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桜坂K PROJECTは施工がのあ建築設計、木造2階建ての現場です。

前面道路が非常に狭く、こちらの敷地はセットバックしているのですが幅員が3.6mしかありません。また急な勾配の坂道で車庫への車の出入りをどのようにするかの問題があり

既存家屋の解体後での自家用車による出入り確認や車庫前面外構のコンクリート打設前での車を動かしての確認等非常に注意を払って進めました。

敷地面積は192.29㎡(58坪)、延床面積216.32㎡(65.4坪)の建物です。

前面道路からの出入りを考慮して車庫レベルを設計GLより-360mm下げておりその上に2階リビングを載せている為、ダイニング・キッチンとは光庭を挟み1060mmのレベル差があるスキップフロア形式の建物となっています。

 

 

敷地は二つの道路に面している為、建ぺい率の割増10%を加えた70%の建ぺい率で建物は敷地いっぱいに建っています。右手の道路側擁壁は既存擁壁でアプローチ部から先を撤去しています。

 

 

スキップフロアの間に取られた光庭、通常2階建ての建物で1階部分に2台分の車庫スペースを取った場合、1階部分が窮屈に感じられるケースが多いと思いますがスキップフロアだと車庫上のリビングと1階のレベル差は1840mmしかない為、中2階部分を非常に近くに感じられるとともに十分な拡がりを得ることができると思います。

写真の右奥はゲストルームになっています。

 

 

植栽の維持管理については計画段階で造園業者さんと十分な打ち合わせを行ない樹種も選定しています。階段下に散水栓を収納しています。

 

 

当初光庭は外部の中庭として考えていましたが計画敷地が準防火地域で延焼の恐れのあるラインに中庭開口部が引っ掛かり防火戸対象で制限が掛かってくる為思い切ってインナーの光庭にしています。

その結果1,2階スペースが光庭を介してワンルーム的に繋がり木造とは思えないほど拡がりのある空間になっています。

写真リビングフロアの光庭側に浮いている箱はエタノール暖炉が入っています。

 

 

この建物にはエレベーターも設置されており車庫、1階、中2階、2階と2方向出入り口で乗降できます。

写真左のエタノール暖炉を受けている壁には目立たない形でリビングクローク出入り口の扉が付いておりリビングクロークは光庭側開口部よりさらに奥に突き出ておりかなりの広さの隠れた収納スペースになっています。

空調はゲストと寝室の個別空調を除いたこの大きな空間全体の全館空調となっておりリビング、ダイニングには床暖房も設置されています。

 

 

キッチンは上部にキッチンフードを設けず片流れ天井の最上部壁側に換気扇を設置しています。

事前に施主への十分な説明を行い問題が起きた時に備え天井内に換気扇よりダクトをコンロ位置まで用意し後からキッチンフードを取り付けることができるように下地補強も行っています。

キッチンは通常背面に色々な収納が見えてしまいがちですがこの建物では両サイドに収納、冷蔵庫、パントリーを設置し背面は思い切って中空ポリカボネートによって柔らかな自然光が入る大きな開口部を設置しています。

 

 

 

1階洗面は外部開口部側に下着収納、洗濯機、乾燥機、インナー干しスペースを設け

ガラリ製の折戸で隠蔽するとともに洗面所側に自然光を入れる為に上部に欄間を設けています。

 

 

エントランス上部吹き抜けに面した2階トイレ

トイレは1,2階にありますが2階はダイニングに面している為トイレブースと手洗いを分け、ダイニングから直接トイレではなく手洗いを経て

ブースに入るようにしています。手洗いからは玄関先の外部の様子が一部伺うことができるようになっています。

 

この建物は竣工写真撮影の為プロポスタのご協力によりリビング家具をお借りしています。(リビング家具は海外の家具を選ばれており納期がかかり撮影に間に合わない為お借りしました。ダイニングテーブル及びチェアは購入されたものです)