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2009.06.06

建築ツアー

きょうは、アトリエのスタッフ全員と朝8時より熊本へ。
熊本の施主の敷地確認を終え、熊本現代美術館で開催されているスラムダンク、バガボンド
で有名な井上雄彦「最後のマンガ展」に。

10時50分ごろに着いたのですが、入場制限が行なわれており、50分ほど待たされました。
バガボンドのことをバカボンドとばかりずっと思っていましたが、今回、ブログで書くため
改めて調べてみたところ、VAGABONDという英語で放浪者という意味だということを
初めて知りました。
会場構成は、バガボンドの主人公である宮本武蔵の最後の人生を
回想と現実を錯綜させながら描いたストーリーに従い、巡回します。
全て原画で描いてあり小さなものから巨大なものまでストーリーに沿ったメリハリが付けられ
精緻に描かれたり、省略と精緻の組み合わせだったり、
ペンだったり、筆だったり、鉛筆だったりと自在な表現で見る人を魅了します。
一コマが一つの絵画として完成しているということがとても良く理解できました。

その後、熊本市の北にある熊本市営新地団地に。
竣工して間もなく見に行ってから、16年の歳月が立ちましたが
スタッフは一度も見に行ったことがないため今回の機会に観てもらう事に。

あまり時間がないため
主に早川邦彦氏と緒方理一郎氏が設計した集合住宅を観て回りました。
緒方氏の集合住宅は、単純な二棟構成ですが隣棟間隔の絶妙さと日本離れしたデザイン
において大好きな建物です。

早川氏の集合住宅は、空間の展開において大変面白く相変わらず胸がワクワクします。
16年の年月の経過によって色も褪せ、当然のことながら生活感のある団地になって
いましたがそこに仕組まれた空間の構成は、開放感のある雰囲気をもたらせており
十分に機能していると思いました。

3時を回り、いよいよ最後の目的地である大川へ。
つづく。

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