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3月に入り、4つの現場のうちの1件が竣工。
きょうは田島 O PROJECTを施工していただいたハタさんの筑羽工務店に
施工していただいている久留米M PROJECTの現場に行きました。

昨日竣工した田島の住宅の開口部枠の見付巾は10ミリの面取りとしましたが
この住宅ではスタッフのスミくんの提案で初めて6ミリの見付巾で作ってもらっています。
事前に割れないかどうか枠の試作品を作ってもらい触ってみましたが
結構、しっかりしておりやってみようということになりました。

枠の出は散り(壁からの出っ張り)が5ミリ、ボード厚さ12.5ミリで計17.5ミリです。
建築のディテールというのはミリ単位の打ち合わせを細かく積み上げていくもので
その集積によって気持ち良い空間が形作られます。

写真の後ろに見えているのは昆布茶が入った缶で、これが寒い現場では
ポットからあつあつのお湯を入れてもらいとてもおいしかったです。

小さいお子さんがいる住宅においては、階段の手すり下の空いたスペースが
毎回どのように納めるか難しいところですが、今回は9ミリの鉄棒をささらに溶接して
転落防止の格子を兼ねるようにしました。
鉄棒の太さはこの9ミリがぎりぎりのサイズでささらへの溶接により
かろうじて大きなたわみが収まっている状態。
当然ながら下の受材はスラブに固定し
タイルに空けられた穴より鉄棒が出てる見え方となります。
5 COURTS HOUSEの階段では床から天井までステンレスワイヤーを
たて格子状に並べましたが、床下の固定フックから一時外して
フローリングに空けた6ミリΦの開口よりワイヤーを通して再固定しましたので
とてもミニマムな納まりとなりましたが、
今回鉄棒では難しくそこまでの納まりにはできないので
タイルを分割して半割の開口を空け鉄棒を通すことになります。
なお図面のディテール1式はスタッフのマツオさんに書いてもらいました。
(踏み板は仮設です)

その後、御領町に着工予定のH PROJECTの請負契約の立ち会いで
スミくんと別れマツオさんとともに熊本へ向かいました。
今回はボクの建物を時々施工して頂いているみぞえ住宅さんに
福岡から来て頂き、熊本で施工していただくことになりました。

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