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きょうは、10時より再来年卒業予定の学生と面談。
現在、アメリカのオクラホマ大学でインテリアを専攻中とのことで
今回、一時帰国の機会を利用してご実家がある茨城より来られました。

当アトリエは、まだ再来年に求人を行なうかどうか未定ですが
向こうの大学でインテリアのどのような教育を受けられているのかという興味もあり
お話を聞かせていただきました。
当アトリエをインターネットを通して知られたようですが、関東には数多くの
設計事務所及びインテリア事務所があり、極力、実家から通えるところを
お勧めしました。Iさん!あと2年間がんばってください!

11時より茶山のK PROJECTのキッチン廻りのレイアウトについてアリヨシと打ち合わせ。
キッチンにおける寸法の優先順序の捉え方がまずく、もう一度捉え直すとともに
先入観を捨てキッチンメーカーへの寸法変更の可能性について確認を行うよう指示。

11時半より豊浜のN PROJECTの実施設計で開口廻りのディテールについて
担当のカサギと打ち合わせ。
あらかたメドが立ったようでしたが、細かい部分における雨水の処理について指示。

午後1時より、LEAF HOUSEの施主ご夫婦を担当のフジヤマとともに車で
アルミサッシメーカーのショールームにお連れしました。
LEAF HOUSEは9枚の屋根で構成されていますが、現場の段階で
車のための庇が必要になり、建築での対応ではどうしてもコストが合わないため
止むを得ず、サッシメーカーのカーポートを使用することになりました。
カーポートにもいろんな種類があり、現物を見ての確認となりました。
道路側には設置せず、敷地の奥に設置しますのでアプローチ周りのデザインには
影響がありません。

5時より、市崎のO PROJECTの施工契約の立会いをアトリエで行ないました。
いよいよ契約。やっと着工です!

6時からは、スタッフ全員を車に乗せ箱崎の九大キャンパスで行なわれる
広島の建築家三分一さんの講演に行って来ました。
おそらくこれまで誰もやっていなかった建築へのアプローチが斬新であり
その結果としての建築が存在感を浮き立たせています。
自然の現象を化学的に分析し、その場所のエネルギーとして生かす手法は、
エコロジー問題にも直結していますが、それを小川晋一仕込のミニマムなディテールと
デザインによって昇華させているところが素晴らしいと思います。
化学の建築家としての稀有な存在で
今後、世界的な建築家になられるのではないでしょうか。

“建築家三分一博志氏講演” への2件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    三分一博志氏、このブログを見て、すごく気になり
    検索しました。
    日経アーキテクチャの2008.7-14に犬島アートプロジェクト
    が掲載されていました。改正建基法の特集にばかり
    目をとられ、見逃すところでした。あとで、もう一度読んで
    みようと思います。情報ありがとうございます。
    大石さんの、これからのプロジェクトも期待しています。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    どういたしまして!ボクも三分一さんの作品は、「新建築」に掲載された
    広島のイタリアンレストランだけですが、既存の駐車場のアスファルト
    舗装を切り刻んで再利用するなど、エコロジーをデザインまで
    高める意識を強く感じました。
    犬島のプロジェクトも近いうちに是非、見に行きたいと思っています。

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