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きょう祭日は、石川県の金沢より施主が来られ新規の住宅の打ち合わせを行いました。
前日の夜、車で出られる予定を大雪のため、急遽、夜行列車に変更され
来福されました。
福岡も今日は大変寒く、冷たい雨が降る中、時々、雪が混じるような天候でした。

現在は、会社の都合で金沢に住んでおられますが、
ご夫婦とも福岡県のご出身で、
来年の3月までに前原の南風台に購入された土地に住宅を新築し、
奥様とお子さんたちは戻られる予定での設計依頼です。

今回は、ご要望の内容についての再確認といくつかのスタディー案を
見ていただいて方向性を絞り込む予定でいましたが
スタディー案の中の一つに興味を示され、
金沢に持ち帰り、その案で検討していただくことになりました。

土地が東西に長い約100坪の土地に、周囲の視線を気にしない
広い中庭があり、2階にパブリックスペースを持ってきたいとのご要望でしたが
それを実現させようとするとどうしても建築的壁で囲わなければならず
コスト的な問題が生じます。
お電話で再確認したところ、2階パブリックを最優先して欲しいとのことで
そのご要望に合わせた2案を作成しましたが
敷地状況やコスト、中庭を最大限に取ることなどを考慮した場合、
どうしても論理的回答として1階パブリック案が考えられるため
1階にパブリックを配置し建物によって囲った中庭のあるプランを
駄目もと承知で提案してみたところ、
了解を得られました。
毎回、思うことですが建築の提案というのは、先が読めない面白さがあります。

施主の方は、会社勤めの転勤族で4~5年ごとに全国を動いておられるそうで
そうしたなか、家族がバラバラになっている方を数多く見られ、
お子さん達にも早目に自分達の居場所としての住宅を
地域に根差した形で作ってあげた方がいいと思われたそうです。

Iさま、遠いところ着て頂き、ありがとうございました。
今後、メールでのやり取りを通し、詰めていきたいと考えています。

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