2013.12.05
目覚めの朝
現在、吉野ヶ里 I PROJECTの基本設計と某プロジェクトの基本計画を進めていますが
吉野ヶ里は基本設計に入る前に念のため概算で見積もりを作ってみたところ
施主のご予算よりかなりオーバーする可能性が出てきました。
この2日間、減額についての対応策をいろいろと検討していたところ
不思議なもので今朝、早く目覚めると
テロップに打ち出されるようにこうしてみてはという案が出てきます。
次に某プロジェクトの屋根形態についてのアイデアが出てきました。
人間の脳というのは睡眠時に休息しているばかりではなく、
深いところの意識において
睡眠時でもいろいろと思考を行っているのではと思います。
この体験は現場が進行している時は、さらに活発で朝、目覚めると同時に
今日中に指示しておくことが次々に項目として出てきます。
特に毎日、状況が進んでいる現場においては、ちょっとした指示忘れが
結果として跳ね返ってくることが多く、全く気を抜くことができません。
そういう時に睡眠中に脳がフォローしてくれるというのはありがたいことです。
よく枕もとにメモ帳を用意している人のことを聞きますが
アイデアと睡眠との不思議な関係は興味深い現象です。
2013.12.02
香椎 O PROJECT 現場進行中
スタッフのスミくんが体調不良で早退したのできょうは香椎 O PROJECTの現場へ
一人で行ってきました。
マツオさんの風邪に始まり、ボクが風邪ひき、スミくんもとなればひととおり
全員が風邪を済ませたことになりアトリエ全員が本格的冬のインフルエンザに向け
免疫力を高めたことになるかも----------ヨオーーシ!!
O PROJECTは現在、外壁のノンクラックラスモルタルを施工中で今週より
ハイドロテクト塗装を行う予定です。今月中旬には足場が取れるので楽しみにしています。
内部は片流れの大きな吹き抜け空間のため、内部足場を組み天井下地材を組んでいる
状態で、今回、細長いガラスの筒状のペンダントを高低差を変え10箇所吊ることにしており
その位置決めと吊元を天井内に埋め込んでコードだけしか見えないように
ディテールを工夫しており、そのしかけのセッティングも行っています。
2013.11.28
まだ11月なのに
きょうは寒い!
まだ11月なのですが-----–。
10時半より遠賀で住宅のリフォームを検討されている施主ご夫婦と打ち合わせ。
5~6年前に一度、土地選定でご相談に来られた方で
その時は、フジヤマと土地を見に行ったことがありました。
今回は、ご実家のリフォームを検討されており、いろいろとお話しをさせて頂きましたが
結局、再度建て替えでの新築を検討されることに。
しばらく時が経っての再度のご相談に対しとても嬉しく思いました。
頑張りましょう!!
その後、アトリエを12時に出発、大刀洗で二世帯住宅を検討されている施主と
現地でお会いし確認を行った後、施主の方のオフィスで要望についてのヒアリングを
行ないました。
敷地は吉野ヶ里 I PROJECTと同じように北側の景色が素晴らしく
その取り込みを意識したプロジェクトになりそうです。
一度アトリエに戻り、15時半に出発。嘉麻 S PROJECTの上棟の立ち会いに。
現地はとても寒く、気温は5℃!!
雨が降ったりやんだりの天気のなか
構造が片流れの登り梁のため
滑らないように中断しながらの作業で1日では終わりませんでした。
しかしながら、木のフレームで囲まれた空間は大きく感じ、
内部空間の拡がり感が楽しみです。
2013.11.27
助走は長い方がいいか?
