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2020.02.12

行きつけの店

 

誰にも行きつけの店があるようにボクにもそういう店があります。

アトリエから歩いて一番近く、またカウンター越しでのお店の方のやり取りなどが楽しく

広島お好み焼きの「ゆうちゃん」というお店によく通っています。

ここは常連さんが多く、時には常連さん同志の会話で盛り上がるのも面白いところ。

ある日、頼んだお好み焼きが鉄板のうえで料理されていく様を眺めていました。

 

広島お好み焼きは,たまごを薄く引き延ばしその上に薄い生地、さらに焼きそば、そしてもやし、さらに薄い生地という具合に何層も重ねられて出来上がっていきます。

 

その重なり合った形を見ていると——-ん?

 

何かに似ているような——-。

 

 

 

このお好み焼きの中央部を楕円状にくり抜くと

 

ひゃー!!大変失礼な言い方かもしれませんが

東京オリンピックスタジアムに似ている!

 

 

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当アトリエのOBであるノットイコールの有吉君より連絡があり

竣工した住宅のオープンハウスを行うので見に来て欲しいということで行って来ました。

 

住宅プロデュースのフォルツア物件では、有吉くんにとって

設計コンペで勝ち取った初めての住宅だそうです。

(だから見て欲しいと思ったのかな?)

 

確かうさぎを飼われている施主だったので「うさぎちゃんハウス」かな?と思っていたら

「西福間の境界」といういかにも建築的テーマの家

 

建物は通常、敷地内にあっても敷地境界から50cm以上離さなければいけないという
民法上の規制がありますが

この敷地は四周がすべて道路に面しているため、

民法上の制約がなく、ぎりぎりまで建物を建てることも可能です。

そこでこの建物は境界の在り方がテーマになっているようでした。

 

境界の取扱いについてはこれまで建築雑誌に掲載される様々なプロジェクトにおいても

提案がされているテーマだと思います。

 

当アトリエも色々なパターンで提案を行ってきました。

1、境界としての塀の建築化   HOUSE O、Paralell

2、建築の塀(壁としての)化   LEAF HOUSE

 

それは結果的にはコートハウスのグループに入ります。

また、それ以外に境界を曖昧にすることで外と繋がっていくことや表層としての境界の捉え方、

見えない境界など様々なことが考えられます。

 

そうして考えた場合、

境界についての新しい解釈や提案等何らかの戦略が必要のような気がします。

 

この建物においてはうさぎを飼うスペースの小上がり、

駐車スペース、物干し場の壁(耐震壁)が境界沿いの三方向へ張り出し、

建築の一部が塀化されています。

庭を囲む木製塀とは敷地ラインを共有しながらもあくまで建築と塀との差異化(説明によれば)が表現されています。

ただ差異化はコストによる問題の結果なのかどうかはわかりません。

 

また、塀と建築のトップラインとしてのジグザグは、内部からの見え方とプライバシーによるものだとしても切れ込み方が強過ぎるようにも感じます。

塀の色味は個人的には黒又はこげ茶の方が良く、もっと細い格子状が合うと思うのですが—–。

 

最近、若い人の捉え方として住宅を普通っぽく?見せる在り方で2階部分の屋根の掛け方(切妻)がアイコン化しているように感じますが

この建物の場合、敷地外周を取り巻く「カベ」との関係性で捉えた方が良かったのではと思いました。

 

(北側正面、左側奥に駐車スペース、手前も含め3台駐車が施主からの要望とのこと)

 

(南東方向、右側グレー壁が駐車スペース、左側グレー壁が小上がり)

 

(西側外観、物干し壁)
(ダイニングより左外側駐車スペース)

車を動かせばご近所さんと土間を通して繋がるようにもなっています。

(左小上がりうさぎスペース)

中のスペースからの外部に対する抜け感はかなり感じました。ここに樹々がさらに植えられると

居心地が良さそうです。

 

 

(リビングからエントランスを見る)

オープンハウスにたまたま居合わせた矢作事務所のOBである岡田、平島、京野女史に

「この階段1段目と2段目のスリットが有吉君らしいねえ!そうだこういうこだわりを{アリヨシする}とみんなで言おう!!」と調子に乗って言うと

みんなが一斉にここ{アリヨシしてます!}

と指さす方を見ると——

 

ん?なに?——「ランマ!ランマでーす!」

 

ひゃあー!正面玄関側天井と手前リビング側天井段差面にカ・ガ・ミ—–が!!

