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最近、このブログが仕事の話しばかりで申し訳ありません。
忙しいと仕事以外のことがなかなか浮かばず、いけないと思っているのですが------。
気持ちに余裕がない証拠だと思います。
そういえば、1月に入り、仕事以外の面白いことへの想像力が働いておらず、
リフレッシュできていません。
車の中でそういう話を笠置にしていましたら、「温泉や山歩きなどはどうですか?」
と言われました。
何かそれってジジ臭いような-----—。まだ51才だぜー!!
ハァー、何かもっとかっこよくて面白いことないかなーーーー。
それ以上の想像力が湧いてきません。
最近、ヒラノも急に仕事が緻密になり、茶化せましぇーーーん。

ところで、桜坂プロジェクトは同時進行で進められている上の段の敷地の
5戸の集合住宅と全体の統一感を出すことになり、上の方を担当している無重力計画の
井本氏とデザインのすり合わせを行なうことになりました。
また、外観イメージについても不特定の買い手のニーズに対応できるように
モダンな部分を抑えたフランク・ロイド・ライト的なオーソドックスなイメージでの
調整を求められており、きょう、井本氏とデベロッパーのところで打ち合わせを
行ないました。
来週の共同打ち合せまでに再度検討し直した外観デザインを提案する予定です。

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日曜日にスタッフの笠置とヒラノとともにNKSアーキテクツの北九州の
クリニックの見学会に行って来ました。
かねてからNKSの末廣さんたちの作品は、凡庸ではなく刺激的であり
用途や機能が変わっても、常にコンセプチュアルな方向を失わずに
作り続けている姿勢に大変興味を持っています。
求められている機能を踏まえながらも、常に今までにないものを
提案されており、お話を伺ってもコストを含めた合理性の中での
試行錯誤をされており、絶対にぶれない軸足がしっかりしているからだと
思いました。
医療施設の機能優先の条件の中から、今までにないコンセプトを見つけていく
ことができる高い能力と、構成と構造との整合性を踏まえた実行力とデザイン
において群を抜いています。

今回のクリニックは、家型をした9つの箱に機能が集約され、内部の動線的通路
は集落の街路として扱われています。特に面白いのは、家型の形状としての
斜め壁とフラットな屋根との造形的関係性において、これまで見たことのないとても
新鮮な感覚を覚えました。
家型の箱は、構造的解決を踏まえ、交互に向きを変えて配置されていますが、
それが外部においては、単調さを打ち破るものになっており、内部においては
複雑な見え方につながっています。

みんなー!医療施設でも、もっとがんばれるよー!!と勇気を与えてくれる見学会でした。

“NKSアーキテクツ見学会” への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    こんばんわです。コメント見ました。正直うれしかったです。クライアントでもないのに知ろうとしてくれているその姿勢が涙がちょちょ切れるほどうれしかったです。僕は現在34歳。奥様と娘2人の4人家族です。音楽が大好きで音楽の無い生活は考えられません。大切な宝物である『LINN』というオーディオの似合う家に住みたくて家を建てました。で、家の件ですが実は木造です^^三角の大小二つの家が渡り廊下でつながった家です。。。「CITY CUBE」は大石さんの自邸だったんですね!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    tessyさん!いつもいつも、遠く埼玉からありがとうございます!
    「LINN」ネットで早速見ました!知らなかったことが悔しいでーす!
    音楽は、インスピレーションの源泉です。あまり詳しくありませんが
    感覚的なボクにとっては、仕事中の音楽をとても重要視しています。
    情報源がないのでもっぱらカットに行く美容院でかかっているので
    気に入ったものを教えてもらったり、ネットで視聴できる
    BASIS RECORDSなどから購入しています。
    何か情報がありましたら教えて下さいね!

