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2008.06.21

雨の日の想い

さてさて、きょうも忙しい日でした。

九州地方は、昨日より梅雨前線が北上してきて
昨夜より断続的な激しい雨が降り続いています。

毎週土曜日は、出社時間を30分延ばして午前10時からにしていますが
出社早々、急遽担当のフジヤマとともにLEAF HOUSEの現場に。

現場でのトラブルは、通常いろいろと起こることがあり、その都度
状況を見極めての判断が求められます。
そういう場合、あわてず騒がず、冷静にあらゆる客観的状況を確認した上で
方針を決めます。こればかりは、馬鹿でも経験を積んできたものの鈍感力かも
しれません。
取り合えず状況が理解できましたので、対策について指示を行ない、
フジヤマとともに三瀬を越えて佐賀へ。

佐賀のT PROJECTの1回目の基本設計の打ち合わせに行ってきました。
三瀬は凄い雨で道路が川のようになっていました。
T PROJECTは、1年前から依頼を受けている物件で、途中、敷地が変更になり
ながらもゆっくりと進めている物件です。

2時間半程の打ち合わせを終え、アトリエに戻ったのが午後4時45分ごろ。
予定表で5時より打ち合せと書き込んでいたカサギが待ち構えたように
桜坂プロジェクトの打ち合わせの準備。

ちょっと待って!と自分でコーヒーを入れて、ひとまずインターネットを見ながら一息。

さて桜坂プロジェクトの実施設計はまだ終わっておらず、来週25日の提出目標に向け、
まとめの作業に入っています。

当アトリエのスタッフは全員がプランニングから実施設計までできる
優秀な人間ですが、何故か最終的なチェック(詰め)はまだ十分ではありません。
常々、それができないことに対して、実務的能力がないような叱り方をしてきましたが、
最近、考え方を改めました。

私は30年近い経験によって、それができる思考体系になっているだけで、
建築をやり初めて5~6年の人間ではまだそのような体系が
できていないのだろうと思います。

当アトリエでは、計画を含め、スタッフが最初から任されているが故に、ミスのない
図面の完全なチェックを求めすぎていたのかもしれません。

私が27歳ぐらいの時は、まだまだ下働きで全体をまとめさせてもらうことなんて
ずっと先でした。その間に徐々にまとめることを覚えて行った人間とは彼らは全く違うのです。

優秀な幹部候補生を、苦労しながら経験を積んできた、たたきあげの鬼軍曹が
しごくという構図は、私の本来の目標ではありません。
心配も余計なお世話でほっといてもきっと経験を積むことで解消します。
だから-----–

君たちは、ひるむことなく思う存分やれェー—-!

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