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時々、吉野家の牛丼を食べに行くことがあります。
そして食べながら時々、このようなチェーン店で働いている人たちに対し
どのようにモチベーションを上げるのかなあと思うことが------。
値段もメニューも決められ、調理についても細かなレシピとマニュアルがあれば
その通りやっていれば何もしなくていいわけで
その場合、どうやって売り上げを伸ばすことを考えるのか
かなり難しいことだろうなあと思ってしまいます。

ところが、そんな牛丼店でもいろいろな店に行ってみると
微妙に違うことがわかってきます。

その1 毎回、行くたびに必ず、紅ショウガが入っている器に上までショウガが
    きれいに補充されていて気持ちいい。
    これまでそういうことを行っていたのはこの1店舗だけでした。

その2 牛肉が盛られている下のごはんが炊き立て過ぎて熱すぎる。
    これは、どこの店舗でもたまにあります。

そうやって細かにみていけば、マニュアルはあっても守っていないケースと
その店の誰かの細やかな気配りがあるケースの2点が考えられます。

やはりどんなに決まりきった仕事のなかにも
創意工夫によって変えていけるものが潜んでおり
他の人よりサービスにおいて抜きんでるためには、
その部分に気づける感性が必要だろうと思います。

当アトリエにもいろいろな営業の方たちが来られます。
その売り込み方についてアイデアに満ちているかと言えば、
その逆で、型通りの営業がほとんどです。
そもそも設計事務所側にどのようなニーズが潜んでいるのか
確認しようとする人は皆無です。
よくタイルやフローリングの見本を持って来て頂いていますが
見本はどうしても部分のため、全体像のイメージが捉えにくく
それを使用した全体の写真が欲しいと言っても出て来ません。
売り手として、材料を使用した竣工間近い物件の写真を
営業の人間が許可を得て撮影し全体で共有化を行えば
設計事務所やクライアントに対しての最強のツールになると思うのですが—-。
資材メーカーの営業というのは、ただ、売るだけで現場を見ていないのです。

たかがサービス、されどサービス!

そういう我々も日常の中で仕事を続けていると
自分自身の問題点について目を向けることが難しく、
他業種のことはわかるのに自分のことはわからないという
ことになってしまっているかもしれません。

やはり真摯な態度で常にお客様から意見を頂くという姿勢が大切だと思います。

   

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