BLOG

今日まで笠置が休みなので、笠置担当の現場からの質疑への対応と
ヒラノが担当の篠栗の家の現場定例打ち合わせで一日が終わりました。
笠置担当の現場物件は、上棟した苅田町の5Similar Houseと
西に向かって開け!プロジェクトがあり、計画物件ではLight Tube
があります。
西に向かって開け!プロジェクトは、いよいよ20日に上棟です。
2階からの西の眺めはどのように見えるのか楽しみにしています。
笠置がいないのをいいことに、今日は早目に切り上げ、
みんなで行きつけの蕎麦屋に行くことにしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


きょう、久留米のSOLIDに行ってきました。
竣工して4ヶ月がたち、とても気持ちよく住みこなされていらっしゃいました。
奥様には事細かく、使い勝手や家事動線の動き、収納の許容量などいろいろと
聞かせていただき、想定通りにうまくいっていることを実感しました。

キッチンの横にとったファミリーコーナーは、西側の窓際にあり暑いので、これまであまり
使用されておられませんでしたが、これから寒くなる冬場は、逆に暖かいので
子供たちの場として積極的に使われるご予定のようです。

夕方の5時よりLIGHT TUBEの基本設計の最終打ち合わせを行ないました。
照明計画の説明と1/30の模型を使用しての内観の確認がメインです。

来週より再度概算を行なった上で1ヶ月かけ実施設計に入る予定です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

2007.09.13

草野球

昔の映画で山田洋次監督「幸せの黄色いハンカチ」というのがありますが、
その中のワンシーンで映画初出演の武田鉄矢 扮する青年が、桃井かおり
演ずる女性にしつこく迫るシーンがありました。
主演の寡黙な役の高倉健が、見るに絶えずボソッとひとこと言います。
「いいかげんにせんかい!お前のようなヤツを草野球と言うったい!」
きょとんとする武田。
「先輩!草野球ってどげん意味ですか?」
「ミット モ ナイ!ということたい」

きのう、安部総理大臣が突然、辞任表明をされました。
タイミングがあまりにも悪く、草野球といわれても仕方ありません。
もっとも恥ずかしい思いをされておられるのはご本人だと思います。
病気が本当の理由という話もありましたが、今日の病院の会見では
それほど深刻な病状でもないように思われますし、精神的なプレッシャーが
大きな原因のように感じます。
「君主論」を書いたマキアヴェッリ(昔、一度読みましたが全く憶えていません)
に詳しい塩野七生さんだったらどんなコメントを出されるか聞きたくなりました。
どなたかある識者が論評されておられましたが、政治的経験をあまり積んで
おられないまま、トップになられたため、様々なシチュエーションでの臨機応変の
対応が後手に回ってしまった。もっといろんな方法があった筈だと。

これは、われわれの職業でも同じようなことが言えるような気がします。
経験というのは、場合によっては斬新な発想を邪魔する場合もありますが、
いろいろな選択を可能にするものでもあります。
しっかりとした基礎を焦らず地道に築き上げることも必要です。
若い人はデザインばかりに目が行きますが、草野球と言われないように
基礎を固めましょう!苦労をしたほうがいろんな経験が積めます。

ところで、当アトリエのO Residenceがローマの建築サイトに紹介されています。
興味のある方は、下記アドレスをクリックしてみて下さい。

http://www.europaconcorsi.com/pro/Kazuhiko-Oishi-

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


きょう、5 Similar Houseの現場で中間検査があるため、朝11時にアトリエを出発。
午後2時に中間検査を無事終了し、その後夕方近くまで、打ち合わせを行なってきました。
壁の下地ができるにしたがい、だんだん5つの棟の形が明確になってきました。
施主のAさんのご主人も移動の途中に立ち寄られ、冷たい飲み物の差し入れを
いただきありがとうございました。
現場監督のKさんが、リビング・ダイニングの拡がりと高さがとても気持ちいいと
言われ、たいへん嬉しく感じました。
吹き抜けを通して、子供たちの遊び場としてのロフトとつながっているため
2階の子供室の孤立感がなく、いい感じになっています。

