2010.06.11
2つのオープンハウス
きょうは、福岡の若手建築家で活躍されているaterier cubeの清原さんと
マツダグミの松田さんの二つのオープンハウスを
アトリエのスタッフとともに見学させてもらいました。
清原さんの方は、ご両親が経営されている幼稚園の向かいに、育児支援施設として
平屋建て中古住宅のなかに水滴をイメージしたしっくい仕上のワンルーム空間を挿入し、
既存柱、梁、開口部との対比を見せて時間と距離(何だったか忘れました)について
考慮したものだそうです。
僕達と同じように来られていた柳瀬さんより、開口部をもう少し絞ることで
光のグラデーションがもっと明確になるのではという指摘を受け、
二つの開口部の雨戸を閉めた状態での写真を撮ってみました。
僕自身の意見としては、建物の機能上の性格を考慮した場合、
光の効果は弱くなるかもしれませんが、
開口部と外部との気配や子供同士のやり取りなど、
外部に対し開かれた空間でいいのではと思いました。
次に、そこから歩いて数分の場所にある松田さんの住宅を拝見させてもらいました。
広い敷地に7つの中庭を配置し、施主の意向であるカーテンなしで生活できる
2世帯のコートハウスになっていました。
中間領域としての土間空間がかなりのボリュームとして取られており
エントランス周りは洞窟空間のような静けさを感じました。
敷地外周部の境界線に沿って折り曲げられた外壁とトップライトから差し込む光によって
日本の住宅的なるものを越えた空間になっており、かっこいいと思います。
土間空間から繋がる高さ3.2mのホール的空間は、
2世帯の中間に位置しており
本来ならばもっと中間領域としての半外部的空間を狙っていたようですが
打ち合わせの過程でよりインナー的なものに変わったようでした。
この空間がこの住宅の核であり、ここを中心に2つの世帯のパブリックスペースが
絡み合っていくような構成になっているともっと良かったのかもしれません。
清原さん、松田さんありがとうございました。
2010.06.10
飯塚 パラレルハウス 足場解体

きのうより、飯塚のパラレルハウスの足場を解体し、
本日、建物の全貌が現れました。
毎回、この瞬間はいつもこれまでの苦労が一気に解消されるような感動があります。
検討してきた様々なディテールが全体の中の一部として役割を演じ
総体としての調和を醸し出します。
パネルの目地割りも笠木の小口も屋根の葺き方も開口部の位置も
屋根の勾配も建物一体となった塀も全てが全体を考慮した一部として
欠くことのできないものになり、オーケストラのような重要なポジションを担っています。
来週より外構工事に入り外回りの舗床のコンクリート打ちや植栽工事を行なう予定。
内部は、土曜日に造り付けの家具を搬入し、来週より順次、取付を行ないます。
北側隣地外観一部
巨大な外部木製建具には複層ガラスが入り、重くなりますが施工を
前田建具の前田さんにお願いしています。フレームは白く染色する予定です。
床の仕上は、土壌蓄熱暖房システムのため60cm角のグレーのタイルが張られています。
壁、及び天井仕上はしっくいになっています。
飯塚の現場を後にして、熊本に直交、熊本 H PROJECTの打ち合わせ。
7時にアトリエに戻ってきましたが、きょうは疲れました。
2010.06.07
NHK大河ドラマ「龍馬伝」
車の中でのスタッフのフジヤマとの会話。
「きみ、日曜日の8時からNHKで放送されている大河ドラマ龍馬伝見てる?」
「いえ、見てません」
「エッ!どうして?」
「わたし------福山雅治が嫌いなんです!」
「ああ、アイドル系で人気が高いタレントが視聴率欲しさで起用されたりすると
わからないでもないけど、福山は、これまでいろんなドラマにも出ているし
それに、もう41才だぜ!坂本龍馬より年寄りだぜ!
そこいらへんのアイドルとは違うけどなあ」
「それに、それだけで見ないなんてもったいないよ!
