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本日より12月になりました。
笹丘 Y HOUSEはこれまで見学会などでご紹介してきましたが
今日は、竣工後1年が経ち担当のフジヤマとともに1年検査に伺いました。
今回の写真は全てフジヤマバージョンでご紹介。

エントランス前の木も1年で大きくなりました。右がシマトネリコで
左がパールアカシア、特にパールアカシアは明るい緑の葉がある木で
かなり大きくなっています、足元には奥様のほうでラベンダーが植えられ
パープルのきれいな花が咲いていました。

エントランスホールは中2階にあります。開いている扉はシューズボックスの扉と
一体に見えるようにデザインされたトイレのドアでお客さんには、トイレがどこに
あるのかわからないようになっていますが、中2階にあるため1、2階からは
使いやすい位置にあります。


半階下がったプライベートスペースより階段の見上げ。


道路側に面する東側開口部のガラスには、風景をぼかすためのフィルムを
張っています。

工事の段階からもっとも注意をしていた斜面地における地中埋設部分の湿気は
床下の点検口を開け、中の状態を見ましたがカラッとしていて全く問題なく
安心しました。
工事中、斜面部分の土が粘性のある土質で水分を含みなかなか乾かず、
その斜面の上がっている側に建物が2mほど埋まっているため、壁からの浸透水による
漏水や結露についてかなり注意して施工してもらいました。
土に埋まっているコンクリート面には壁用の塗布防水を行ない、
その上に硬質ウレタンフォームを張りさらに防水シートを被せました。
埋め戻し前に壁の底に砂利を敷き詰め、地中の壁に当たる水を砂利を通して
建物の両サイドの斜面に振り、水が壁の部分でたまらずスムーズに流れるようにして
土を埋め戻ししています。また、万が一床下に水が浸透してきた場合のことを考慮して
斜面勾配の下がり側に換気と排水を兼ねた換気口を設けており、
床下に湿気がたまらないようにしています。


冬の夕方の西の光が大きな開口部を通し部屋の中に射し込んでいました。
2階のパブリックスペースは外部に面する掃き出し開口部を木製建具とし
大川の前田建具の前田さんに製作していただいています。四季を通し
多少の動きがあり調整は必要ですが、きちんと対応していただいており
大きな問題はありません。

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