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ここ2ヶ月、毎週1回のペースで産婦人科の増改築の打ち合わせに
担当のフジヤマとともに行っています。
きょうも夕方の5時半より8時半まで3時間をかけ、打ち合わせを行ないました。
毎回、理事長ご夫妻と院長ご夫妻の4名と我々2名の計6名が
膝を突き合わせ、テーブルの上のプランを一心に見ながら
産婦人科における様々な使い勝手の意見や過去のお話、よもやま話しなどが出され、
とても興味深い内容のお話を聞けるのが面白いところです。
したがっていろいろな意見が提起される結果、
プランが1週間ごとに変わっていっていますが
今回の提案は、お互いにかなりいい感触でいけそうな状況になってきました。

それにしても既存部分に寝台用のエレベーターシャフトを作ることは
至難の技でジグソーパズルのようなやり方で病院の意向や使い勝手を
同時進行で確認しながら場所を探していく作業です。
しかも空いているところをただ見つけるだけではなく、そこにあるものを
動かして作れないかということで、まず動かせるかどうかの判断が
同一の縦方向のスペースとして検討をしなければならず
あらゆる可能性としてのアイデアをその場で論議しながら詰めています。
当初、寝台用のエレベーターはかなり割高になるとして断念されていましたが
昔より大幅な値引率があるようで計画の途中から急に採用する方向で
浮上してきました。
そうなるとまた全体のプログラムの捉え方が変わり、
新しいアイデアが出てきて、結果的にはかなり良い方向でまとまりつつあります。
ただ、まだまだ法律上のチェック、構造の確認、施工順序の検討など
いくつもの課題を克服してやっとデザインが検討できるというところが
医療施設における増改築の難しいところです。

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