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昨年から手掛けているプロトタイプ住宅のプロジェクト。
今年の1月までに実施設計を終え、企画の方でコスト調整が行なわれていましたが
きょう、打ち合わせを行ない、ほぼ販売価格の目途がつきました。

今週末に全てのメンバーが集まっての全体打ち合わせを行ない
今後は、モデルハウスの建設へ向け動いて行くことになります。

もともと、自分の名前でのブランド力などがある訳ではありませんので
一人の建築家として関わり、地方の工務店の方々に対しどのような住宅が
対応しやすいのか考慮して構成的枠組みと外観との整合性を守りつつ
フレキシブルに対応できるものを考えてきました。

レベルの高いディテールやこだわりのある仕上げなどは
販売コストを下げるためであれば、こだわらないつもりです。

昨年より半年間に渡り時間をかけ調整してきたものは
既製アルミサッシを使用しての開口回りのデザインと内部空間からの見え方、
ひさし部分のディーテール、住まい方の提案などでした。
したがってそれらと構成と外観が最終的に残ればいいと考えています。

提案している建物の住まい方については
かなり思い切ったものになっており
それがどのように受け留められるのかは未知数ですが
工芸品的商品としてのクオリティーよりも住まい方としてのクオリティーを
求めた住宅として明確なコンセプトを持たせています。

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