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建築プロデュース会社のプロトハウスさんよりご紹介を受けた
新規観世音寺プロジェクトの2回目のプレンテーションを行いました。
現在、現場が進行中の同じ観世音寺地区内にあり敷地は道路を挟み
山側の方にあります。
文化財保存地区内にあるため観世音寺S PROJECTと同じように
景観規制に伴う建物の屋根形状についての規制があります。
最初の提案においては、分棟形式の路地型案でしたが
銀行への融資を受けるための簡単な図面が欲しいと言われ
急遽、作成した中庭案の方に興味を持たれ、今回2度目のプレゼとなりました。

よく熟考してアイデアをひねり出したものより
敷地に対し素直な気持ちで作ったものの方が受けるというのは
不思議なもので案外、的を得ているというか物事の道理としての
一面でもあるかもしれません。

ボクの場合、通常、コンセプトと外観は同時進行でイメージするのですが
今回の中庭案は当初、融資用の平面プランだけが必要とされたため
外観については、全くイメージをしていませんでした。
そこで、プランをベースに外観のスタディを行ってみました。

中庭を挟み二つの棟の高さを変えたフラットな陸屋根とし、
奥の見ない部分を片流れ屋根とすることで景観条例の規制をクリアしようとする案


クライアントがプライバシーに注意を払われているため外周を回る壁に
ほとんど開口部を付けずにジグザグした屋根の側面より自然光を確保する案

この二つの模型をもって太宰府市役所に確認を行ってみると-----–
A案はダメでB案は軒が少し出ていればOKということに。

へえー!どうみてもA案は街並みになじみ、B案は過激に見えると思うのですが
役所というところはあくまで基準通りだと改めて思いました。

そこでC案のスタディを行い、C案で提案することに。

 

   

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