ボクだって苦手な広末が幼なじみの恋人役で出てても、見てるよ」
「---------------」
「回りの役者もみんな芸達者ばかり、将来、三菱の創業者になる岩崎弥太郎役の
香川照之など汚いかっこうして、下士の身分から必死に這い上がろうとしている演技など
いやらしいほど貪欲でうまいし、」
「わたし、香川照之は好きです!」
「そうだろう、香川はほんとにうまいよね!それにもう殺されたけれども
吉田東洋役の田中 ミンなど恐ろしいほどの演技だった、
武市半平太役の大森南朋も独特の言い回しで
物語の前半において福山と同じくらい準主役で緊張感のある演技。
それに唯一、アイドル系で他の役者より随分年が若く、まだ20才にも関わらず
頑張っているのが岡田以蔵役の佐藤健。
かれは仮面ライダー役でデビューし、映画「MYU」の封切り前にテレビ版として
先行放映された「myu]の主役もしていたけれども悪くはなかった。
龍馬伝では龍馬の幼なじみにしては年の差があり
大変だと思うけれど屈折しながらも人間味を残した演技はうまい
そういううまい役者たちで固めながら、明治維新前の幕末の混乱状況が
緊張感を持って描かれ、日本の未来を思う気持ちはみな同じにもかかわらず
自分の主義、主張を曲げないでぶつかり合っている
そういう必死さが迫真の演技で伝わってくる
これまで幕末物を見てきたけれども
今回の大河ドラマほど時代を感じさせるものはなかった。」
「ああ、そう言われると面白そうですね」
「それに次回くらいから、そろそろ新撰組の近藤勇役で原田泰造が出てくるけれど
これがまた、すごい似合っていると----------------。」
オジサンの熱い話は、フジヤマ運転の車の中で続くのでした----------。
とにかく最近のNHKの演出レベルは非常に上がっており、それに比べると
民放はお笑い系ばがりで年々ドラマのレベルが下がっているように思います。
おととしの大河ドラマ「篤姫」も女性を描いた歴史物としては、非常によく
出来ていたと思いますが、今回の「龍馬伝」は、筋書き、役者、演技、映像、音楽
において、さらによく出来ていると思います。
2010.06.06
水なき空
きょう日曜日の朝刊に、毎日新聞の音楽担当記者である
梅津時比古著の「フェルメールの楽器」に対する書評が載せられていました。
梅津さんと言えば、このブログでも度々ご紹介したボクの大好きな音楽評論家です。
その書評で紹介されている「音のかなたへ」というクラシック音楽のコラムについて
春および水をテーマにしたものがきわめて多いという指摘がされていました。
そこでは、春秋という言葉をめぐる思索のなかで、
紀貫之の和歌が引用されていたそうです。
「さくら花 ちりぬる風の なごりには
水なき空に 波ぞ立ちける 」
あーすごくいい!!言葉によって頭の中にイメージが風の音とともに浮かびます。
ボクは50代になってもこの歌のことを全く知りませんでしたが
この時代の人たちの感性が日本人として素晴らしいものであることが十分理解できます。
この感覚こそ日本人が忘れているものであるように思うととともに
自然の捉え方が非常にモダンでもあると感じるのです。
この時代の人たちの自然に対する感性をもっと知ることで
現代に繋がるヒントがたくさん潜んでいるような思いを持ちました。
2010.06.05
名古屋出張
きょうは、あさの6時に起床。
朝風呂に入り、急いで身支度を整え、6時50分に自宅を出発、空港へ。
9時半に名古屋空港に到着、高速バスで名古屋駅に行き、地下鉄に乗り換え
10時45分に待ち合わせの駅に到着。
11時過ぎより打ち合わせ。
2時ごろまで説明を行ない、その後、名古屋名物「ひつまぶし」という料理を
専門店でごちそうになりました。
「ひつまぶし」は、うなぎ丼に乗っている大きなうなぎを細かく刻んで乗せ
同じ甘いたれをかけているもので、味はうな丼と変わりませんが
うなぎを小さなピースにして乗せているため
それを分割してたれがかかっているままお茶碗に取り食べることと
刻んだネギとわさびを乗せ
お茶漬けで食べる二通りの味わい方ができるようになっていました。
とてもおいしかったです!
7時に帰福。














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すごいかっこいいーですね。やっぱり外壁サイデイングなんですか?みえないなー。ものすごい大きな建物に見えますが・・・これ構造は何ですか?実物みてみたいですねー、福岡市ですか?
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ありがとうございます。
これもサイディングです。
構造は木造の在来工法ですが、構造設計を東京の構造設計事務所
にお願いしています。
また、一般のプレカット工場ではなく3次元CADによる
プレカットができる工場が前提になています。