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ソフトバンク優勝!!

工藤新監督のもと今年のソフトバンクは強かった!
昨年まで監督を務められた秋山さんによるチーム基礎があってことだと思いますが
新たに工藤氏を迎え、もともともっている底力が十分に引き出された結果だと思います。
優勝インタビューにおいても選手個々に対する気配りの効いたモチベーションの
あげ方はとてもいいスピーチでした。

プロ野球の監督というのは選手の立場とは大きく違い、
通常、コーチや2軍監督などを経て
就任するケースが大半のため、
コーチングも経験していない工藤さんの抜擢は賭けに近く
リスクを伴う判断だったと思います。
しかしながら、そのような外野の心配を見事にひっくり返すような采配でした。
このブログでも4月の選手起用については批判(偏った工藤チルドレンの起用)しましたが
5月に入り3番から7番までを固定、それ以外を状況においてオーダーを組み換え
新しい選手、けがから復帰した選手などにチャンスを与えながら競争させる
起用方法が定着し次第に戦い方が安定していったように思います。

また投手出身という立場を活かし、味方の打者に対しては
相手投手が嫌がるような攻め方、球種の絞り方、狙い球の変更などや
味方の投手においては配球や不用意な四球など
他チームとの試合において きめ細かく指導した成果がよい結果につながったと思います。
時間が出来た時は、 2軍の試合に出向き
調整中の選手や調子のよい選手などの状態を確認されており
なかなか1軍に上がれない若手の選手にとっても
モチベーションが上がるきっかけになるとともに、直接見ることによる自分の判断と
その後の1軍での試合の結果等により
次第に自分自身の判断力というものも磨かれていきます。

通常、物事はどのような分野においても
経験を積んだ上で行うことが不安要素を極力少なくする方法となっていますが、
経験を積む過程でどうしても考え方が枠組みの中で固定化してしまうデメリットもあり、
経験を積まないことで枠組みから外れた自由な切り口、発想などが
生まれるメリットを工藤さんの場合、存分に発揮されたのだと思います。

今後は、絶対的なエースがいない投手陣を育成しホークスの黄金時代を築いて欲しい!

ホークス優勝おめでとう!!

さてさて、こんなに強くて、CSでの戦い方はどうなるでしょうか?
まずは気持ちを切り替え、両リーグ最多勝利を目指してモチベートを維持し
(ここが難しいところ)工藤さんはどのように対処して
CS決戦に臨まれるのか興味が尽きません。

 

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