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2008.01.26

造園

今日は、朝より「篠栗の家」の造園で柳瀬さんに紹介していただいた
N造園のHさんと打ち合せ。70才近いお歳ということですが、
革ジャンがとても似合ってらして、年を取って着た方がカッコイイ
と改めて思いました。
建築家というのは、全体を統括する上でオールマイティーでなければならなくて
造園の樹種や配置における構成も知識として知っておかねばならず、
建物を含めた全体の構成のなかでの造園について、専門の相手に明確に
伝える必要があります。
オーケストラの指揮者のようなものと思っていいかもしれません。
もちろん、どんなにうまく伝えたとしても相手にキャパシティーがなければ
結果的に良いものにならない訳で、組む相手を見極めることも要求されます。
今回は、造園の予算も多くはありませんので、こちらの意向を汲み取っていただける
方で建築家とのお仕事をされておられる事を考慮してお願いすることにしました。
かなり必要最小限の提案になっていますが、施主の意向を確認した上で
再度、調整したいと考えています。

“造園” への1件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    大石さん、「オーケストラの指揮者」←この表現ってすごく分かりやすいです。

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2008.01.25

変なジンクス

今日は、フジヤマとともにRIVERSIDE HOUSEの減額項目について
熊本の施主のところに打ち合わせに行ってきました。
夕方6時からの打ち合せに、別件での土地を購入予定されている方の
候補地の確認もあり、事務所を4時に出発、10時に戻ってきました。
これまで、施主のご自宅での打ち合せは数多くありますが、
何故か、そこでトイレを拝借した場合、その後、結果的にご破算になったり
したことが何度かあり、縁起かつぎかもしれませんがどうしても気になります。
ほんとにバカみたいな話ですが、絶対にこの仕事を失いたくない気持ちから
トイレに行くのを我慢しています。
ああ–苦しい!!と思いながらもイヤだー、絶対最後までやり抜くためにも
行かないぞー!と内心思いながら変なジンクスに悶えているボクは変でしょうか?
バカですねー!

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2008.01.24

LIGHT TUBE現場


LIGHT TUBEは、現状の構造計画では確認申請の受付が、
いくつかの民間の審査機関で無理だったのが、
最後に持って行った土木事務所では一転して許可が下りました。
木造で基礎と土台がどの範囲まで固定されていないといけないのかを巡り、
2階部分が宙に浮いているLIGHT TUBEを在来工法での木造とするのは、
難しいとの判断で構造計算を求められていました。
もともと、今回の建物はあくまで構造計算を必要としない方法での
構造計画としていましたので、解釈を巡っての論議が何度もあり、
民間の審査機関では、こちらの主張が通りませんでした。
こういう経験は、これまでも構造的なこと以外にあり、
民間の審査機関の方が頭が堅く、かえって役所の方が柔軟なケースが
ありました。
リスク回避の民間と公的サービスとしての立場の役所との違いかもしれません。
これまで役所は常に責任回避的なところを強く感じていましたが、
民間が同じような仕事を任されると姉歯問題もあって慎重すぎ、役所以上に
融通が効かなくなってきているのが実状かもしれません。
そういうこともあり、やっと着工しました。
現在、地階部分と駐車スペースの掘削を終え、基礎工事に入っています。
構造設計者にも来ていただき、掘削した地盤の土質の確認や深さ、
建物の敷地境界からの距離の確認をみんなで行ないました。

ところで姉歯問題による昨年6月の建築基準法改正に伴う確認申請の厳格化
によって、夏以降、住宅着工件数が大幅に減少していますが、
ほとんどはマンションが中心であって木造の1戸建ては、そうでもないとの
話でした。
ところが最近、工務店の社長からお話を伺うと、下請けさんの仕事が
減ってきているとのコト。これまでよりじわじわと景気が悪くなりつつあり
政府は、早急に対策を立て手を打たないと基準法改正が日本経済悪化のきっかけ
になったということになりかねません。
石油高騰に伴う値上げラッシュと今週からの世界同時株安、イヤな感じです。
あまりにも悪い状況が重なってきていますが、福田首相は果たしてどこまで
がんばっていただけるでしょうか?

“LIGHT TUBE現場” への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    こんばんわ。うちも姉歯問題で6月の法改正前に確認申請を出したのですべり込みセーフでしたが改正後だったら正月を新築で過ごす事はできなかったと思います。何かとやりづらいと思いますがいつも『positive』な大石さん!頑張ってください。。。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    だんだん、tessyさんのことがわかってきました!
    住宅は、できたばっかりなんですね!それも木造では無さそうですね。
    これからも前向きにがんばります!

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