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お盆前にご提案させていただいた熊本 H HOUSE。
先日、A案で検討したいとのご連絡がありましたが
外観についてもう少し検討をお願いしたいとの意向があり
今日は、熊本に行き直接お話を伺いました。

当アトリエが設計した住宅の施主の方のイメージとして
「箱的でないもの」の印象が強く
今回の提案について何か検討できないかということでした。

この案は2層分の壁で取り巻いた箱の中に2つの外部ボイドと3つの箱を挿入し
その他のスペースが建物全体としてワンルームとして繋がりながら
3つの箱の中の空間と関係性を構築するコンセプトによる提案となっており
そのコンセプトを活かしながら施主のご要望に応える必要があります。

木造在来工法である限り、耐震性の考慮を含め通常は箱的ですと言ったものの
箱的でないという言葉は非常に感覚的ですが、ある意味において鋭く
無視できなくなりました。

したがって大きく括った箱と3つの箱との間のスペースを削り出すことで
ご期待に応えられないか外観スタディを行ってみることにしました。

我々の仕事における新たな創造は、
施主とのやり取りにおける感性の発見によって
切り開かれる場合があり
頑張りたいと思っています!

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