2011.02.11
映画「海を飛ぶ夢」

祭日の今日、仕事をした後、アレハンドロ・アナメーバル監督のスペイン映画
「海を飛ぶ夢」のDVDを借りて観ました。
脊椎損傷による肢体麻痺障害者の尊厳死を巡る映画と書くと
たぶん重いテーマでなかなか見る気になれないのが一般的感覚だと思います。
また、高校の2年次にラグビーでの脊椎損傷により障害者として
がんばっている同級生がいるため、抵抗を感じてしまいます。
ボクの場合、先日このブログでご紹介した「コレラの時代の愛」に主演した
ハビエル・バルデムに興味を持ち、彼の他の映画を見たくなり借りてきました。
観始めると彼を巡る様々な人々の愛が描かれ、素晴らしい映像とともに
役者たちの演技によってグイグイ引き込まれていきます。
当時主演のバルデムの実年齢が30代後半にもかかわらず、
50代半ばでずっと寝たきりの主人公を演じており恐ろしいまでの演技力です。
彼を献身的に介護してくれる素朴な家族の兄や義理の姉、甥たちの何気ない演技、
尊厳死を巡る裁判にボランティアで協力する知的で魅力的な女性弁護士、
バツ一で子供を育てながら彼に思いを寄せる庶民的な女
この映画に登場する人々に悪意をを持った人は出てきません。
様々な人間関係をまるで絵画のような映像シーンと音楽で表現しながら
宗教的な価値観に対立する尊厳死というテーマを一貫したコンセプトとして
「愛」を扱っているこの映画は本当に凄い映画です!
監督のアナメーバル氏はまだ39才でこの映画を製作したのが32才と考えると
もうかれは天才だと思います。
2005年に公開され数々の映画賞も受賞しているのでもう観られている方が
多いと思いますが、ボクのように最初から敬遠していた方は
みなさん是非観ましょう!必ず後に何かが残る映画です。
2011.02.10
デフレ
最近、お昼ごはんは自宅で食べていましたが、たまたま昨日、今日と
外食になりました。
昨日はリンガーハットのちゃんぽん。
今日はガストの目玉焼きハンバーグランチ。
お店の中は、小さなお子さん連れの母親や女性のお友達などで盛況でした。
ちゃんぽんは、確か480円ぐらいでハンバーグランチは、スープ飲み放題で620円。
リンガーハットもガストも2~3年ぶりに行きましたが、
驚いたのは、リンガーハットのちゃんぽんは、値段据え置きで麺の増量サービス付
1.2倍と1.5倍.2倍まで選べます。
ガストは、ライスが大盛サービス付でした。
むかしはこんなことなどあり得ませんでした。
世の中がデフレのためか、低価格のお得なサービスが付いています。
識者の方達はデフレが良くないことを言われますが
デフレを肯定的に捉えることって出来ないんでしょうか?
土地や中古マンションなども昔に比べとてもリーズナブルな価格になり
買いやすくなっています。
実体のない異常な投機よりも遥かに健全な状態だと思うのですが。
国の税収が、バブルの頃に最大60兆円だったことを考えると
昨年でわずか37兆円しかなく、6割近くに減っています。
それを国債という借金でまかなって歳出予算が92兆円というのは
一般の家庭の家計簿の感覚でも確かに極めておかしな状態です。
それも全てデフレが原因なのでしょうか?
2011.02.09
現実
2日間、建築家としてかっこよく話をさせてもらいましたが今日から現実。
デザインスケッチだけかっこよく起こしておけばいいというものではなく、
何でもしなければなりません。
銀行への振込みやら、税金の計算やら、実施の図面書きやら、修正やら
スタッフの図面のチェックやら、現場のタイルの目地割りやら、パースのスケッチやら、
屋根防水の納まりやら、etc,etc-----–。
そういった毎日の地味で泥臭い積み重ねの先に
結果としての美しい形と空間があります。
独立までも、独立後も、ながーい、ながーい下積みを経験してきました。
38才まで一度も住宅の設計をしたことが無く
住宅の設計がしたくて会社を辞めたのですから
勇気がいる決断でした。
でも昨日のように多くの施主の方々に喜んで住んで戴いていることに
喜びを感じることがやりがいになっています。
さて、プロトタイプ住宅の明日の提出に向け、実施図面の修正図の再チェック。
自分の図面の修正と共通フレームへの落とし込みに思いのほか時間がかかる。
熊本H PROJECTの前田建具の前田さんが書かれた家具施工図面のチェックを行い
フジヤマに渡す。
百道M PROJECTの現場に行き、階段のらせん部分の段板と丸柱との取り合いが
良くなく打ち合わせ。型板を使用して確認しゴーサイン。
外部の塗装前のシール色の区分けが指示通りにされていたものの
納まりが悪いところが見つかり悩む。
アトリエに戻り、アリヨシに佐賀 乳腺外科クリニックのパース用データを渡し、
アングルの指示。
今週土曜日に予定している乳腺外科の打ち合わせ用の各室展開図を1/30で起こす
作成作業に入る。
前原の南風台の地盤調査の段取り指示と構造の検討などなど。
2日間の仕事の空きと実施設計の提出が重なり、今週はバタバタになりましたが
取り合えず実施設計をクリアできましたので来週からは、大丈夫です!
