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この度、柳瀬氏の依頼により鳥飼八幡を設計された二宮氏の説明を受けながらの

プライベートな見学会に行って来ました。

 

そもそも、松山将勝氏が二宮氏の師匠である新関氏と懇意にされており

氏をJIAの講演にお呼びしたところ新関氏より二宮氏の紹介があったとのこと。

その講演に出席されていた二宮氏を柳瀬氏が花見に誘われ、今回の見学会に繋がりました。

コロナ禍においてはこのような人と人の繋がりが全くなく

我々の仕事柄、このような人と人の繋がりによる見学会の実現は極めて貴重だと思いました。

 

鳥飼八幡は明治通りに面した地行~今川橋間にあり、昔から高校の通学路にあるため

知ってはいましたが、鳥居含めた参道が反対の表側にあることすら知りませんでした。

 

 

 

参道側、よく見ると参道の中心軸と新しく建て替えられた本殿の中心がずれていますが

建て替えに際し昔の中心軸に戻したとのこと

 

 

どうやら昔の中心軸に太陽の夏至軸が合致しているそうです。

 

 

既存の本殿を解体し新たに建て替えられた拝殿及びその奥に神殿が配置されています。

拝殿は躯体コンクリートの上に茅葺の仕上げが施されており原初的であり現代的でもある

マッシブな塊として表現されています。

 

 

拝殿は同心円状にストーンサークルを彷彿とさせる巨大な10本の石柱がスラブの垂直荷重を

支えるように配列されています。正面に拝殿と対になった神明造りの神殿があります。

 

 

西方向と東方向は対称になっており木製格子戸の大きな開口部を開け放つことができます。

西側に対拝殿が配置されています。

 

 

拝殿の西側に配置された対拝殿はコンクリートでクローズした拝殿と違い

一転して和風ミースを彷彿とさせる木架構とガラスで構成された非常にミニマムな建物に

なっています。

 

 

この対比感は痺れます!

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

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