2011.05.09
CITY COURT
みなさんは連休をどのように過ごされましたか?
当アトリエは2、6,7は出て、3,4,5日は休みました。
3日間の連休中に現在、進めている商品住宅のプロジェクトの1階部分の
住まい方について再度見直し、検討に検討を重ね、
やっと論理的に納得のいくものになりました。
フジヤマとともに何度も何度もディスカッションを行った結果であり
自信を持って勧めることができるものです!
この1ヶ月間の胸のつかえが取れたような気分です。
昨日、日曜日は、百道M PROJECT改めCITY COURTでの食事に施主の方より
招待されました。
招待されたのは、建築プロデュースのフォルツアの青木さんと施工の
みぞえ建設マスナガさん、担当で独立したアリヨシ君など。
すべて奥様の手製のお料理でビールを飲みながら、気持ちよい空間のなかで
堪能させて頂きました。
1階の中庭に植えられたジュンベリーの木も春の光の中、
枝を伸ばし白い花が咲いたそうで
次は6月ごろに実がなるのを楽しみにされています。
2階のパブリックスペースには土のある庭はありませんが
唯一の緑がこの空間にリラックスを与えています。
リビングとダイニングの間に取られたデッキ状の中庭は2帖ほどのスペースですが
上部にはガラスの屋根があり、
西側のルーバーとすのこ状のデッキに張られたアミによって
虫が入ってこない外部スペースになっており、
デッキ上に置かれた椅子に座ると
下から湧き上がり通り抜けて行く気持ちの良い風を感じることができます。
小さなスペースですが、
この住宅においてはジュンベリーの緑とともに
五感を通して自然を感じられる十分な空間になっています。
どこのスペースも4つに取られたヴォイドにより光が満ち溢れ
本当に気持ちの良い住宅になっていました。
Mさんありがとうございました。
2011.04.25
見える
昨日、先週放送され録画しておいた「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」を見ました。
映画版になったこの作品はDVDでも借りてみましたが、
後編は何度見ても感動します。
いろいろな意見があると思いますが
原作が漫画だった「のだめ」もテレビ版を経て、とうとうここまでの高みに達したかと
思うと侮れないものを感じます。
かつて音楽を描いた映画でここまで音楽を志す若者達の内面の葛藤を描いた映画が
あっただろうかと思います。
映画版では本来漫画の持っている軽さを
劇場映画としての映像表現では有り得ない形でうまく散りばめながら
芸術と愛に苦悩する二人の関係や内面を
挿入される的確なクラシック音楽で表現し
さわやかに描ききっているところに感動します。
音楽の世界では、演奏における修練を積むための
指導者の存在が非常に大きいように感じられます。
「のだめ」ではオクレール先生からいくつもの課題を与えられながら
先が見えない不安にさいなまれるところがあります。
どんなに課題をこなしてもコンクールに出る許可を与えられず、
焦りと不安の中、竹中直人扮する高名な指揮者シュトレーぜマンによって
見出された彼女は彼のオーケストラとの共演でデビューします。
突然のデビューを知ったオクレール先生は困惑し、つぶやきます。
「あの子はあと少しでほんとうのピアニストになれる筈だった。
ほんとうのピアニストとは、音楽とともに生きる覚悟を決めることだ-----—。」
音楽を楽しく、天衣無縫に表現してきた「のだめ」
芸術としての音楽を十分な基礎と解釈の修練によって求められる「のだめ」
彼女は、愛する千秋との競演という早い結果を求めて焦り、
苦悩します。
指導者とは、表現における創造的な能力と卓越した分析力の両方を持った人と
自分自身には創造力はないものの卓越した分析力をもった2者に分けられ
さらに教育的指導能力が高いかどうかということになるでしょうか。
どちらにしても「見えている」人のことだと思います。
懸命にあがいている者には見えないのに、かれらには見える。
それは二次元を三次元から見ているのと同じかもしれませんが
創造する者が彼らのようになるためには、
分析力、解釈力を高めないとなれないだろうと思います。
少しでも上に上がれば次第に回りを見下ろすことができるようになるのは
なにも空間知覚だけに当てはまるものでもなく、
全ての分野における物事の極め方として共通する比喩であろうと思います。
また、分析力、観察力を高めるためには
基礎力をしっかり身に付けることが必要なんだなあと
「のだめカンタービレ 最終楽章」を観て思ったのでした-----—。
2011.04.23
乳腺外科クリニックの請負契約の立会い
きょうは、乳腺外科クリニックの請負契約の立会いでフジヤマとともに佐賀へ。
正月明けに話を頂き、1月中に基本計画を終え2月に基本設計、3月に実施設計
4月に見積もり及び調整と予定通りのスケジュールで無事来週より着工となりました。
工期は2ヶ月で7月にオープン予定です。
フジヤマにとっては、アトリエに入った時に担当した百道自治会館(集会所)以来の
住宅以外物件で医療施設は、はじめて
(延期になった糸島の産婦人科の増改築がありますが着工物件としては初めて)
となりますので
是非、しっかりと勉強してほしいと思っています!