 

内部インテリアは有吉君の細部に至るこだわりがいっぱい詰まった住宅で

とても使い勝手を考慮されたプランでした。

 

 

 

 

 

 

 

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これまで定期的に開催されている同窓会の幹事の集まりには

全く関心が無く出席していなかったのですが

最近心を入れ替え、努めて出るようにしていました。

幹事会というのは2年に1回ほどの同窓会よりも実は集まる回数が多く

議題はあるもののほとんどはみんなで食事をしながらお酒を飲むことが目的の

年4回ほどの集まりでそれはそれで楽しいと思って参加しています。

 

これまで中学の幹事会に誘って頂き、

その後、1年前あたりから今度は小学校の同窓会の幹事会に入れて頂き

有り難い限りですが、地方の場合、小学校と中学校はほとんど同じメンバーになり

さらに高校の同窓会の幹事会にも顔を出すと

また同じメンバーが一部重なってくるという状態で

会う回数が重なると段々疲れてきました——。

しかもそういう幹事会は同学年の時の別グループの仲間内の集まりになっている感じ

(ほんとかどうかわかりません、あくまでボクの印象です)で

その頃の親しい人間はほとんど参加していないため

顔見知りとは言え、新たに人間関係を作っていかなければならない ところがあり

意外と緊張感があります。

 

この歳になるともういろんなものが染みついているので若い時のように

裸の状態で素直に友達を作る感覚とはだいぶ違ってきます。

 

オジサンって新たに友達を作ることはできるのでしょうか?

 

建築オジサンのつぶやき——。

 

それでも幹事会は近況を話し合う同窓会と違い

貴重な話を聞ける場でもあるので頑張って出ようと思っていますが——-。

 

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2020.01.29

10周年

 

最近、妻の右上唇部にホクロができており

長年連れ添っている身としては全然気にしていなかったのですが

妻の母や子供たちから取った方がいいと言われるようで

以前、ボクが設計した天神のヤナガクリニックに付き添いで行くことになりました。

 

ヤナガクリニックは当初、小倉で開業され建物は当アトリエが設計を行いました。

その後、土地建物にかかった費用を6年で返済されたうえで8年目に建物を売却、

天神中心部にあるビル内クリニックとして移転されました。

(両方ともホームページにY CLINIC,YCLINIC Reform

として竣工写真がありますのでご興味のある方は是非見られて下さい)

 

小倉の時は、当初、ご主人の克先生が整形外科、

奥様の博子先生が形成・美容外科として開業されましたが

途中から克先生が整形を止め麻酔医の資格を取られ,

全面的に博子先生をフォローされる体制となり,

皮膚培養技術の世界的権威として乳房再建を中心に治療をされています。

(病院内には皮膚培養の研究所が併設されています)

 

診察に呼ばれ二人で入ると

「オオイシ先生!お久しぶり!実は2日前が天神に移転して10周年なの!」と言われびっくり!

ああもう10年も経つのか早いなあと感慨に浸りました。

妻の顔を見るなりそのホクロ、簡単に取れますよ!と言われ

良かったらレーザーで今日取っちゃいましょう!と。

ただ念のため細胞検査に回しておきましょうとトントン拍子で決まりました。

 

妻が除去手術を受けている間、中待合で待っていると

克先生に理事長室に呼ばれお茶を頂きました。

小倉時代が8年、天神に移転して10年ということでお二人で開業されて18年になるそうで

2物件とも大事な施設の設計を任せて頂き大変光栄に思っています。

 

機能面においては三人でそれぞれアイデアを出し合って作ったこともあり

その後、うまく機能して使われていることに嬉しくなりました。

内装も10年経っているとは思えないほど古びず、美しく管理されており

設計者としては自慢したい気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

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昨夜、柳瀬真澄設計工房と田中俊彰設計室,伊藤建築都市設計室及び当アトリエの合同新年会がありました。

