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先週、昨年の5月に竣工した北九州八幡西区市崎のDOUBLE COURTS HOUSEの

竣工写真撮影に立ち会いました。

撮影はテクニスタッフの岡本氏です。

 

 

変形した敷地に対応できるように建物を3つの棟に分け、ずらしながら配置しています。

いずれの棟も陸屋根の箱となっていますが施主のご要望により庇を付けています。

前面道路に対して敷地裏手には8階建てマンションが建ち、左側隣地には3階建て住宅

唯一景色が遠望できる右側は駐車場となっています。

四方からのプライバシーを守りながら、隣地駐車場越しの景色を取り込むために

LDKが面する外部は建物の外壁が延長した塀によって内庭となっておりその外側の

敷地境界線との間にできたスペースは外庭になっています。

駐車場からのプライバシーを守り且つ景色を獲得するために考慮した

DOUBLE COURTS HOUSEがコンセプトです。

 

 

(南東側駐車場外観)

 

 

エントランスはいきなり道路側に面しないように目透かしレンガスクリーンと門扉により

隔てられ坪庭のあるポーチがワンクッションとなっています。右手はお客様用の駐車場として

2台分を確保しており、打ち放しのコンクリート塀により外庭と遮断しています。

 

 

エントランスホールは正面に飾り棚のある地窓が設けられ内庭の足元の植物を限定された

視界の中で観ることができます。右手のスペースはエントランスに付随して取られたシューズ

スペースのあるサブエントランスの出入口となっています。

左手に折れるとリビングへの入口と2階への階段があります。

 

 

お子様たちは成人されておりリビングからは切り離されたエントランスホールに面して

階段が取られています。

 

 

3つの棟の中央にあるLDKスペース。キッチン上部天井裏に全館空調器を吊っておりリビング・

ダイニングに対して天井が下がっています。奥の列柱式の壁によって区切られたスペースは

寝室とサニタリーがあるプライベートスペースを分ける緩衝帯として機能させています。

キッチンはキッチンハウスによるモーニングカウンターとミニIHプレートが組み込まれた

対面式キッチンです。

 

 

3つの棟の有機的なずらしにより様々な方向からの光が射し込みます。

 

 

帯状の壁によって切り取られた開口部を通し内庭、外庭が2重に重なった庭を通し景色を

遠望することができます。

 

 

 

リビングよりエントランスホールを観る、自然光によるグラデーションが美しい

 

 

 

 

 

 

内庭から外庭、そして遠望の重なり

 

 

 

 

シーンコントローラーによる間接照明、ダウンライト、ペンダントによる夜の照明演出

 

 

 

 

 

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