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今日、東京の著名な建築家のブログで「自己模倣禁止」という記事を読みました。
コムデギャルソンの川久保 玲が自己模倣禁止の姿勢を大事にしているという
ことを引き合いにしながら、彼はこう述べています。
作品のコンシステンシー(一貫性)は連続させても、技法的あるいは表現的には
自己模倣禁止にしないと人間は成長しないと。
耳の痛い話しです。
うちのスタッフにもこの言葉を是非、頭の中に刻んでもらいたい!
ところで、コンセプトとその方法論が密接な関係によってつながっている場合、
コンセプトには、一貫性をもたせながらも方法論を常に変えて自己模倣禁止が
可能かと考えると、上には上のさらに難しい世界が拡がっているような気がします。

コンセプトにおけるコンシステンシーひとつをとっても、ボクにとっては耳の痛い話しであり、
果たして、当アトリエの住宅にコンシステンシーがあるのか?と問われれば、
感覚的にはあるけれども、理論的にはないと言わざるをえません。
ただ、ここの部分を理論的に固定化するほど自由さがなくなってしまうのも事実であり
難しいところです。
今のところ、あらゆる可能性にトライしている段階であるとご理解下さい。

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