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2,3日は2日が千葉の住宅の民間審査機関による完了検査立会いおよび
設計事務所検査、3日が施主検査という予定でしたが
行ってみると、検査を受ける状況ではないほど現場での作業が行われており
3日は施主検査の予定を延期し、とりあえず見てもらう形に変更しました。
2日は昼よりずっと現場に立ち尽くし、作業の状況を見ながらあれこれと指示し
夕暮れのブルーモーメント時の暮れ行く光と影のハーモニーを空間を通して
確認することができました。
垂直方向の吹抜けの広がりや水平方向のデッキの広がり
連続する開口部を通しての外とのつながりや
限定された開口部を通しての外部の切り取り、スチールの手すりなど
すべてのパーツが渾然一体となり暮れゆく光の中で
ハーモニーを奏でる-----------。
自分でも不思議な感覚ですが、現場は追い込みの戦闘状態のなか
次から次へといろいろな機能上の確認事項を処理しながらも
この家が光の増減によりどのように見えくるのかを確認している自分に気付きます。

僕らの役割というのは、この相反するような機能と感性の両方を
まとめあげることにあって、それを常に施主の方々に求められているように思います。

この家の施主の方も極めてクリアで頭脳明晰であり
論理的な回答を求めてこられますが、感性においては常に
ボクがどういう基準で捉えているかということにおいて
信頼をされていることがよくわかります。

そう思いながらも2日続けての現場に疲労困憊し
最終便で 福岡に帰ってきたのでした------。

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