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きょう、日曜日は建築プロデュースフォルツア主催のコンペ。

当初、5月に6人の建築家に面談されましたが、
その時、当アトリエは面談時に2つのプランの提示と模型を作った1案の説明を行い、
抜け駆けで一気に決めてもらおうと臨みました。
しかしながら土地が30坪でも間口が狭く、難しい条件の敷地のため
たぶん、いろいろな考え方の案を見られたいということになり(勝手な推測です)
3人の建築家に絞ってのコンペとなりました。

トップバッターは14時15分より北九州の建築家の森崎さん
                      (三井所さんのアルセッド建築研究所ご出身)
2番目がボクで14時45分より15時15分まで

最後がアーキタンツの福田さん(stone marcketのゲストハウスの設計で有名)

当アトリエのコンセプトは「閉じながら開く」

敷地周囲が前面道路真向かいに二つの3階建てアパートが建ち
外部階段や外部通路から見られる関係で
敷地南側は駐車スペースを挟み、13階建てのマンション群などもあり
上記コンセプトにしました。

東西方向に延びた1フロア約18坪の長方形のプランを対角線を引いた
二つの三角形のグループに分け、ラッパ状のパースペクティブな空間を生かした
外部に開いた箱と外部に閉じた箱に分けます。

右側が前面道路で南西方向になり、上が南、1階は道路に開くかたち、
3階にあるリビングスペースのテラスは
道路側に斜めに突き出したコンクリートの壁で外部が囲われながら
空に開くかたちになります。

ところで、このコンセプト図のなかの矢印について
45度にして欲しいと作ったスミくんに言うと
自分は45度の矢印が好きではなく、こだわってこの細い矢印を使っているとのこと。
僕たちが学生の頃、何も考えられていない普通の矢印というのがこれで
むしろ45度の矢印は建築的グラフィカルなものとして受け止めていましたが
最近の若い人との感覚の違いがわかり面白いと思いました。

ほんとにとっても小さなはなしですが、こういう表現においても
建築の設計を行っているものはみなさんこだわっており
そういうものの積み重ねの先に建築があります。

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