月曜日に若手建築家のMくんと話す機会があり、久しぶりにいろいろと話をしました。
そんななかで、アトリエ事務所から独立していく若い建築家たちの
はなしになりました。
むかしと比べ建築家としての認知度が高くなった昨今においては
独立したてでも比較的に仕事が入り、
あまり苦労せずに何とか食べて行けるようになったことは
決して悪いことではありませんが、
その分、自分の中の内面性を掘り下げながら
建築を造ることに対して悶々とする時間が失われ、
自分を見つける時間を作ることが難しくなってきているということでした。
その結果、後で悩まなければいけなくなる問題を抱えているという認識があり
我々のような仕事がなかった世代で現在まで生き残って頑張っている建築家の人間は
助走期間が長かっただけ悶々として自分というものが確立されているという指摘でした。
ボクの組織設計事務所時代は自分というものがはっきりとないなか
独立して頑張っている連中が羨ましくて、羨ましくて、
会社の面白くない仕事をこなしながら、いつかかれらのように独立したいとずっと
思い続けながらも独立することができないでいました。
でも自分が独立すれば、こんな建築を造りたいという明確なイメージはありませんでした。
ただ、自分の中に眠っている何かがきっとある!
あるに違いない!という自信だけがあっただけです。
人間はそのような変な思い込みがあると、意外と強くなれるもので不思議です。
アトリエのスタッフはどこのアトリエ系事務所でも同じだと思いますが
これまで経験してきたノウハウのすべてを教え込まれます。
かれらは何十年もかかって築いてきたアトリエの蓄積を数年で覚えることができ
ボクのように回り道をしながら長い年月をかけなくても、
いまの段階でその上に積み上げていくことができとても羨ましく思います。
そういう意味においては独立する頃には「能力」も「熱意」も十分に備わっています。
そこで大事なのが先日のブログ「稲盛フィロソフィー」における「考え方」という問題だろうと
思います。
「考え方」は受験勉強と同じで決してハウツーだけでは習得できないもので
各々が自分流で悪戦苦闘して見つけない限り、身に付けることができないものです。
安易に手っ取り早く他の人の「考え方」を借りても
ゆくゆくは自分の「考え方」を見つけない限り、
壁にぶつかってしまう可能性もあります。
助走期間のなかで自分の「考え方」を見つけていくことができるとよいのですが------。
実はボクもいまだ助走中でして------悩めるオジサンとなりました。
2013.11.26
人吉 I PROJECT 引き渡し
本日、人吉 I PROJECT の引き渡しに立ち会いました。
施主のI さま土地探しから始まり、場所が二転三転しながら
3年の歳月が流れての完成おめでとうございます。
当アトリエの担当スタッフも藤山、有吉、松尾と三人も入れ替わりながら
完成に漕ぎ着けたことを大変嬉しく思っています。
また、施工をされた浦田建設さんと協力業者のみなさまありがとうございました。
中庭を単なる空間ではなく大きな屋根のある空間と繋げることで
夏の強い陽射しの下、いろいろな目的で使用されることになるだろうと思っています。
三つのグループに分かれた各スペースは南側に対し平行に配置されているため
冬場の暖かい光がどの部屋にも奥まで入り、とても暖かなスペースになっています。
夏場の強い陽射しは入射角度が高くなるため軒の出でカットするとともに
二つに分割された縦長の大きな開口部の上部欄間部に遮光タイプの
タテ型ブラインドを設置することで室内への侵入を防ぎます。
キッチンはキッチンハウスのシステムキッチンを選ばれています。
背後に三つの扉があり、右側がプライベートスペースへの入り口、
中央がパントリーの入り口、左側が冷蔵庫で引き戸になっています。
電子レンジと炊飯ジャーなどの置き場は左側の収納に隠されており
使用するときにオープンにします。
したがって一切余計なものが見えないオープンキッチンを目指しています。
プライベートスペースの廊下にはいろいろなところから光が入ります。
南側の庭に面した子供室1。勾配屋根に沿った傾斜天井となっており
明るくて拡がりのあるスペースです。
一番奥にある同じく南側の庭に面した子供室2。壁の一部にニッチ(くぼみ)を作り
床にクッションなどを置いて囲まれた小さなスペースの中に入って本を読んだりする
場所として提案しています。
我々の提案する建物は決してハードなものだけではありません。
生活の楽しさと美しさを考え提案を行っています。


























