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連休明けの今日、午後2時ごろ、アトリエのチャイムがピンポ―ン♪♪。
ハ――イと扉を開けると、
花束を持った外人のカップルが立っていました-----—。
ン-----—????
Can you speak English?といきなり聞かれ
ぼくは英語が話せませんと答える。
すると、この建物の外観の写真を撮らせてもらって良いですかと聞かれるので
あなたたちは、建築家ですか?と尋ねると
ミュージシャンとの答え-----–。
ミュージシャンが何故??と思いながら
あーー困ったと思う。
でもここはせっかく来たのだから
どちらにせよ家の中を見せてあげなければと思い、
少しばかり待って下さいと言いました。
それから、猛然と急遽、家の中を片付けまくり。
片付けながらも中学生の時から苦手な英語をどうしようと思う。
昼食に出たフジヤマよ早く帰ってきてーー!!と心の中で願う。
やっとのことで片づけ、玄関より彼らを招き入れたところに
フジヤマが帰ってきました。
はあーー良かったと思う。
ほんとに突撃訪問は困ります。
とめどもなく汗が流れてきました。

以下はフジヤマを通してのはなしです。
かれらはお互いに30才になるドイツ人のカップルで
彼はクラシック音楽のプロデューサーで彼女はピアニストということ。
二人ともドイツを出るのは初めてでいきなり日本に。
彼の母親が長崎にいるらしく(どうしてかは知りません)、
大阪や福岡、五島列島の教会などの見学で
12月まで日本に滞在する予定。
大阪では坂茂のカーテンウォールの家を見てきたらしい。
このCITY CUBEはドイツでタッチェンの本で見て好きだっだらしく
グーグルマップで確認してきたとのことでした。
ドイツのモダンデザインはバウハウスなどで歴史があるが
住宅でのミニマムな家は極めて少なく、○○風の家などが圧倒的に多い。
CITY CUBEはタテとヨコの線のバランスが美しく、
ガラスの多用も好みだということ。
花束を持ってこられたのは、たぶん推測すると
ポーチに入ってアトリエの名前を確認したので
近くの花屋で取り急ぎ購入されたのではないかと思う。
その花の選び方も、さすが西洋人らしく
自分たちで選んだ花を組み合わせたもので個性的。

室内の写真を取っても良いですよと言うと、
大喜びで気を遣いながらも撮影されていました。
彼女がこの上の部屋は子供室ですよねと指さして言われたので
どうして知っているのですかと尋ねると
平面プランを見てそのように理解していたということで驚きました。
ミュージシャンで建築にも造詣が深いというのはさすがドイツだと思いました。

かれはバッハの曲をカバーしているらしく、
ドイツに戻ったら御礼に送ってくれるとのことでした。

彼からもらった名刺に記載されているホームページ
www.nordklang.de
かれの名前はjohann gunther

 

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