現在、枠回り、水切りの詳細な納まりの詰めもほぼ終わり、コンセント、スイッチ等の
設備機器の位置の指示及び施主の立会い予定日を詰めています。
現場には常に担当者と私と二人で行っていますが、担当者は事務所で私と打ち合わせを
行なった内容を、詳細に現場監督に伝え、私は大まかに現場を見ながら、何か問題や
見落とし、図面との食い違いがないかを確認しています。
今日は、ファミリールームの掘り座卓が施工上見落とされているのに気付き、収穫が
ありました。こちらが事前に発見することで、現場も手戻りがなく助かります。
このような地道な細かい積み上げを行ないながら、竣工に向け現場は進んでいきます。

“5 Similar House 現場” への1件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    本日は遠いところありがとうございました。2階のある棟のL字の壁の疑問も解決できてよかったです。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

2007.09.11

夕暮れ


先日の書き込みでSHIMA STYLEの施主(サーファー)より岩盤浴など行かずに
運動しなさい!と言われたので、きょうはウォーキングをしました。
夕暮れの百道浜は、空がとても綺麗です。
時々、出張先の帰りの車ですばらしい夕焼けに出会うことがあり、スタッフの
笠置と車の中から思わず見とれ、夕焼けのような建築つくれないかなあと
言うことがあります。
僕の記憶が間違っているかもしれませんが、修学院離宮の建物の中に
夕暮れの間という部屋があり、昼間の光を部屋の位置とひさしによって
調節し、夕暮れのような雰囲気の光の状態を演出した部屋になっていました。
昔の日本人の繊細な感性には、民族としての誇りすら感じてしまいます。

さて、僕の愛読書の一つであるヘンリイー・プラマー著「日本建築における光と影」
からの引用をご紹介。

赤い光は季節の変わり目に見られるだけでなく、

生成と消滅の転換期を表現するものである。

長波の光は赤外線の波長や熱線に近く、高温やエネルギーの放出などに

密接に結び付いている。

赤は変態状態が最も活性化しているものから発せられる光の色であり、

それは溶解したり錆びたりした鉄、残り火、踊る炎、火の起きている石炭、火床、

火葬の薪、恒星進化の最終段階にある膨張星などである。

燃えるものは死んで煙となって立ち昇るように、最後には輝ける灼熱の

エネルギーを見せつける。

それは発光するものすべたが放つ核心の色であり、物質が精神に変転する時、

またはその逆の作用が働く時にのみ観ることができる光の色なのである。

おそらく生と死のきわどい境目にふさわしい色は、赤をおいて他にないであろうし、

したがって一心同体ではないにしても非常に近い関係を暗示するような、

始まりと終わりの間の矛盾を含んだ感覚を喚起しうる色も他にない。

この始まりと終わりをつなぐ二義的な色彩現象は毎日繰り返される。

西の地平線に見える日没のように、消えゆく赤い球体が最後に投げかける光は、

雲と地面に一時的に淡い紅色の覆いをかける。

空と地面は毎日同じように輝く薄紅色を浴びて生まれ変わる。

この薔薇色のヴェールは地球上のすべてのものを色によって表現し、

日の出や日の入りの瞬間の風景がもたらす気分、さらに日常生活においては

目覚めや疲労の感覚として色によって表現しているのである。

“夕暮れ” への1件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
     夕焼け!いいですねー!
    我が家からは壱岐がみえるのですがその水平線
    また夕日が沈んだあとの雲の色が素晴らしいです。
    我が家の鬼嫁にいうと「ふ~ん」で終わり
    慣れてしまっているのか?...
    「子供は空を太陽が染めているのね」等とわかっているのか
    ひとりごみ捨てをしながら感動しています。
    といいつつ運動不足なshimastyleでした...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。