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大徳寺を見て回り気が付けば午後2時過ぎ

急いでANAクラウンプラザ京都に隣接のホテル・ザ三井にあるイタリアンランチを予約、ランチ営業時間締め切りの2時半まで時間がない為タクシーで向かいギリギリ滑り込みで間に合いました。

 

 

 

ザ三井はツイン1泊14万円の高級ホテル

全体のデザインは場所が京都ということもあり和風ミースのようなラインを活かした建物で

清水建設の設計・施工ですが最近、大手ゼネコン設計部のレベルが上がっていることを窺い知ることができます。

 

 

 

正面から入ると水を張った大きな中庭を中心にコの字型プランで右側奥に

イタリアンレストランがあります。

 

 

ここのインテリアは要素が多くあまり好みではありません。

アラカルトを頼もうとしたら1品パスタが4500円と高額の為、お得な6500円のランチコースを頼みました。

料理は前菜のスープに始まりサラダ、メレンゲが載ったホワイトボロネーゼ、メインの魚、デザートとしっかりとしたコース料理でとても美味しかったです。

 

(メレンゲが載ったホワイトボロネーゼ)

 

4時ごろまでゆくっりと過ごし、帰りの新幹線が18時15分発の為ANAクラウンズホテル京都で荷物を受け取り京都駅へ向かいました。

 

 

 

京都駅は今年の1月に亡くなられた原広司氏による設計で日本における駅舎空間をヨーロッパの駅舎並みのレベルに引き挙げられた最初の建築です。

建物は在来線側にあり新幹線口にはないのですが、ボクはこの巨大な空間が大好きで京都に行った際は必ず寄るようにしています。

ヨーロッパの駅には巨大な空間下エスカレーターで屋上広場まで行ける所はないだろうと思います。

 

 

 

 

夕闇が迫る中、京都タワーに灯りが点灯

京都タワーはボクが14年間在籍していた山田守建築事務所の創業者山田守氏の設計によるもので、建設時に京都にタワーが出来ることに対しエッフェル塔と同じように景観問題で紛糾しました。

今では日本的燭台のようなデザインで親近感を覚えます。

 

急遽思い立った1泊2日の旅行でしたがとても充実した旅となりました。

京都の長い歴史には先人達による文化的密度の高さが重層しており

何度訪問しても見る価値があると改めて思いました——–おわり

 

 

 

 

大徳寺境内の大きな通路を二人でブラブラと歩いていると

通路内に停めていた軽自動車から降りてこられた人の良さそうなオジサンから声を掛けられ

大徳寺内の拝観はとても絞られており拝観できるマップを頂きました。

このマップが非常に役に立ち、拝観できる所を見て回りました。

旅先で地元の方から親切にされ非常に有難い思いでいっぱいになりました。

 

 

グリーンで囲まれた所が拝観f出来ます。かなり少なく感じるかもしれませんがこの3か所(総見院、興臨院、黄梅院)だけでも見どころが多く十分堪能できました。

ここ以外に大仙院と瑞峯院は拝観でき、龍泉庵は数多くの盆栽がありその中で樹齢700年の盆栽が目玉になっているようでしたが拝観料が高かったので止めました、ただ盆栽に興味のある方には見どころがあると思います。

 

 

 

 

大仙院の石庭

 

 

 

外廊下が雁行しながら次々と庭が展開していく間に塀が挿入され連続していく空間を一旦区切り、しかも開口部を設けて奥の景色を見せています。

日本の伝統建築と庭との関係性はこの京都において非常に洗練された工夫がされていることを感じます。

 

 

個人的には広々とした抽象的石庭よりももっと狭く限られた空間で展開する庭園が好きです。

この外廊下の床材には幅広の長い1枚板が使われており現在ではとても手に入らないだろうと思います。

 

 

 

大友宗麟によって創建された瑞峯院の石庭、ここの庭は戦国大名らしい豪壮な雰囲気があり思わずビデオでも撮影しこの写真では全体の雰囲気が伝わらず残念ですが、

後で調べてみるとこの庭園の作庭は重森三玲との事で納得しました。

 

 

 

瑞峯院の茶室

 

 

 

黄梅院の入口、柵に使われている竹の留め方が非常にきれいにです。

 

 

 

玄関正面の不思議な形をした開口部

 

 

 

黄梅院の修復された回廊

 

 

 

 

 

 

黄梅院は入口から常に屈曲しながらのアプローチで次々と場面展開していく変化に富んだ場所でした———つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日目、ホテルの朝食時間を気にすることなく部屋でゆっくりと過ごし

部屋にあるコーヒーを沸かし昨夜買ってきたサンドイッチを食べ

まずはホテルから徒歩で行ける三条商店街に向かい

その後、大徳寺境内にある高桐院へバスに乗り向かうことに

 

 

 

午前10時の商店街はまだ閉まっている店も多く、坂本漬物店が開いているのか心配でしたが、幸い開店しており昨日貴与次郎で食べた同じ大根の漬物と現場用のおみやげ用漬物を購入、とても安く得した気分になりました。

