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現地調査といえば建築の敷地確認と思われるかもしれませんが
きょうは、リハビリで入院中の母が病院から
2名の女性療法士の方と一緒に外出許可をもらって転居先のマンションに出向き
退院後の生活を行ううえでの調査を行ってもらいました。

上がり框の高さ、廊下の巾、洗面入口の段差、浴室ユニットバスの確認
トイレ入り口の段差、バルコニーの段差、ベッドの高さなど時間に合わせ来て頂いた
福祉器具を取り扱う住環境コーディネーターの方と寸法を確認しながら
打ち合わせを行ないました。
病院のリハビリ訓練において復帰後の生活に近い状況での設定を検討するとともに
福祉器具設置場所の確認と器具種類の選定が主です。

これまでボク自身もいろいろな科目の病院を設計してきましたが
自分の母の状態を経験することで手すりの必要性がいかに大切か
身に染みて感じるものがあります。

それにしても今はむかしと違い、医療福祉の体制がだいぶ整い
恵まれている方でないかと実感します。

母は口の調子も良く、病院内の看護師さんのものまねなどをしたりして
療法士さんたちを笑わせていましたが
2か月近くも入院していると病院内部の人間模様は非常に面白く
小説に書けるくらいだと言っていました。

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