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昨日は、人吉の現場の後、佐賀の吉野ヶ里へ行き、
I PROJECTの基本計画案の説明を行いました。

北側の水田を介し背振山地の山並みが見える敷地環境を最大限に生かすことを目的として
1階パブリックスペース案と2階パブリックスペース案の各々2案の提案となりました。
どの案も風景の水平的拡がりに対応した構成となっています。

1階パブリックスペースA案 

1階の個室群を4つのリングに分け、各リングの中に中庭を取り込み
4つのリングが重なり合う構成。内部空間における構成による変化を作りながら
水平的拡がりの獲得も狙ったものになっています。

1階パブリックスペースB案

各諸室を1階パブリックと2階プライベートの箱に分け、二つの箱の組み合わせを
シンプルに表現。それぞれの箱の開口部を通して北側の風景と繋がっていきます。

 

2階パブリックスペースC案

中央に広いスペースがある構造的コアとそれを取り巻くリングとの間に余白を設け
余白には生活の余白としての機能(ホール、デッキ、ワークスペース、中庭など)を持たせ
コアと余白との関係を通し、周囲の田園風景を時間・空間を伴った背景として
演出します。

2階パブリックスペースD案

周辺の家並みとマッチするように勾配屋根のある形態ですが、
内部はホール、吹き抜けを挟んでのスキップフロアとなっている構成で
立体的拡がりのある空間となっています。

さてどの案になるでしょうか?

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