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さてきょうの日曜日も行くか!-----–だんだん趣味化しつつある母の住まいの小物を
IKEAに買いに行こうと車に乗り込みラジオを付けたところ
先週も同じように途中から聴いた、映画「男はつらいよ」に関する放送が流れていました。

ラジオで聴く寅さんの名セリフは懐かしく感じます。
そういえば-----むかし、独身の時に年に一度の寅さん祭りと称して
小さな映画館で上映されていた「男はつらいよ」シリーズの三本立てを
よく観に行っていました。

毎回、冒頭にショートストーリーの寅さんが旅先でみる様々な夢があり
これらがいつもコント仕立ての趣向が凝らされ楽しみにしていました。
したがって三本立てで一気に観ると、とても面白いのです。

映画「男はつらいよ」は偉大なマンネリズムの作品ですが
いつもの決まったメンバーと構成、筋立てのなかでの
小気味いい人物描写と会話に
マンネリズムであるが故の面白さがあります。

特にこの映画の真髄を成している部分は
茶の間での会話であり、これなくしてこの映画は成り立たないと言ってもいいと思います。
しかもこの茶の間での会話を引き立てているのは
お店から台所を経由して裏の工場へ抜ける土間であり、
その土間に面した茶の間こそ様々な人間模様を仕掛ける舞台になっています。

「男はつらいよ」を通しての建築の間取りとコミュニケーションという分析をすると
面白いかもしれません。

ボクが途中から聴いたラジオは、日曜日の午前11時半よりKBCラジオ放送で
「みんなの寅さん」として以前好評だったものが今年の四月より
さらにパワーアップされ放送されているようです。
歴代マドンナへのインタビューや寅さんの名言集、名場面でのエピソードなど
映画好きなファンにとってはたまらないものです。
興味のある方はどうぞ。

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