2012.08.04
大橋のいえオープンハウス
連日、37℃を越える猛暑が続いていますが
今日は、人吉の施主ご夫婦にキッチンハウスとトーヨーキッチンのショールームに
来て頂き、キッチンイメージの確認として立ち会いました。
アトリエに戻ったのが午後4時15分ごろ。
外出中、元スタッフの平野くんより電話があったらしく
atelier cubeの清原くんがきょう行っている「大橋のいえ」がすごく良かったとの事で
急遽、スタッフを連れ終了時間の5時ぎりぎりに駆けつけました。
これまで清原君が悩みながら試行錯誤してきたなか
僕は前回の甘木の家は見ていませんが、
より純化されたものになっているように感じました。
4間×8間という1820ミリモジュールによる構造フレームは
骨格としてのルールと外皮としての明快な表現となっており、
3mの高さの壁によって仕切られた個室空間は、
構造的束縛から解放されたブース的捉え方として
間仕切られています。
原理そのものはモダニズム建築の理念のひとつである
ユニバーサルスペース的捉え方ではありますが、
在来木造の住宅において行われた場合
とても新鮮に感じました。
それは、一般的に均質な空間の結果としての退屈なユニバーサルとは違い
周囲に対し注意深く取られた開口部の大きさや高さの違いによる光の陰影
部屋の間仕切りと同じボリュームで取り込まれた外部スペースによる
空間的拡がりと内外空間の反転した関係、
奥行を感じさせる間仕切りなどにより
変化に富んだスペースになっているからだろうと思います。
また、一般的な住宅の室内高さを越える
4mという天井高さを確保した空間は
高さが空間に豊かさをもたらせるのだということを感じさせます。
壁に使用されている厚さ4ミリのフレキシブルボードは
接着剤とフイニッシュの併用により
開口部の枠なし納まりも含め
非常に精度の高い施工がされることで
フレキのままの仕上がりが貧相に見えず、
建築的でミニマムなものとしてこのスペースに静かな抑制をもたらせています。
32坪の矩形の平面にポーチと物干場の二つの外部スペースが取り込まれ
実質の内部空間は28坪の平屋建ての建物ですが
ポーチは近隣との関係を取り結ぶための外に開かれたスペースで
施主の幼い頃の周囲との関係に対し、配慮されたものになっています。
最近の若い世代の建築家の場合、我々50代以降の未来志向だった世代と違い
周辺の街並みに対する配慮が強く、独りよがりのデザインを排する姿勢を感じます。
(むかしと違い、形態を主張する時代ではないということです)
普通の家形の箱のようでありながら、
軒先のディテールやたて樋の位置など注意深く配慮し
普通のようで普通でないものを目指している人が多く
そこにこの世代の共通の価値観を感じます。
そのあたりの世代間における価値観の違いのようなものについて
もっと知りたいと思うのですが----------。
2012.07.30
久留米M PROJECT地鎮祭
2012.07.28
2012ロンドンオリンピック開会式

日本時間の昨日27日深夜、2012ロンドンオリンピックの開会式が行われました。
夜中に起きてはとても観れないので本日、録画したものを観ました。
今回のオリンピックスタジアムは前回のヘルツオークドムーロン設計の北京オリンピックと
比べ建築的に随分地味だなあと思いネットで調べてみると
POPULOUSという聞いたことのないアメリカの設計事務所の設計でした。
イギリスの現代建築と言えば、ノーマンフォスター、リチャードロジャース、
マイケルホプキンス、ニコラスグリムショウなど世界的に有名なハイテク建築家が
キラ星のごとくいるにも関わらず彼らを使わなかったのは
今回の施設にモニュメンタルなものを求めていない考え方のようで
オリンピック終了後は観客席の規模を縮小する計画が前提になっているようです。
一方で2020年にオリンピックを東京で開催するに際し
先日の朝刊やインターネット配信によって
世界一のオリンピック競技場を建設するため
全世界の建築家に対し公募を行うという趣旨の全面広告が掲載されました。
まだ東京での開催が決まった訳でもなく、
世界一の競技場を作ったとしても
こんなに赤字財政で消費税を上げなければ国の社会保障を含めた財政が
破綻すると財務省から脅かされ続けている国民にとって
後で膨大な維持費が必要な全天候型の巨大競技場が必要なのか?と
疑問に感じてしまいます。
たぶん、誘致熱がなかなか盛り上がらない現状に
危機感があっての戦略のように思いますが、
逆に僕のように思ってしまう人の方が多くて
かえってマイナス効果になるのではないでしょうか?
はなしはロンドンオリンピックの開会式に戻りますが
前回の北京オリンピックの開会式の方が、
覇権的と思われたとしても
国家としての威厳や壮大さが美しい表現に置き換えされ感動したのに比べ
今回は、まるでディズニーのショーを観ているような感覚と
美しさのない演出に感動できませんでした。
イギリスであれば国家としての品格を演出するべきです。
もともと映画監督のダニーボイルに演出を頼んだのが間違いで
なぜピーターグリーナウェイに頼まなかったのでしょうか?
確かに国家観があまり出過ぎるのも
現代におけるオリンピックのあり方として問題かもしれません。
だからと言って、あまりにもショー化するのも何だか本来のアマチュアリズムの
崇高なオリンピック精神が安っぽいものに汚されるようで違和感があります。
もっと中間的でシンプルで質素で感動できるような演出を期待したいところです。
2012.07.27
ロンドンオリンピック日本男子サッカー大金星!!
ロンドンオリンピックの開会式前にサッカーの予選が始まり
おとといのなでしこ女子サッカーのカナダ戦勝利に続き
昨日は、日本男子サッカーが優勝候補のスペインに対し1-0で勝利!
おかげで二日続きの寝不足が続いています。
なでしことカナダ戦は午前1時から3時まで
男子サッカーは午後10時50分から午前1時まで
昨日は興奮してすぐには眠れず、結局2時に寝ました。
やはり同じ時間帯に一緒に感動を共有し、
翌日、録画したものを落ち着いた気分で再度観るというのが
2度楽しくてたまりません。
仕事の方はコンペのしわ寄せでとてもバタバタしており
スタッフに迷惑をかけていると思います。
日本代表は最初から落ち着いた試合運びで
優勝候補のスペインに臆することなく堂々とわたり合っており
むかしと違い、海外経験が豊富な日本人が増え
物怖じしなくなったのかもしれません。
先制ゴールをあげた大津は「チャラ男」と言われているそうですが
ボクにはホストクラブっぽく見え、
外国の人はどのように感じているのか
聞いてみたくなります。
政治の世界では、かつての経済大国日本も
いまだに国際社会で影が薄い存在に対し
世界中の国々の人々が熱狂するサッカーのオリンピック競技において
アピールすることの方がはるかに存在感を高められると思いますので
是非、男女共々頑張って日本をアピールして
我々日本人に自信を取り戻すきっかけになってほしいと思います。
2012.07.23
田川市コンペ塩塚案に決定
昨日は、用事があり田川市の市民会館で行われた
プロポーザルコンペの公開二次審査には行けませんでしたが
きょう、スタッフのスミくんに二次審査作品の内容を見せてもらい
塩塚さんに決定したことは、福岡県でのこれまでのコンペにおいて
画期的なことだと思いました。
きわめて公正な形で運営された田川市にも感謝したいと思います。
また、審査員の末廣さん、桂さんに今後も、
このような形で福岡のコンペを活性化させるような審査を是非、
お願いしたいと思います。
本日、当アトリエのホームページに3年前に竣工しました田川I PROJECTの
竣工写真をアップしましたので興味のある方はどうぞ。


















