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オリックス監督の森脇さんがシーズン前半で実質の辞任となりました。
もとホークス出身だったので大変残念です。
昨年度、ソフトバンクホークスと熾烈な戦いをし
今年はさらに外部からの助っ人の大補強をして戦力的に充実しているとの評価でしたが
シーズンが始まり、故障者続出で交流戦も含め、波に乗れない状態が続いていました。

主力メンバ-の故障が原因でまともに戦えないならば
監督責任ではないように思われますが、
昨年の戦い方においてリリーフピッチャーを酷使していたため、
今シーズンになりその影響が出ているのではと思います。
大活躍した比嘉が故障中で平野、岸田、佐藤とみな調子が悪く
今シーズンは後半、逆転される試合が続いています。
やはりオリックスにとって昨年は目いっぱい無理をして戦ったのかもしれません。
ソフトバンクも調子が悪いピッチャーが多い中、
後半に大隣と武田が出てきたお陰で劣勢を挽回できたことが大きかったと思います。

そうやって考えてみると監督業というのは、目先の戦いだけでなく長期的な展望を
踏まえながら選手起用を行わなければならず、
森脇さんが辞めるのはそこの見通しを誤った戦力補強に対してかもしれません。

5月に入っての工藤監督の選手起用をみると
これまで控えの選手にもチャンスを与えながら、
主力選手に対する故障への配慮と備えという戦力ダウンに対する対応と
長期的展望を持って采配しているように感じられます。

勝負師としての感の鋭さはこれからの経験の積み重ねにおいて磨いて頂くとして
明確なコンセプトを持った新しい監督像を築かれることを期待したいです。

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