪魔とならないようにかなり低めの高さに抑えられています。


LDKからコンクリートボックス内にある和室開口部を見たアングルで開口下部のガラリ内に
床置きエアコンが設置されています。
手前にさりげなく置かれているこのパーソナルチェアとフットスツールのセットは
田中氏夫妻が経営するバニラ所有の北欧プレミアム家具

こちらのチェアもプレミアムな一品
宮脇事務所の元スタッフで著名な建築家である椎名英三氏が見学に来られ
背面にある雨戸は当初、格子戸だったとの指摘を受けたそうです。


2階和室は南面の外部テラスとリビングに面しそれぞれに開口部が設けられています。
押し入れを上げたのは床の間を取る為ではなく、寝るスペースの確保かもしれません。

3階に取られたロフト状の宿泊スペース、ここへは壁に垂直に取り付けられた
はしごで上がります。2段ベッドが方向を変えて組み合わせられており
下部をうまく押し入れとして納めてあります。

宮脇檀38歳の作品で独立後10年目、ローコストで切り詰めるところを心得た
作り慣れた感じでもあり建物が造られた時代の雰囲気を感じ取ることができました。

田中夫妻が運営する会社の研修施設は同じ敷地内に絶妙な距離感と向きで
配置されています。
地元で活躍されている建築家の方に頼まれたそうでプランを末広がりとすることで
前面からの大きさを抑えヴィラ福村邸に対して目立たないようにしているそうです。

スタッフのための研修スペース

談話スペース(北欧家具で統一されています)

和室入口
ここで暖かいコーヒーを頂きしばらく歓談
今回の保存に至る経緯を詳しくお聞きしました。
印象的だったのは、自分たちの持ち物としてではなく次につなげていくために
預かっているという姿勢で素晴らしいと思いました。
今後の運用方法については試行錯誤しながら見つけていかれると思います。
さて次は彼女の運転で宇都宮へ
当初、餃子好きのボクのスケジュールはお昼の食事として
宇都宮餃子を2軒はしごする予定でしたが
時間が足らなくなった為、田中家の行きつけの中華料理屋で餃子を食べ
その後、vanillaのお店を見せてもらうことに。

午後より雨が降り出し、外観の写真が取れず残念でしたが、
元々銀行の支店 だったところを買い取り、彼女が全てデザインし家具のショールームに
改装したそうです。左手に見える階段は改装後、新規で設置したもの。
正面は支店の1階の天井高さが高かったのを利用しロフトとし
展示用の椅子が並べられています。
右手前には金庫室があります。

金庫室は当初撤去の予定だったそうですが、コンクリートの壁厚さが半端ではなく
相当な費用が発生することから急遽変更し
チャールズ・イームズ夫妻のメモリアルルームとして活用されています。

元金庫室の内部
このリニューアルは元々あったものが彼女のセンスにより別の用途として
随所に再利用されており非常に面白いショールームでした。
とにかくとても謙虚、謙遜してさりげなく話されていましたが
ご主人との二人三脚でここまで会社を大きくし、
経営とデザインと主婦業をこなしてきた彼女を当アトリエの元スタッフとして
誇りに思えとても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
その後、宇都宮駅まで送ってもらい新幹線で東京へ。
午後7時20分発の最終便で福岡へ帰りました。
二泊三日の駆け足旅でしたが最後まで密度が高く
とても充実した面白い三日間でした。












