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ソチオリンピックの開会式を録画で拝見しました。
ロシアの歴史を少女のまなざしを通して俯瞰する一大絵巻で
さすがに大国として数多くの作家、音楽家、芸術家、科学者を輩出した国だけあって
国家としてのアイデンティティを感じさせる演出となっていました。
北京も素晴らしかったですがロンドンオリンピックの演出よりも
はるかに今回の方が芸術性を感じました。

ところで巨大な吊り下げられたオブジェが次々とスタジアム内を横へ移動していく様を観て
あれだけの大きなものを一体どこに収容しているのか気になりました。

今回のオリンピックはロシアが国家の威信をかけ、北京の4兆円を上回る五輪史上最高の
5兆円をかけたという説明でしたが、オリンピック会場の施設群の配置をみると
パビリオンのようなバラバラな配置計画でどうみても美しく感じません。
(計画によればオリンピック終了後F1サーキットになるそうでサーキットのルートに
邪魔にならないように配置せざるを得ないのかもしれません。)

この写真をよくみると右上にある建物がメインスタジアムで その左中心部に
聖火台があります。これまでのオリンピック会場と違い、
聖火台とスタジアムを切り離したのは初めてではないでしょうか。
開会式では男女2名の聖火ランナーが会場の外にある
聖火台に向けて走る中、両サイドに式の出演者たちが並び、
拍手で迎え送り出すシーンがあり
その背後に式に使われた巨大なオブジェ群が置いてあるのが見えました。

それを念頭にこのスタジアムの俯瞰写真を見てみるとスタジアムの両サイドに
大きく飛び出た箱のようなものがあり、これがたぶん格納庫になっていると推察できます。
そうやってみるとこの建物がシンボリックをメインとしたものではなく
内部の演出を重視した結果として出来ているように思えました。
(スタジアム右後ろにある巨大な三角屋根の倉庫も不細工ですが)

たぶんこれらの余計なものはオリンピック終了後、
撤去することを前提として作られたのだと思います。
(オリンピック終了後、サッカースタジアムになるそうです)
そう捉えるとロシア人は意外と合理的で現実的なんだと感じました。

ところで選手入場時の各国ユニフォームデザインについてネットで話題になっているようで
ぼくも選手入場を見ながら各国のユニフォームデザインを観て楽しんでました。
フランス—さすが!ジャケットのような上着との組み合わせ

アメリカ—-アメリカらしく明るくカジュアル!

そして日本は-----えっ!!—-ダサーーイイ!!

白と黒だけ、いまどき冬のゲレンデでこんなに寂しいかっこうで滑っている人などいません!
日本からは世界的に有名なファッションデザインナーが数多く輩出しながら
何故、こうなんでしょうかねえ------悔しい!!

さて6年後の東京オリンピックの演出は、だれが担当するでしょうか?
またユニフォームのデザインはどうするでしょうか?

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