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17年前の独立時は、製図台とレール上を動くドラフターを
一念発起して武藤工業から購入し、
しばらく図面を手書きで描いていました。
その後、2000年ごろからCADに切り替えました。
(武藤工業はまだあるのかインターネットで探したところ、まだドラフターも扱っており
CADソフトなども出し、何とか生き残って頑張っているようです。)

今頃、若い人でドラフターを使っての手書きの図面はほとんどいないと思います。
当時、アトリエ系はみな平行定規で
組織系はドラフターと明確に分かれていたような記憶があります。
スケッチやデザインを考えるときなどは、台が水平の平行定規がいいですが
どうしても中腰になりやすく腰を痛めやすいにも関わらず
アトリエ系の設計事務所は絶対に平行定規だったと思います。
あれってどうしてなんだろうかと思います。

当時、すでにJWCADはありましたが、
それでも何となくわかりにくく感じており、
たまたま営業に来た人間の巧みな言葉に乗せられ
当時100万円もしていたCADソフトをすがる思いで購入しました。

プロデュールというソフトで非常に簡単でわかりやすく
僕にとってはCAD入門としてとても助かったのですが
その後、残念ながら非常にマイナーでどこかに吸収されなくなりました。

それをずっと今まで12年間使い続けていましたが
幸い、パソコンをCAD用とインターネット用と分けていたこともあり
ウイルスにも感染せず一度も故障することなく助かっていました。

ところがスタッフのCADへのDXF変換を行うBUFFALO製のMO読み込み機が
壊れてしまい、僕が作成したCADデータを変換することができなくなりました。
同じ機器は2000年で廃番になっており、中古品を探していますが
なかなか見つかりません。

そこで止むを得ず、もうCADを使用して描くことを止め
全て手書きのスケッチをスタッフに渡し、CADで図面化することにしました。
基本計画も実施設計も全てスケッチということで
アナログへの道を邁進しています!

このやり方は、入ったばかりのスタッフにとっては
覚えやすくやりやすいのではないかと思っています。

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