 

 

 

大徳寺の境内は非常に広く数多くの塔頭( 禅宗寺院で、祖師や門徒高の死後その弟子が師のを慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた(多くは祖師や高僧の墓塔)や庵などの小院)があり高桐院もその中の一つです。

境内は観光客がほとんどいなく大変静かで久しぶりに静かな京都で

風の音や葉擦れの音、砂利を歩く自分の足音等日本人としての内省的な自分の感覚が研ぎ澄まされる思いを抱きました。

 

 

 

 

前日の京都の予報では寒波が襲来し急に寒くなるということでしたが朝から前日とは違い寒い中晴れ渡り、静かさの中冷たい冷気に身が引き締まり

とても気持ち良い感覚を覚えました。

 

 

 

折角目指してきた高桐院でしたが残念ながら3年前より拝観が不可になっており観ることができませんでした。

この入口における見せ方、敷地周囲に張り巡らせた塀が折れ曲がり出来た

スペースに中心軸を設けながら両サイドに松を配置し正面から屈曲して

メインアプローチに入らせる方法は極めて日本的で素晴らしいと思います。

 

 

ここは大徳寺境内内の別の塔頭ですがここでは石畳がまっすぐに通さずズラシの手法で両サイドのグリーンに変化を与えています。

 

 

 

大徳寺の築地塀(ついじべい)

 

 

 

 

 

京都のお寺の参道には様々な石畳のデザインがあり非常に興味深いデザインのひとつです

 

 

 

 

 

大徳寺境内にはいくつか拝観可能なお寺がありそこの紅葉は見事で観光客も非常に少なく素晴らしい場所でした上の写真は大徳寺興臨院の紅葉です。

 

つづく———。

 

 

京都の寒さの中、歩き回って冷えた体にはカフェでの1杯のコーヒーはその香りと共に体全体が癒されます。

気が付けば5時近くになっており、近くでタクシーを拾いホテルでチェックインを行いました。

 

ANAクラウンズホテル京都は二条城の堀の東に面してあり、高級ホテルのザ三井が隣接、

古いホテルらしく改築の時期を迎えており

建て替えるとオープン当初より規制が厳しくなっている為、

現状より階数を下げ規模を縮小しなければならなく改装の方向で動いているそうです。

先月モデルルームとして6階の6室をリニューアルし、

当日はたまたま空いておりそちらへ無料でグレードアップしてもらいました。

 

 

インテリアは最近の流行である日本的な佇まい(格子、障子)を意識した

白木を多用したデザインとなっており、入口近くにある洗面・浴室廻りを

ベッドルームと一体となる拡がりを意識したスペースになっています。

 

 

 

洗面が寝室に向いた珍しいレイアウトで寝室とは可動式のタテ格子で仕切れるようになっています。

 

 

 

窓側に簡単な長椅子タイプのソファが造られていますがちょっと狭くて使いづらく工夫の余地がありそうです。

ボクは地階にある大浴場とサウナ(ここは貧相な古さのままで早急に改装する必要性を感じました)で1時間ほどゆっくりし

その後、ネットで近くの京料理貴与次郎を7時に予約し、観光客が少ない為かすぐに取れ歩いて向かいました。

お店は京町家を改装した建物でいったん玄関から中に入った後

一度中庭に出てそれからお店に入りました。

カウンターにご夫婦のお客さんがいるだけでテーブル席に案内されました。

 

 

 

 

 

京みそで煮込んだとてもやわらかいアワビ、とても上品な味で美味しかったです。

その後、カウンターの客がいなくなりカウンター内の店主と色々と話をしているなか、

明日錦市場に行き漬物を買おうと思っていると言ったところ

錦市場は今や観光地化しており高く、地元の人間は行きませんと言われ

その代わり三条商店街の坂本漬物店に行くように教えてもらいました。

全部で7品ほどのコース料理を堪能し9時ごろお店を出ました。

 

ホテルの朝食は1人5000円と高い為、帰りにコンビニに寄りサンドイッチを買ってホテルに戻りました。

長くて充実した1日が終わり眠りにつきました———つづく

 

 

 

高台院近くの参道沿いにある京懐石のお店で湯葉がメインの昼食を済ませ

南禅寺の裏手にある紅葉で有名な永観堂へ徒歩で向かいました。

 

 

苔の上には真っ赤に紅葉したもみじが落ち重なり、秋の終わりを告げています。

 

 

 

 

この辺りは哲学の道の起点で道沿いの春の桜も素晴らしく大好きな場所です。

歩き回っていると時刻は4時近くになっており寒いこともあり

お茶をしようということで近くの気に入ったカフェを探し一息入れました。

 

 

この建物の左側半地下にカフェが、木製のコーナー窓が各階に配置されており京都らしい凝った雰囲気

 

 

 

枯葉散るお店前のサンクンガーデン

 

 

つづく———