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大学の先輩で三浦紀之建築工房から独立された高木氏が今年の4月に短編集を集めた

書物を出版されました。

4月の出版パーティーには用事があり出席できず

たまたま9月の建築新人賞の公開討論会に来られており本を購入させて頂きました。

最近、ボクの周りの建築家の方々で物書きに挑戦されている方々が

増えてきているように感じます。

高校の同級生でY設計室の家原君が江戸川乱歩賞の5作品に選ばれ、

高木先輩も内田百聞文学賞の10作品にノミネートされています。

先輩の場合、4年前の現場での3階からの転落事故による

1年に及ぶ入院が物を書くことのきっかけだそうです。

 

入院中に突然、日本で最初の民間天文台の建設に奔走された

祖父のお兄様にあたる水野千里について書こうと閃き、

2年の準備を経て書かれた「銀河貫千里」という題のノンフィクションを中心に

5編の短編集になっています。

どれも建築家という職業を全く感じさせないプロの作家としての

軽妙洒脱な読み物になっており

高木先輩に別の新たな才能がおありになるということに驚かされます。

天文台建設に格闘する水野千里の人生、様々な人たちとの出会いを書いたヨーロッパ旅行記、

高木氏が建築部長として勤務されたお仏壇のはせがわのユニークな商売魂、

スタンドバイ三―を彷彿とさせる4人の少年たちの青春

どれも面白く読ませて頂きました。

アマゾン出版より購入できますので是非ご一読を!

 

 

 

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