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本日、山の日で祭日でしたが無事、遠賀 S PROJECTの引き渡しを
完了しました。
午前中より現在、進行中のクライアントの方々にこの住宅の施主のご厚意により
観て頂いた後、14時半より引き渡しとなりました。

まだ、夏場のため植栽が残工事となり秋頃に植えこみの予定となります。

緩やかな勾配の大きな屋根下にアプローチと駐車スペースがあり
急勾配の屋根内が屋根裏収納になっている約40坪(ガレージ含まず)
の平屋建て住宅です。


(表札は個人名がわからないように画像処理していますが、郵便差し入れ口を
表札からL字状に延びた白の焼き付けによるステンレスプレートでカバー)


(バリアフリー対策による長いスロープ状のアプローチ、照明はこの床に
埋め込まれたアッパーライトのみになっています)

内部は片流れの白い天井と天井高さ2.4mの米杉を貼った水平に拡がる天井の
2つの組み合わせになっており、水平天井をU型にくり抜き
南側にとったトップサイドライトによって建物の奥まで光を届けます。
外部に2m張り出した庇により夏場の直射をカットさせ
太陽高度が低くなる冬場には、部屋の奥まで直射が射し込む構造になっています。

リビング・ダイニング部に面して設置したサニタリーは前室を経て入れるように
していますが、北からの風の流れを配慮してたて格子状の引き戸で仕切っています。


(建物は個室群、サニタリー、キッチンの3つの箱にグループ化されており
そこに変形切妻の大屋根が架っている構成になっています。箱間には大きな
開口部が取られ切り離され、間から自然光が入るようになっています。)

薪ストーブの背後には、お二人がこたつを置けるファミリースペースを配置。
パブリックとプライベートを空間を連続させながら薪ストーブコーナーで
分けています。


(薪ストーブ背後のファミリースペースから観たリビング)

ファミリースペースを中心にしてご夫婦のお部屋は分かれており
それぞれに専用のクローゼットがついています。

今回、サニタリー内のトイレスペースは将来的バリアフリーに対応できるように
考慮していますが、この住宅のクライアントがアウトドア志向ということもあり
トイレ内外の壁に米杉を使用してみたところ、
クライアント及び見学に来られた方々にも好評でした。

      

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