さらにゲストとしてNKSアーキテクツの末廣宜子さん及びボクの妻が参加。

柳瀬氏の発案で今回は、昨年メキシコの建築家ルイス・バラガンの見学ツアーに参加した柳瀬氏のご子息である一希氏及び当アトリエの元スタッフであるノットイコールの有吉くんと角建築研究室の角くんの三人にバラガン及びキャンデラについて語ってもらい

その後、アメリカの三大巨匠(ライト・ミース・カーン)の建築を観るというコンセプトでボクのアメリカ建築弾丸ツアーについてお酒を飲みながら語ることになりました。

 

彼ら3人のツアーは建築家のための企画ツアーでメキシコシティーにあるバラガン、キャンデラの建築作品をバスで駆け巡る内容のため

相当数の建物を効率よく見て回ることができます。

そのため、旅先での移動や宿泊、見学の予約などの煩わしさがなく、仕事が忙しい方には非常に有り難いツアーだと思います。

 

ルイス・バラガンの建築は、福岡でも海の中道ホテル、ルイガンス などで影響を受けた独特の色使いを観ることができますが

日本よりもずっと赤道に近い太陽の日射しの違いによってあの強い色も活かされるのだと思います。

 

また昨年、見学したファンズワース邸を設計したミースファンデルローエのバルセロナパビリオンにおける平面構成にバラガンがかなり影響を受けているようにも思いました。

柳瀬氏によればミース~バラガン~安藤忠雄という影響の系譜を感じるとも。

 

メキシコの強い光の中での室内への自然光の取り入れ方が素晴らしく、

北欧のアルヴァアールトと地域も環境も対称的ですが

光の取り入れ方においては共通性を感じます。

バラガンとアールトを観たくなりました。

 

将来有望な若手三人組の説明もわかりやすくみんなでワイワイ言いながらの楽しい時間でしたが

説明が1時間半ほどになったため2番手としては待つことで少々くたびれました。

 

ボクの番では、みなさんお酒と食事をして頂きながらお話をさせて頂きました。

 

知り合いからの突っ込みは非常に面白く、

このような場で建築の旅についてフランクに話せるところがとても楽しい!ところです。

 

我々夫婦の旅は、建築についての話以外に4日間という限られた日程で個人ツアーをどのように企画し行ったのかという過程の体験談をお話することも今回のポイントでした。

 

まずはアメリカでの巨匠たちの代表作を地図に落とし込んだものを表示

 

 

するとみんなから「オオイシさん!!これ4日間で全部回ったの!!」と驚きの声が!

 

いける訳ないじゃない!!と次のスライド

 

 

じゃーーん!日本地図を並べて見せて—-アメリカはこんなに大きんだぜ!!(同じ緯度です)

 

そこで東海岸に絞ったことを説明。

 

また、ボクなりにアメリカの4大巨匠の作品と年代の年表を作成し

ライトは早熟で早い段階から活動をし91歳で亡くなるまでの長い生涯に渡り時代の変化に対応した個性的な作品を作り続けたこと。

ミースはドイツ時代にバルセロナパビリオンという図抜けた作品やトゥ―ゲントハット邸などがあるもののアメリカ亡命後のファンズワース邸までは目立ったものがなく、65歳の時に瑞々しいファンズワース邸を熟練した完成度で作ったこと。

カーンの処女作は50歳という遅咲きでそのアートギャラリーが遺作となった英国美術センターと向かい合って建てられていること。

等々がこの表を見ながら比較することで感じて頂いたと思います。

 

ということで1時間に渡り熱弁!!を奮ったのでした。

 

柳瀬さん今回の企画ありがとうございました。

 

次回は夏に末廣宜子さんがスリランカの旅についてお話することに——-。

 

“合同新年会での旅の話” への2件のフィードバック

  1. 大石さん、アメリカの三大巨匠建築のスライド、熱弁ありがとうございました。とても楽しく拝聴いたしました。私は66才を過ぎましたが、巨匠達を思うともう少しはやれるかなと思いました。宣子さんからも楽しかったとのメールをいただきましたよ。柳瀬

  2. 柳瀬さん嬉しいコメントありがとうございます!
    みなさんに元気を与えられたら光栄です。

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