2026.09.05
悪夢
大学を卒業してから40年以上経つというのにこれまで度々同じシチュエーションで
うなされる夢をみます。
我々の大学では各年次に4つほどの課題が出され発表となっていました。
プレゼンテーションと呼ばれ、クラスの生徒及び指導教官の前で自分が作成した図面を使って
プレゼを行います。
ボクの場合、そのプレゼ期日に課題が十分に完成しておらず
未完成の状態でプレゼすることが多く、またこれまで人前で自分の考えについて
図面を通し発表することになるなんて大学入学時に想定しておらず
毎回、頭が真っ白になる状態でのプレゼが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
(現在のボクを知っている人は意外に思われるかもしれませんが
当時は人前で話すことが苦手で、担当教授によれば今後、
世の中に出て人のお金を使って建物を実現していくためには
設計を通して相手を説得していくプレゼ能力が必要になると言われていました)
また当時の製図環境はカラーコピー機もなく、製図版にトレぺを貼り手書きで線を引き
大きな文字はインスタントレタリング(インレタ)を使用、配置図の外構のレンガ目地は
気の遠くなるような時間を掛けて1本1本引いており
製図に慣れていないボクは要領が悪く、プレゼ用図面の作成にかなりの時間が掛かっていました。
プレゼに慣れていない学生は多く、今から考えれば信じられないことですが
生徒の緊張を解くために大学の裏にあった赤木酒店から担当教授が缶ビールを取り寄せ
プレゼ前に緊張している学生に飲むように勧めていました。
そのような事を4年間繰り返しながら無事卒業しましたが
悪夢は卒業設計のプレゼの前日状態で始まります。
明日、意匠、構造、施工、設備等居並ぶ教授陣の前で発表だというのに
あれッ?何も準備が出来ていないということに気付きます。
前に立って図面がないままコンセプトだけでも話せるのか考えたりしています。
これは凄い恐怖でどうしようかと不安でいっぱいになりながら
頭の片隅で確かボクは大学を卒業した筈という記憶がちらつきます。
これは夢であって現実ではないと思いながら
現実だったらどうしようかと考えます。
そうやってやっと目覚めると首のまわりが汗でびっしょり濡れており
夢で良かったあーと安堵します。
このような夢をこれまで5,6回みるのですが何故なんでしょうねえ———-。












