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JIA(日本建築家協会)が主催する「建築九州新人賞」の公開討論会に出席しました。

JIAに加盟しながら団体活動が苦手なボクは例会含め全く出ていないのですが

松山将勝さんが九州支部長、アーキタンツの福田さんが福岡支部長になられての活動が

活発化しており、お二人含め、会のご尽力には頭が下がります。

 

この度、松山さんが2~3年前から準備されていた「建築九州新人賞」をやっと

立ち上げられたようで色々と苦労されたと思います。

九州の若手建築家の登竜門としたいとの熱い思いがあってのことのようで

素晴らしいと思います。

 

学会が主催する建築九州賞は色々な分野の学会員の先生たちによって選ばれる賞

であるのに対し今回のJIAが主催する新人賞は学会員の縛りがない為

3名の審査委員のメンバーも九州を代表する個性的な建築家たちによる審査となるようです。

 

柳瀬真澄氏、田中俊彰氏、塩塚隆生氏の3名による若かったころの作品紹介を踏まえた

15分間ずつのプレゼが行われ、むかしオープンハウスで拝見させて頂いた物件が

その頃においての転換点となった位置づけ等のお話を伺い、懐かしい思いで三者三様の

興味深いプレゼでした。3人とも共通していることはむかしから興味のあることを

ずっと追い続けているということで地道な積み上げを継続的に行ってきたからこそ

高い作品の評価と今の活動に繋がっていると思いました。

また、審査はあくまで主観的評価となる為各々の審査委員の好みによって変わります。

したがって審査委員の期間を2年に限定していることも良いと思いました。

 

作品に対する評価を求めている人、評価などされたくないと思っている人含め

できる限り広く表に出て来れる場を造ってあげたいという松山氏や塩塚氏の優しさは

素晴らしいと思いますが、我々の年代からみれば若手建築家各々が自分で動き

オープンハウスを企画し、実際の空間を通して先輩建築家を含め

たくさんの意見を聞く前向きな姿勢が必要なのでは?と思いました。

 

 

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