二人になってボチボチがんばっています。
現場はボクが千葉の物件、それと二人で佐賀のクリニック
基本設計はI PROJECTと南風台の住宅
もうすぐして着工予定の商品住宅
独立したヒラノとジョイントでの設計物件など
このペース配分で十分ゆったりして仕事をしていますが
1年間の留学でロンドンから4月に帰国された施主の方の実施設計を
ご都合に合わせ始めなければなりません。
また、計画のご相談を受けた物件が何件かありますが、
取り合えず連絡を入れていません。
フォルツアのコンペ物件はアーキテクト憧の佐藤さんに決まり、コンペ3連勝だそうです!
残念でしたが、自分にとって自信のある提案でしたので
同一条件で他の方の案も確認でき、
とてもいい訓練になったと思っています。
また、機会があれば何度かトライしてみたいと考えています。
2011.04.22
T PROJECT 模型確認

T PROJECTは3日ががりで1/30のスタディ模型を作り
スペースに広さについて施主にアトリエで確認をしていただきました。
パースはどうしても少し広角になり広く見えていましたが
模型では程よい広さで了解を頂きました。
天井の高さは、当初の4.9mから3.9mに1m低くしました。
敷地が都市計画道路の範囲に入っていることから
構造体は鉄筋コンクリート造が不可で、鉄骨造、組積造、木造からの選択となり
当初、鉄筋コンクリートブロック造によるコンクリート梁を設けない構法を検討
しましたが、県の担当者より組積造には該当しないということで許可が出ませんでした。
そこで補強コンクリートブロック造による組積造と鉄骨造による混構造で検討しています。
補強コンクリート造の場合、どうしても梁が構造体として意匠上露出するため
外部仕上げを石及びタイルもしくは塗り壁で検討しています。
全体のイメージとして4つの塊としての箱を補強コンクリートブロック造で固め
それにかかる大屋根を鉄骨造にしたいと考えているのですが。
確認申請時での構造適合判定に行かないようにするには微妙のようで
まだどうなるのかわかりません。
これでほぼ最終プランが固まりましたので基本計画が終了。
来週より基本設計に入り、まず構造計画、設備計画、開口部計画について
中旬までに詰めるつもりです。
2011.04.20
ダブル二人ぼっち
きょう、次男が東京へ出発しました。
当初、大学の入学式が4月1日の予定で先月の23日より準備のため
東京の初めての一人住まいになるアパートに行っていたのですが、
震災と原発問題と計画停電などで入学式が急遽、取り止めとなり
授業開始も5月1日からに変更になりました。
そのまま、東京に居ても仕方ないので
再び、福岡に戻りこちらで待機していました。
先月の出発前に83歳と86歳になる二人の祖母を呼んでの歓送会を自宅で行ない
入学式のために紳士服のAOKIで購入したスーツのお披露目も行なっていたのですが—-。
式がなくなり、しばらくスーツを着る機会がなくなりました。
入学式はともかく卒業式が行なわれなかった学生の方は、ちょっと可哀想ですね。
どちらにせよ未曾有の国難として若い方たちの記憶に刻み込まれることになるでしょう。
そういうことで我々夫婦もとうとう二人ぼっちになりました-----–。
人生の中において、
考えてみると自分の子供と一緒に過ごす期間は18年間しかなく
家族と言うものは実は非常に短い間での交わりなのだと思います。
アトリエにおいてもスタッフのフジヤマと二人ぼっちということで
一挙にダブル二人ぼっちになりました。
でも、冷たいと言われるかもしれませんが、ボクは全然寂しく思っていません。
もともと、子供というものは家を出て行く存在であり
いつまでも家に居るのも心配です。
こういう場合、母親の方が寂しく感じているのかもしれません。
とにかく仕事では3ちょう上がり!(3名のスタッフの独立)
家庭では2ちょう上がり!(2名の子供の独立)ということで、
前向きに考えれば、肩の荷が下りてなにかとても自由な気分です。


