2011.02.08
3つの住宅の見学会
きょうは朝10時より積水ハウスの設計部の方たち20名
(コンクール入賞者と九州各県の選抜研修生及び福岡、大阪の設計部長など)と
ボクが設計した3件の住宅の見学会を行ないました。
いずれも、住まわれて2~3年経つ住宅で
通常、入居後の住宅を見学できる機会は公共建築などを除き無い為
協力して戴いた施主の方々のご好意に大変感謝しています。
1件目は福岡市内市崎のHOUSE Oでこの日の見学会のため前日の夕ごはんは
キッチンが汚れるからという理由で使われなかったということを
笑いながら奥様が話されておられましたが、
ほんとに隅々まで徹底的に掃除をされておられ、
事前の大変な労力に頭が下がりました。
おかげさまで徹底したディテールや内と外のつながりなど
充実した話をすることができました。
前田建具の前田さんが製作した造作家具の精度にみなさん驚いていました。
2件目は同じく市内の輝国にあるSLIDING HOUSEで半地下の寝室から
最上部のロフトまで2.5層の空間に7つのレベルがある変化に富んだ
カジュアルで楽しい住宅を見学。
外部と内部を大きな壁によってワッカ状にひとくくりしたものを2層積み上げ
ずらした形態は、当アトリエにとって新しい提案になっており
子供室とスタディールームのプランも大変面白い住宅です。
午後より休暇を取られたご主人より、住まわれての感想をいろいろと伺うこともできました。
昼、一度アトリエに戻り持ってきた実施図面をダイニングテーブルの上に拡げると
みなさん食い入るように見られ、持って来た甲斐がありました。
最後の3件目は篠栗町にある篠栗の家。
平屋建ての子育てを終わられたご夫婦お二人だけのお住まいですが
奥様のシンプルでモダンな趣味が日本的な陰影を伴った空間のいたるところに生かされ
しっとりとした大人の雰囲気のある住宅です。
この住宅は施工の過程の打ち合わせにおいて、
こと細かく奥様と話し合いをしながら作り込んでいきました。
工事中のご夫婦の役割分担も明快で
ご主人はプロデューサー、奥様はディレクターという役割で
とても連携の取れた素晴らしい対応でした。
きょうの見学にもご主人が在宅され、立ち会っていただき
ありがとうございました。
三者三様の住まいの見学会となり、施主の皆さん本当にありがとうございました。
アトリエに戻り、仕事をしてみたもののさすがに疲労を感じ
今日は早目に退社しました。
積水ハウスの皆さん、お疲れ様でした。
2011.02.07
積水ハウス設計部の設計コンクール

毎年行われている大手ハウスメーカー積水ハウスの九州地区設計コンクールに
特別審査員として出席しました。
昨年も呼ばれましたが、今年は国際会議場の中会議室を使用して行われました。
九州各県から積水ハウスの全ての設計者が一同に集まり、
100人ぐらい来られていました。
応募は全ての設計者全員が義務付けられており、その中から選ばれた12名の方の
プレゼンテーションがスクリーンを通して行われました。
それぞれに審査員の方からの講評を行ない、ボクもいろいろ意見を言わせてもらいました。
その後、表彰式。
最優秀賞1点、優秀賞2点、九州営業本部長賞1点、大阪設計室長賞1点
そして-----ジャーーン!大石和彦賞1点などなど。
熊本支店の桑原君おめでとう!!
外部と内部のつながりおいて構成的なプランニングをされていたので
選ばさせて頂きました。
その後、4時より5時半まで講演を行ないました。
今回は住宅の水回りをテーマに主に洗面、浴室スペースの
計画とデザインについて自分のノウハウを含め話をしました。
彼らは基本的に建築のエリートで優秀な人材です。
ただ、どんなに頭が良くてもセンスがあるかどうかはまた別の問題であり
ある人もいればない人もいます。
しかしながら、優秀であるため目標設定を立てることにおいては、
能力が高いと思うので会社側のもって行き方次第でどんどん成長されていく人材が
豊富に揃っているのではないかと思います。
12時半より始まり、17時半に終了。
その後、大博多ホールの中華料理店「いわえん」で食事会。
明日は、朝よりボクが設計した住宅を彼らに見てもらう見学会があるため、
お酒もほどほどに帰宅しました。
30代の若手の設計者たちとお酒を飲みながら話ができるのも
同業であるが故でとても楽しいひと時でした。












