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2013.03.21

小学校の校歌

きょう昼休みに何気なくテレビをつけると
徹子の部屋にほんとに久しぶりに永六輔さんが出られていました。
永六輔さんは「上を向いて歩こう」の作詞家で僕らが学生の頃
深夜放送などにもよく出られ、凄い早口だったのを覚えています。
現在は難病のパーキンソン病を患われており
だいぶ痩せられご病気のせいで口も重たくなられましたが
黒柳さんとは長年の親友でもあります。

故人の思い出話として「お話し供養」という本を出されており
きょうは故人の思い出話で盛り上がっていました。
そんななか、お二人にとってご友人の作家の井上ひさしさんが作詞、
「ひょっこりひょうたん島」の宇野誠一郎さんが作曲の
東日本大震災で被害にあった釜石小学校の校歌の紹介がありました。
この校歌に守られたのか、幸い釜石小の児童は全員無事だったそうです。

以下ご紹介

いきいき生きる   いきいき生きる

ひとりで立って   まっすぐ生きる

困ったときは    目をあげて

星を目あてに    まっすぐ生きる

はっきり話す    はっきり話す

びくびくせずに   はっきり話す

困ったときは    あわてずに

人間について   よく考える

考えたら      はっきり話す

しっかりつかむ   しっかりつかむ

まことの知恵を   しっかりつかむ

困ったときは    手を出して

ともだちの手を   しっかりつかむ

手と手をつないで しっかり生きる

昔から学校の校歌とは何故どこも同じようなのか不満を持っていましたが
学校名も地域名もないこの詩を採用した学校側の英断と
それに応えた井上氏と宇野氏にあっぱれ!!
ぼくは最後の「困ったときは手を出して、ともだちの手をしっかりつかむ
手と手をつないでしっかり生きる」という詩に
何だか胸があつくなりました。

     

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